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家庭用ゲームレビュー

Switch「白昼夢の青写真」レビュー!鳥肌必至の超最高峰ノベル!

久し振りすぎるゲームレビュー記事。
取り上げるのはSwitch「白昼夢の青写真」です。
白昼夢の青写真

いやいやいや。今回は書かざるを得ませんでした。だって神作品に出会ってしまったのだから。

Twitterでも本作の凄まじさを発信したのですが、それでも語り足らず、この熱量をブログの記事として残しておきたいと考えた次第です。極力ネタバレを避けて書いていきますが、どうしても気になる方はご注意ください。

白昼夢の青写真 - Switch
ラプラシアン
2022-11-17


まずは概要から。
本作は非常に独創的なシステムが採用されており、3つの全く異なる舞台・世界観の物語(case1~case3)がランダムに展開。それらが大きな1つの物語(case0)へと繋がっていく、という構造になっています。

Twitterで各caseそれぞれについての感想をつぶやいていますので、その内容を以下に掲載。Twitterでのツイートでは画像も合わせて載せているのですが、これは少々ネタバレとなり得るので、とりあえず文章のみを記しておきます。この記事の下部に元ツイートも埋め込んでおきますので、画像も気になるという方はスクロールしてご覧ください。

※最下部だけは一部大きなネタバレを含む感想を簡単に書きましたので、クリア後にご覧ください。

【case1】
「白昼夢の青写真」case1は現代が舞台。夢を諦めて無為に年齢を重ねた中年講師は、憧れだった小説家の娘と出会う。緩やかな死へと向かうその男は、少女との禁断の恋を通じ生まれ変わっていく。変化の行く末は「生」か「急激な死」か。凄まじく緻密な筆致により語られる、まるで文学作品のような一本。

【case2】
「白昼夢の青写真」case2は中世が舞台。実在の劇作家シェイクスピアの半生に新たな解釈を加えた意欲的世界観。場末の酒場の息子が美しきパートナーを得て、その天賦の才を武器にのしあがる。時代背景を反映した異教徒弾圧や性差別、封建的格差などの要素が物語に厚みを持たせる、絶妙な雰囲気の一本。

【case3】
「白昼夢の青写真」case3は近未来が舞台。写真家を夢見る少年がハレー彗星撮影のため奔走する、ひと夏の青春物語。ポンコツ教育実習生のヒロインと破天荒な修理工が繰り広げる軽妙な掛け合いが魅力的。どこかもどかしくも甘酸っぱい少年少女のプラトニックな恋模様がさらりと描かれた小憎らしい一本。

【case1~case3の総評】
「白昼夢の青写真」case1~3総評。
どの一本をとっても単体で完璧に成立することに感銘を受ける。個人的にはcase1に最も凄みを覚え、case2に最も惹かれ、case3に最も癒された。どの章のヒロインもそれぞれ豊かな個性と溢れる魅力を誇る。これらがあくまでcase0の下拵えに過ぎぬとは。かくも恐ろしや。

【case0】
「白昼夢の青写真」case0は現実世界が舞台。それぞれ全く異なるcase1~3の物語が、パズルのピースのように美しく嵌まっていく。各ヒロインの性格、世界観、人間関係、結末、それらすべてに意味があったことを理解したとき、この作品の凄まじさに唖然とした。Steins;Gate以来の衝撃。なんたる大傑作か。

概ね以上に記したことがすべてですが、私はとにかく本作の設定の作りこみと革新的なストーリー構造に心から感銘を受けました。
どのcaseも単品でめちゃくちゃ面白いのに、これらはすべてcase0へとしっかり繋がっていきます。
これのなにが恐ろしいって、なんといっても、case1、case2、case3はどれも世界観や設定、雰囲気が180度まったく異なるところでしょう。一体全体、どうしてこれらを1つに結び付けることが可能なのか。すべてが伏線であり、すべてに意味があり、すべてが絡み合ってくる。この特大なカタルシスは本作ならではだと言えるでしょう!


【総評】
「白昼夢の青写真」総評。
歴代でも間違いなく5指に入る神作品。全てのノベルゲーム好きにおすすめしたい一本。知識や教養に裏打ちされた物語の説得力と没入感はもはや異常。各caseごとの感想ツイートから、私の熱量が伝わればと願う。


ちなみに、どのcaseのヒロインもデザインは似通っているのですが、性格などは全然違います。
しかしながら、全員が超がつくほど魅力的。case1の波多野凛は大人びているのにあざといし、case2のオリヴィア・ベリーは美しく妖艶だし、case3の桃ノ内すももはシンプルにかわいいし。だけどやっぱりcase0の世凪は可憐で健気で最高だし。1位は断トツ世凪ですが、2位以降は甲乙つけがたい。

物語の面白さでいっても、case0が1位ですが、case1~3は甲乙つけがたい。なんでこうも高いレベルで“どんぐりの背比べ”になるんですか(もちろん誉め言葉)。

前述しましたが、個人的に本作は「Steins:Gate」に勝るとも劣らないクラスの出来であると感じています。
すべての物語が繋がったとき、私はこの作品の凄まじさに言葉を失いました。そしてその感動の余韻でしばらく何も手が付けられなくなってしまいました。

掛値なしにノベルゲーム最高峰の作品だと思います。このページをご覧になっているすべての方にプレイしていただきたい、それくらいの自信をもっておすすめする一本です。

「これはーー世界と呼ばれた少女の物語だ」(作中より)

白昼夢の青写真 - Switch
ラプラシアン
2022-11-17


当ブログでは他にもたくさんのノベルゲームを紹介しています。
ご興味があれば以下をチェックしてみてくださいね!
SwitchのおすすめADV総まとめ!【傑作/名作ノベルゲーム集結】

元ツイート(画像つき) ※ちょっとしたネタバレでも気になる方はクリア後にご覧ください







ネタバレありの一言感想(クリア後にご覧ください)

case1~case3はすべてcase0における世凪が記憶を維持するために書いた小説でした。
書いた順番はcase3→case2→case1の順。だからcase3は明るく爽やかで、case1は悲壮感が漂っているんですね。
case1の禁断の恋は世凪が海斗と結ばれてはいけないと自分を律する切ない思いが反映されているとわかったとき、彼女の思いに胸が張り裂けそうになりました。
ラストがすべて「別れ」であること、各ヒロインの性格が異なること、登場するキャラクターたちとの人間関係やそれぞれの特徴に至るまで、すべてが彼女の経験や記憶によるものだと知ったとき、私はこの作品はもはや「芸術」だと感じました。
これだけの壮大な物語を構築したライターさんに心からの賞賛を送り、これだけの感動を与えてくれたことに心からの感謝を申し上げます。

すももももももももの内!



PS4「シンソウノイズ 受信探偵の事件簿」レビュー!青春ファンタジックミステリの大傑作!

シンソウノイズ

今日は久しぶりのレビュー記事を書いていきたいと思います!
というのも、PS4で発売されたADVである「シンソウノイズ 受信探偵の事件簿」がめちゃくちゃ面白かったんですよ。これは書かねば!と奮い立ちましたw



本作は「受信能力」という、相手の心の中を読めてしまう主人公が、様々な事件を解決していく推理ADVとなっています。

もっともこの能力が万能なら、推理が介入する余地がなくなってしまうわけで、いくつか制限があります。

・一部を除き、誰の心の声なのかを判別することはできない。
・相手の心の壁が厚い場合は、そもそも心の声を読み取れない。
・心の声を読み取るためには、至近距離にいなくてはならない。

この「受信能力」を使って事件の推理をしていく過程が非常に斬新で、この作品の独自色を強めてくれています。

体験版も配信中。1章・2章を無料でプレイできます。セーブデータの引継ぎはできませんが、未読スキップ機能がありますので、そこまで問題にはならないかと思います。

先が気になるストーリー

ネタバレになってしまうので細かいことは言えませんが、本作では序盤に非常に大きな謎が提示されます。
それが作品全体を貫く謎となっており、ノベルゲームでもっとも重要と言える「リーダビリティ」を高めてくれています。


一つ一つの事件はトリックなどを含めてそこまで凝っているというほどではありませんが、捜査の過程が細かく描かれているおかげで非常に推理がしやすい。自分で事件を解決している感をしっかり味わうことができます。

また先に述べたように「受信能力」を活用して推理を進めていく展開はとても新鮮です。
犯人の焦りや怒り、犯行計画や事件の裏事情などを自分だけが知ることができるわけで、それに伴う主人公の孤独感や緊迫感が伝わってくるのも上手いなぁと思いましたね。

ちなみに本作のストーリーは序盤/中盤/終盤で大きく雰囲気が変わります。

序盤:古典的ミステリ
中盤:ファンタジー×ミステリ
終盤:ファンタジー×サスペンス

序盤は現場の見取り図が挿入されるなど、古典的な推理小説風の内容となっています(ツイートの画像にいくつか貼っておきました)。

一方で中盤以降はファンタジー要素が大きな割合を占めるようになってきます。融合のさせ方が非常に上手く、きっちり物語全体と整合性を取っているので私は気になりませんでしたが、多少好みが分かれる部分ではあるかもしれませんね。

 (個人的には第3章の不気味さと第5章のロジックがとても好きです。)


キャラクターが魅力的で青春ものとしても高く評価できる

いわゆるミステリー系統の作品は謎解きに主眼を置くことが多く、キャラクター描写が弱いといった欠点があるケースが見受けられます。

しかしながら本作は学園を舞台とした「青春もの」としても素晴らしい出来に仕上がっています!

まずなんといっても主人公の所属する班のメンバーたちが本当に個性的。
ヒロインたちのかわいさはもちろん、キャラクター1人1人の境遇や性格も丁寧に設定されており、それがしっかりと物語に絡んでくるんです。

人間関係が紐解かれ、また恋愛関係や友情関係が育まれていくのに合わせて、霧がかかったように先を見通せない物語の輪郭が明らかになっていく、というイメージですね。

本作をクリアする頃には、登場人物みんなに愛着が湧き、もっとこの世界に浸っていたい!と思えました。
(だってヒロインかわいいんだもん。)

<お気に入りヒロインランキング>

(左上:雪本さくら、右上:大鳥百合子、左下・右下:風間夏希)

3位 雪本さくら
メインヒロインと言うべき存在。謎多き少女ですが、彼女の抱える事情を知り、さらに好きになりました。

2位 大鳥百合子
名家の息女、超美形というテンプレ的なキャラに見えながら、いろいろな苦悩に苛まれている普通の少女、というところに惹かれます。

1位 風間夏希
ちょっとガサツだけど明るく快活な少女。いつでも真っ直ぐなその性格と、積極的で一途な姿勢が個人的にはどストライク。見た目(キャラクターデザイン)も一番好きです!


総評

そんなわけで「シンソウノイズ」、私は最高に楽しむことが出来ました!
クリアまでおそらく30時間ほど、その結果行き着いた”真相”にも納得がいきました。

自分で推理をしながら進めていくことのできるミステリとしての魅力。
「受信能力」をはじめとしたファンタジー要素が作り出す斬新さ。
個性的なキャラクターたちの紡ぐ青春ものとしての楽しさ。


それらが見事なバランスで混ざり合った傑作。こういう作品がもっともっとプレイしたいと思わされた1本でした。
少しでも興味がある方は、ぜひまずは体験版をプレイしてみてください!めちゃおすすめです!



Switch「殺人探偵 ジャック・ザ・リッパー」レビュー!

Switch/PS4で発売された日本一ソフトウェアの完全新規ADV「殺人探偵 ジャック・ザ・リッパー」を先日クリア!今回はその簡単な感想をまとめていきます♪



概要

本作は19世紀末のロンドンを舞台としたサスペンスアドベンチャー。
切り裂きジャックとして有名な実在の連続殺人鬼を題材にした作品となっていますが、それはあくまで設定にすぎず、本作独自のストーリーが展開されます。

特徴的なのはそのゲームシステム。ストーリーの随所で主人公が探偵として行動するか、ないしは殺人鬼として行動するか問われることになります。そしてその選択次第でストーリーは大きく分岐していきます。

殺人鬼ルートについて(ネタバレなし)


私は殺人鬼ルートを最初にプレイしたのですが、これが本当によくできています。
Twitterでも書きましたが、探偵である主人公が自身の考え方を変えていく過程が非常に丁寧に描かれているんですよ。そのため主人公の行動に違和感を抱くことなく進められました。

探偵ルートについて(ネタバレなし)

一方の探偵ルートは若干あっさりしていた印象。
殺人鬼ルートよりも王道の展開であることは間違いなく、まさしく正史といった感じ。もちろん十分楽しめる内容ではありますが、意外性は少なめです。

気になったこと

いくつか気になったことをまとめておきますと、

・タッチ操作に対応していない(Switch版をプレイ)。
・テキストが既読なのか未読か分からない。
・ヒントコーナーであるボーナスシアターがとにかくメタ表現満載。

とはいえいずれも小さな部分なので、作品の評価が大きく変わるようなことはないと思います。

総評

霧の都ロンドンを舞台とした練りこまれた不気味な世界観と独特なストーリー。丁寧に描写されたキャラクターたち。こだわられたシステムデザイン。作品に合った効果音やBGMの数々。

いずれも完全新規タイトルとは思えない仕上がりで、非常に濃密な時間を過ごすことができ、おすすめの一本になりました!
ローリィ・ゴッドスピードかわいい。
なお本作は推理要素のあるミステリーものではなく、サスペンスものと考えてプレイするのがいいと思います。

関連記事リンク:☆殺人探偵ジャック・ザ・リッパー 攻略 トップページ☆
(お世話になっている外部サイトさんの攻略記事リンクとなります。)




PS4「閃の軌跡3」レビュー!熱い絆と絡み合う陰謀を緻密に描いた傑作!

(この記事はシリーズ未プレイの方でも読んでいただけるよう、ネタバレには配慮したつもりです。しかしながら過去作に関連する部分にも触れていますので、念のためご注意ください。)

ついに閃の軌跡3をクリアしました!


Twitterでもつぶやいた通り、総プレイ時間は105時間を超える、いつも通り充実の大ボリューム。
ストーリーや戦闘の面白さは後で詳しく書いていくとして、グラフィック面やシステム面のブラッシュアップが本当に素晴らしかったです。据え置き機専用としたのもこれなら納得ですね。


前作に当たる「閃の軌跡2」と比べても、その違いは明らか。モデリングや背景が進化したことで、演出にも幅が生まれ、臨場感も大きく増しています。


前作までのミニゲーム「ブレード」の代わりに搭載された「ヴァンテージマスター(VM)」はカードゲーム好きとして、いい息抜きに。極端に凝った作りというわけではないですが、冒険の途中で軽く気分転換できました。

キャラクターとストーリー面について

まずは設定についてですが、本作の舞台は閃の軌跡2の約1年後の世界。
それでいて零の軌跡・碧の軌跡との結びつきがかなり強く、まさに零碧の正当な続編と呼ぶに相応しい章も存在。クロスベルの物語も大好きなだけに、本当に嬉しく思いました!

主人公は過去2作同様、リィン・シュバルツァー。新設されたトールズ士官学院第二分校の教官として、様々な事情を抱えた新Ⅶ組の面々を指導していくことになります。閃1の学園もの風の雰囲気と、閃2のような従来の戦記ものとしての雰囲気が見事に融合した作品となっています。

新7

生徒という立場ではなく、教官としての立場になったことで、彼の持つ役割や責任感はさらに大きく重いものに。その中でときに葛藤し、ときに直面する悩みや問題と向き合いながら、ひたむきに前に進んでいくリィンの姿に過去最高レベルで引き込まれていきました。

またストーリーが進んでいく途中で旧Ⅶ組の面々とも再会を果たしていくことに。
ここも過去作をプレイしているからこそ、彼らとの固い絆を目の当たりにすることができ、そのことがどれほどリィンの心の支えとなっているのかを考えると、目頭が熱くなってしまいました。

旧7

こうした新旧Ⅶ組を取り巻くエレボニア帝国の状況は極めて複雑なものであり、結社「身喰らう蛇」はもちろん、鉄血宰相や暗躍する各猟兵団、魔女や地精など多数の勢力の思惑や陰謀が絡み合うストーリーが展開。その中でいくつかの驚くべき真実が語られることとなり、空の軌跡3部作から続く大きな流れにおいて、かなり核心に迫ってきているような印象を受けました。帝国の昏い歴史や過去作で語られていた重大な事件が少しずつ紐解かれているんですよね。その過程でⅦ組以外の多数のキャラも一堂に会しますよ!

さて、それはさておき、今作で私がとてもお気に入りになったのが「ユウナ・クロフォード」です。

閃3Y

かわゆい……
いえいえ、男キャラだって好きですよ。たとえば「クルト・ヴァンダール」の絆イベントも結構見ましたからね!

戦闘システムが面白い!

久しぶりに軌跡シリーズをプレイしたわけですが、相変わらず戦闘システムがとても面白かったですね。

過去作同様、行動順を入れ替えながら、突発的に発生するランダム効果を上手く活用することが必要ですし、強力なクラフト(技)の使いどころを考えたり、どんなアーツ(魔法)をセットするか考えるのも楽しい。また強敵とのバトルではブレイブポイントを消費して発動する「オーダー」を的確に活用しないと厳しいバランスとなっており、戦略性も高くなっています。


戦闘の雰囲気は動画でご覧ください。
ちなみにつぶやいた通り、今回も通常戦闘曲大好きです。これがザコ戦曲とは思えませんw

そしてもちろんこれ以外にも音楽が相変わらず素晴らしい!
安定のファルコムサウンド、今作でも健在です!




この上なく親切なゲーム設計

もともと軌跡シリーズは親切設計、こだわったインターフェースも魅力の一つですが、本作はそれにさらに磨きがかかっていました。

豊富なやりこみ要素があるからこそ、その取り逃しが怖かったりしますが、ストーリーが進むときにはその注意喚起が随所で行われます。

イベントの発生箇所はマップで常に表示されていますし、ゲームの状況を様々な項目から確認できる手帳も過去作同様に完備。

閃の軌跡で問題となったロード時間もほとんどなく、セーブも一瞬。一度訪れた場所に瞬間的に移動する機能も搭載されており、何から何まで至れり尽くせりのストレスフリー仕様。ストーリーを楽しむときにゲーム性が邪魔になるようなことがないよう、かなり気を遣って制作されていることが伝わってきます。


快適なシステムのおかげで、サブクエストもコンプリート!

いくつか気になったこと

軌跡シリーズには”お約束すぎる”展開があります。今作では比較的控えめだったとは思いますが、初めてプレイする方は「またこの流れ…?」と感じることがあるかもしれません。ここはシリーズ特有の”ノリ”だと割り切ってしまうことをおすすめします。

言い回しなど表現的な部分も同様。
似たようなセリフが作中で繰り返し登場するのですが、これも軌跡シリーズあるあるではないかと思いますw

また場面によって少々処理落ちが発生することも。
特に夏至祭など、オブジェクト数が多くなるイベントで目立った印象です。

最後に

そんなわけで今回は以上となります。
やっぱり軌跡シリーズは最高。

さておき、「ちょっと間を置いてから閃の軌跡4をプレイしよう」なんて思っていましたが、ラストで大変なことになってしまったので、そうも言っていられなさそうです。一部で評価が低くなってしまっているのもここに起因しているそうですが…(笑)


シリーズに興味をお持ちの方、長い旅路にはなりますが、ぜひとも軌跡の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。まずは零の軌跡、ないしは空の軌跡FCから!


英雄伝説 閃の軌跡IV - PS4
日本ファルコム
2018-09-27


Switchは名作揃い!おすすめタイトル総まとめ&プレイ全作品レビュー!

はじめに

(追記10/ 2019年1月14日・13タイトル追加)
(追記9/ 2018年9月22日・11タイトル追加, 記事構成をリニューアル。)
(追記8/ 2018年4月22日・8タイトル追加。)

ニンテンドースイッチではパッケージタイトル・ダウンロード専売タイトル問わず、多数の素晴らしいゲームが発売されています。

この記事ではそんなスイッチで私がプレイした全作品を一挙にレビュー!
人気作はもちろん、隠れた名作・傑作も含め、様々なジャンルのソフトの簡単な感想と評価をまとめていきます

また今後私が新しいソフトをプレイするたびに、この記事にそのソフトのレビューも追記していきます。

この記事についてはこれから長期的に更新し、ニンテンドースイッチのおすすめ作品一覧のような形(レビューのアーカイブ機能も兼ねて)にしていくのが目標です!
この記事が、皆様のスイッチでの魅力的なソフト探しの一助となれば幸いです。

(※一部、他ハードでプレイ済み作品のスイッチ向け移植タイトルも取り扱いますのでご了承ください。また順番は基本的には購入順です。)

スイッチ

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド



オープンワールドゲームとなったゼルダシリーズの最新作。
広大なフィールドで何をするのも自由というシリーズのお約束が大きく見直された革新的作品です。
複雑に入り組んだ大型のダンジョンは少ない分、祠の謎解きやフィールドそのものの地形を利用したギミックなどが多数用意されており、携帯機でもあるスイッチの特性に合わせ、「大作だけどサクッと遊べる」作品に仕上がっています。

各方面で絶賛を浴びる素晴らしいタイトルとなっていますので、悩んでいる方は購入して損はしないと思います。
レビュー記事リンクニンテンドースイッチ/ロンチ作品簡単レビュー<ゼルダ ブレスオブザワイルド、1-2-SWITCH>編

1-2-SWITCH

1-2-Switch
任天堂
2017-03-03


テレビ画面を見て遊ぶのではなく、他のプレイヤーと目を合わせて遊ぶ。パーティーゲームにそんな新たな一石を投じたのが本作です。

20以上の様々な対戦型のミニゲームが収録され、大勢が集まる場での破壊力はなかなかのもの。どれもルール、操作が単純な分、普段ゲームをプレイしない人とでも気兼ねなく楽しめます。HD振動やジョイコンといったハードならではの要素を加えているのも〇。ただし一人で遊ぶと悲しくなるのでご注意を。
関連記事リンクPS4の新作情報、1-2-スイッチ個人的ミニゲームランキングなどゲーム雑記

ぷよぷよテトリスS



ぷよぷよとテトリスのコラボレーションタイトルとして生まれた”ぷよテト”のニンテンドースイッチ版。
ゲームの内容自体は概ね他機種版と同じですが、テーブルモードでのおすそわけプレイがとても便利で、本体とソフトが一つずつあれば気軽に対戦プレイが可能。

二大パズルゲームがうまく合わさったルールもいくつか収録され、まさに決定版と呼ぶにふさわしい内容となっています。HD振動にも対応しています。
レビュー記事リンクニンテンドースイッチ/ロンチタイトル簡単レビュー<ぷよぷよテトリスS、スーパーボンバーマンR>編

スーパーボンバーマンR

スーパーボンバーマンR
コナミデジタルエンタテインメント
2017-03-03


旧ハドソンの人気シリーズ・ボンバーマンがスイッチで大復活を遂げたのが本作。
発売当初はラグやモードの少なさで大変に悪評が出回っていましたが、継続的なアップデートによって、現在は少しずつ評価も高まってきています。

爆弾を置いて相手を吹き飛ばすというシンプルなゲーム性で対戦プレイはやはり盛り上がりますし、ストーリーモードも面白い。対戦アクションを探している方は選択肢に入れてもいい出来になってきたと思います。
レビュー記事リンクニンテンドースイッチ/ロンチタイトル簡単レビュー<ぷよぷよテトリスS、スーパーボンバーマンR>編

VOEZ(ヴォイズ)

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ダウンロード専売タイトルとして2500円で発売中のリズムアクションゲーム・VOEZ。(2018年1月11日にはパッケージ版も発売。)

安価な値段とは裏腹に収録曲はなんと150曲ほどという大ボリュームで、そのどれもが素晴らしい曲ばかり。いろいろなジャンルが一堂に会し、まさしくリズムゲームのおもちゃ箱とでも形容したい作品となっています。操作性も良好、とても爽快で、ゲームオーバーの概念がないためリズムゲームが苦手な方でも問題なく楽しめます。
レビュー記事リンク特大ボリュームの爽快リズムゲーム!Switch版VOEZレビュー!

ARMS

ARMS
任天堂
2017-06-16


バネのようなのびーる腕のキャラを操作して戦う格闘アクションゲーム。
任天堂の新規タイトルとして発売された本作は、格闘ゲームでありながらシューティングゲームのようでもあり、また1vs1のバトルだけでなく、協力プレイや2vs2、バレーボールにバスケットボールといった個性豊かなルールが収録。アームの種類も豊富で自分に合った構成を考える楽しさもあります。

さらに体感型ゲームとしての側面もあり、ジョイコンによるモーション操作も可能で、直感的なプレイが可能となっています。おすそわけプレイもでき、顔を突き合わせてのマルチプレイでその魅力が何倍にもなるタイトルです。
関連記事リンクARMSの真の面白さに気付いた!その他任天堂系の情報のまとめ

ドラゴンクエストヒーローズ1&2 for Nintendo Switch



ドラクエ無双ともいうべきアクションRPGである「ドラクエヒーローズ」のシリーズ2作品がセットになったパッケージ。

スイッチ版は”シドー”の追加やライアンの追加、HD振動への対応といった新要素も収録されています。
歴代ナンバリングのドラクエ作品のキャラやBGMが登場するなど、ファンとしては嬉しいクロスオーバー的な側面もあり、お馴染みのモンスターをなぎ倒していく爽快感もあります。純粋なアクションとしては珍しくタワーディフェンスの色合いがあり、また敵が固いために作業感も感じられますが、十分楽しめる作品です。

グーの惑星


 
ネバネバの生き物である「グー」を操って、さまざまなミッションに挑んでいく物理アクションパズルゲームである本作。ダウンロード専売で価格は1000円です。
バランスや効率、ステージごとのギミックの利用なども考えつつ、可愛らしいグーをゴールに導いていきます。

よく考えてプレイしないとグーが崩れてしまったり足りなくなってしまったりするので、頭を使いながらじっくりと遊ぶのに適したタイトルです。パズルアクションが好きな方はぜひ。

マリオカート8デラックス



WiiUで発売されたマリオカート8に追加要素を収録した完全版となるデラックス。
特にバトルモードがかなり充実しているのが特徴で、「パックンvsスパイ」や「ふうせんバトル」など5種類のルールを収録。

レースではアイテムを二つ持てるようになったり、3段階目のドリフトも追加。Splatoonシリーズなどからガール・ボーイといった新キャラも追加されています。
レビュー記事リンクマリオカート8デラックス レビュー!対戦が熱いレースゲーム決定版!

中毒パズル レベルスプラス

パズル中毒

その名の通り、確かに中毒性が高いRPG風のパズルゲーム。ダウンロード専売作品で700円となっています。
青いのが味方パネル、赤いのが敵パネル、黄色いのがお宝パネルで、同じ数字のパネル同士をくっつけるとレベルが一つアップ。お宝のレベルや味方のレベルを上げつつ、敵パネルをどんどん消していって高得点を目指していきます。

どの順でどのパネルを消すかによって状況が一変するのが面白く、スコアアタックに延々と挑戦してしまうような魅力があります。

Splatoon2



スプラトゥーン2はもはや説明が不要な作品かもしれません。
インクを塗り合って戦ういわゆるTPSアクションゲームですが、独自のジャイロ操作は慣れると思い通りにイカを操ることができて気持ちいい。

ナワバリバトル、ガチエリア・ガチヤグラ・ガチホコ、サーモンランなど多様なルールで対戦/協力プレイが可能で、シンプルなルールから想像が付かないほど立ち回りの奥深さが実感できる作品です。やればやるほどハマってしまう。「最初から美味しいスルメイカのような作品」と名付けておきます。
関連ページリンクSplatoon2記事カテゴリ(レビュー・攻略・プレイ日記等)

レイジングループ

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ケムコによる人狼をテーマにしたサスペンスホラーノベルアドベンチャーゲーム。ダウンロードソフトとして3000円で配信されています。

バイク事故で偶然たどり着いた休水集落で発生した謎の怪異に巻き込まれて死んだ主人公は、自らが最初の夜に戻ったことに気が付きます。この”死に戻り”というループを繰り返し、怪異の謎・人狼の正体に迫っていく物語が展開されます。

先が読めないハラハラドキドキ・やめどきが見つからないシナリオ。魅力的で個性的なキャラクターたち。人狼ゲームの面白さを詰め込んだ裁判のような「宴」。伏線が少しずつ紐解かれていくカタルシスもお見事!大ボリュームなので完全クリアまで30時間はかかると思います。ちなみにPS4ではパッケージ版も発売中。おすすめです!
レビュー記事リンク人狼がテーマのADV・レイジングループが最強に面白い!クリアレビュー!

DE MAMBO (デマンボ)



とにかく相手を吹っ飛ばす対戦型アクションゲームであるデマンボ。ダウンロード専売で1500円で配信されていますが、私はセールで500円だったので購入。

シンプルでスピーディーなアクションなので、戦略性というよりもパーティー性に特化したタイトルであり、一人プレイのモードはあるものの、マルチプレイが前提の作りという印象を受けました。協力プレイが可能なサバイバルモードも収録されています。

全体的に説明があまり親切ではないこと、価格が1500円というのは割高に感じられてしまうことなどが欠点と言えそうで、気になる方はセールなどのタイミングで安く購入されるのをおすすめします。

メゾン・ド・魔王

mezon

様々な機種に展開されているタワーディフェンス系のシミュレーションゲーム。ダウンロード専売で864円で配信中。

本作では魔王となってアパートを経営。住民としてやってくるモンスターたちに指示を出して勇者たちを撃退していく、という内容になっています。

可愛らしいへんてこなモンスターたちの生活を眺めているだけでも楽しいですが、アパートをグレードアップして住人たちを強く育てていくのも中毒性あり。クエストで勇者の襲来やハプニングなどもあり、戦略的に進めていくSRPGっぽさもあります。

クエストオブダンジョンズ



スイッチではまだほとんど登場していないローグライク系のダンジョンRPG。本作はフライハイワークスより800円のダウンロードソフトとして配信されています。(スイッチ版はアリーナモードという新モードが搭載されています。)

ローグライクとは風来のシレンやトルネコの大冒険で知られる入るたびに地形やモンスター、アイテムが変わる自動生成のダンジョンを探索していく不思議のダンジョンスタイルのゲームのこと。
この作品はウォーリア、ウィザード、アーチャー、シャーマンという異なる特徴を持ったキャラクターを選択し、オーソドックスでシンプル、それでいて骨太なダンジョン探索が楽しめます。

翔べよ!!ドラゴン!



DSiウェアとして配信された同名タイトルのスイッチ版。価格は300円で、新たにおすそ分けプレイに対応した二人プレイモードが収録されています。
本作は3人の格闘家が修行のために延々と滝を登っていく縦スクロールのアクションゲーム。高得点を目指してどんどん上にジャンプしていくだけのシンプルなゲームですが、これがなかなかどうして地味に面白い。

エンドレスなゲームで目的こそありませんが、鳥を足場にコンボを稼いで一挙高得点!といったプレイングもできますし、ちょくちょくボスも登場したりと、スコアアタックが熱い作品。ジャンプアクションとしての手触りも良好で、この値段なら十分楽しめる内容だと思います。

ぺんぎんくんギラギラWARS

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アーケードのアクションゲームとして生まれたペンギンくんが、スイッチで1800円のDLソフトとして大胆なアレンジと共に復活!

10個のボールを投げ合って相手のHPをゼロにした方が勝ちという「ドッジボール」と「ホッケー」を融合させたような対戦型のアクションゲームで、もちろんおすそわけプレイにも対応。各ステージに用意されたギミックや溜め攻撃のタイミング、反射する角度を計算するなど戦略性もあり、マルチプレイで盛り上がること間違いなしの作品です。

音楽やグラフィックにもセンスを感じられ、1800円という価格に十分見合った内容になっていると思います。
レビュー記事リンクSwitchでド派手に再誕!ぺんぎんくんギラギラWARSレビュー!手軽に楽しめる快作!

王だぁランド!

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自ら勇者を作り、その勇者で世界を冒険することも可能。逆に王様となってイスから動かずに好き勝手やることも可能。そんな1本で3度美味しいポイソフトの傑作が本作です。価格は888円。(3ds版もあります。)

個人的に特に推したいのが勇者の育成モード。様々なランダムイベントを通じて勇者の特定のパラメータが強化され、また数多くのスキルを選んで自分好みの勇者を作ることができます。これがパワプロくんのサクセスモードとかなり近い作りとなっていて、パワプロシリーズでオリジナル選手を作るのが好きな方にピッタリです!

また育てた勇者を使って冒険するモードではクエストや魔王討伐、アイテム収集などRPGでお馴染みの要素が楽しめます。
どのモードもボリュームたっぷりで、コストパフォーマンスもお見事。長く遊べる作品となっています。

謎解きメール

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200問のちょっとしたクイズが収録された200円のダウンロード専用タイトル。
閃きが必要なものから発想の転換が必要なものまで、どれもそこまで練られた問題ではないとはいえ、価格の安さにしては暇つぶしになります。
大作のプレイ中の息抜きなどにも適しているのではないでしょうか。

ファイアーエムブレム無双



ファイアーエムブレムと無双のコラボレーションとして生まれたFE無双。
3すくみやキャラ選択といったFEらしい戦略性、キャラ・装備育成といったRPG的な要素に加え、無双シリーズの敵を一騎当千する爽快感が見事に融合した作品。

覚醒/イフ/紋章の謎からの参戦がほとんどであるというところは確かに残念ではありますが、それ以上にFEと無双のシステムの驚くべき親和性が生み出した完成度の高さは必見です。この手のコラボにしてはストーリーもなかなか綺麗にまとまっています。
レビュー記事リンクFE無双のクリア後レビュー!いつもの無双に戦略性が加わった傑作!

スーパーマリオ オデッセイ



久しぶりの完全新作・箱庭マリオである本作。今回はマリオとそのオトモ"キャッピー"の旅がテーマとなっており、様々な特徴を持った国がたくさん登場します。中でも都市の国・ニュードンクシティはシリーズとしても挑戦的なステージとなっており、本作の新しさを象徴しています。

また帽子を飛ばして色々な敵に乗り移る新アクション・キャプチャーによって、これまでになかった多数のギミックが生まれ、一本の中にこれでもかというほどの仕掛けが凝縮したタイトルになっています。今作のテーマ曲でもあるボーカル曲とともにシリーズの歴史を感じられる粋な演出も見物です。
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ザ・ブリッジ

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白黒のどこか不気味な雰囲気が特徴の2Dパズルアクションゲーム。ステージを回転させることによって一見到達できなさそうなゴールを目指すシンプルな内容ですが、だまし絵のようなステージや、反重力や吸い込まれる渦など物理法則を超越したギミックが登場するステージなど、手強い謎解きを楽しめます。価格は990円とお手頃で、全24×2=48ステージが収録されています。

シノビリフレ -SENRAN KAGURA-

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閃乱カグラシリーズのスピンオフタイトルとして発売されたDL専用ソフト。価格は1000円。
SwitchのギミックであるHD振動を生かし、飛鳥をマッサージするというネタゲームですが、凝ったシチュエーションや揺れ、仕草のリアルさなど、バカにできない内容になっています。”間違って”購入してしまう紳士が続出し、任天堂のe-shopで週間ランキング1位を獲得するほどの人気ぶりです。
現在は飛鳥のほか、追加キャラとして雪泉・紫が各1000円で配信中。
レビュー記事リンクHD振動はどんな感じ!?シノビリフレ閃乱カグラをレビュー!

ゼノブレイド2



モノリスソフトが贈る超大作のRPG。テイルズオブシリーズを彷彿とさせる今風のアニメチックなデザインですが、内容は驚くほどに硬派。複雑ではありつつも戦略性の高い疑似MMO的な戦闘システム・先が気になる大ボリュームのシナリオ・やりこみ度の高い育成要素・冒険心をこれでもかとくすぐる広大で仕掛けだらけの街とフィールド・豊富なクエスト・壮大な音楽...etcどれをとっても一線級というとんでもない作品になっています!不親切なところが散見されることさえ目を瞑れば、私は文句が何もありません!

JRPG(デザイン面・システム面・ストーリー面)が苦手、という方を除けばどなたにでもおすすめしたいです。
レビュー記事リンクゼノブレイド2のネタバレなし序盤レビュー!なんだこの面白さは!?
レビュー記事リンクこれぞJRPGの最高峰!ゼノブレイド2クリアレビュー!

ママにゲーム隠された!

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ママに隠されたゲームを探し出す脱出系の謎解きアドベンチャーゲーム。見れば分かるように超がつくバカゲーで、あの手この手でゲーム機をゲットするハチャメチャな作品。私はこういうノリは嫌いではなく、なかなか楽しめましたが、500円という価格設定は人によって捉え方が異なるかもしれません。
レビュー記事リンクこれぞ一発ネタ!Switch版"ママにゲーム隠された"レビュー!

不思議の幻想郷 TOD リローデッド

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PS4/PSVITA版に続き、ニンテンドースイッチでも配信が開始された風来のシレン風のローグライクRPG。東方プロジェクトを題材としていますが、私のように一切知識がないプレイヤーでも楽しめるようになっています。また膨大なボリュームがありますので、はまればかなり長くプレイできると思います。ただしゲームオーバー時にアイテムがロストしないのは、不思議のダンジョンファンから賛否が分かれそうなポイントだと思います。(追記5・2018年1月5日)

Super Beat Sports(スーパービートスポーツ)

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バットやラケット、ギターなどでリズムよくボールを跳ね返す、スポーツを題材としたリズムアクションゲーム。まさに任天堂のリズム天国ライクな作品で、シンプルなのに操作感が心地よく長く楽しめるという魅力もそのまま。

本作は5つのミニゲームから構成されており、そのうちの2つは4人対戦、3つは2人プレイも可能。この中でもホッケー的なルールのリズムラケットは超面白いです!価格は1600円と手に取りやすいのがいいですね。なお体験版も配信されています。(追記6・2018年1月14日)

マリオ+ラビッツ キングダムバトル



任天堂のマリオとUBIソフトのラビッツがコラボレーションしたシミュレーションゲーム。

マス目状のマップを動き回り、遠くから敵を射撃するシンプルなゲーム性に思いきや、味方と協力してジャンプすることで一気に距離を離したり、スライディングと組み合わせて効率的にダメージを与えたりと、その戦略性の高さには驚きました。

各ステージを探索してコレクションアイテムを収集する要素や、カスタマイズによって自分好みの戦い方を探す楽しみもあります。

全体的に難易度はかなり高めで、しっかり考えて動かさないとすぐにゲームオーバーになってしまうバランス。ストーリー性がないに等しいのは気になりますが、SRPG好きは購入を検討する価値アリだと思います。(追記7・2018年2月2日)

ポイソフトのズン

poisoft-ZUN

ポイソフトのトランプカードゲーム。ズンというあまり知られていないマイナーなルールが題材のため、ルールの把握と戦略の理解に少々時間がかかりますが、価格の安さ(500円)を考えれば十分遊べる内容。おすそわけによるローカル対戦を付けてほしかったというのが正直なところではあります。

あなたの四騎姫教導譚

あなたの四騎姫教導譚 - Switch
日本一ソフトウェア
2018-03-08


見下ろし視点のステージクリア型アクションゲーム。ヒロインとなる4人の姫を教導騎士として育成するゲームとしては珍しいタイプの作品です。
攻撃の方法を場面ごとに使い分ける戦略性と姫の育成システムが想像していたより複雑で、慣れるまで面白さが分かりにくいのが難点ですが、ストーリーはなかなかに先が気になる展開で、テンポの良いアクションパートと噛み合っている印象。大作の合間に気楽にプレイするくらいがいいかもしれません。

Dear My Abyss

Dear my Abyss

登場キャラはシルエット、背景は水彩画のように滲んだグラフィックという特徴的なサスペンスノベル。価格は972円ですが、パッケージクラスのボリュームがある作品です。
燃えない本を題材としたオカルティックで神話的な世界観で、全体的に不気味でサスペンスフルな物語が展開。若干の百合描写は人を選ぶように思います。

FAST RMX

FASTRMX

近未来の世界観のハイスピードレーシングアクションゲーム。任天堂のF-ZEROを彷彿とさせるような作品です。

加速がとにかく重要なシステムとなっており、ブーストのタイミングやジェットの色変えなど、テクニックが向上すると楽しくなってくるタイトル。おすそわけプレイによるマルチプレイも可能となっています。

オーバークック スペシャルエディション

オーバークック

オーダーされた料理を効率よく作っていくアクション要素ありのシミュレーションゲーム。いわゆるピクミンのように、状況やステージ・役割分担などを臨機応変に考えながら、高いスコアを目指していきます。

こちらもおすそわけプレイによる協力マルチプレイに対応しており、これがまた最高に盛り上がります。おすすめです!

ロケットリーグ

ロケットリーグ

ジャンプやロケット飛行が可能な車を操作してサッカーをするスポーツアクションゲーム。全世界で大人気となっている有名作品です。

空中のボールに車体を当てるのが難しく、私はまだ一人前のプレイができませんが、上達してくるとかなりアクロバティックに動けるようになるみたいですね。こちらもパーティーゲームとしてマルチプレイが熱い作品です。

スチームワールドディグ2

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スチームロボットを操作してつるはしで地中深くを掘り進めていく探索型の2Dアクションゲーム。その操作感の気持ちよさはさることながら、練りこまれたステージの仕掛けを解きながら先を目指していくメトロイドヴァニア作品としての完成度も高い。
さらにプレイヤーを飽きさせないよう、定期的に新アクションが追加されたり、ハクスラ的に能力を強化したりして移動範囲が広がっていくゲーム性もお見事です。価格は2000円ほどと高めですが、十分その額に見合う密度の濃い作品だと言えるでしょう。

Nintendo Labo Toy-Con 01 : Variety Kit



段ボールキットでピアノや釣り竿、お家などを作って実際に触って楽しむことができる遊び心の溢れたニンテンドーラボシリーズの第一弾。
個人的にはトイピアノで実際に音が鳴った時は結構な衝撃がありました。波形やテンポの読み取り、録音や再生などもすべて段ボールで作ったボタンで行うことが可能で、笑ってしまいましたよw
プレイヤーのアイディア次第では新しい発明をすることも可能となっている自由度もすごいですね。

ワールドサッカーピンボール

soccer pinball

サッカーを題材としたピンボールゲーム。
筐体の一番奥の部分がゴールネットとなっていて、そこにシュートを決められるとなかなか気持ちがいいです。
ダウンロード専売タイトルで価格は300円とお安い設定なので、気軽に手を出せる作品だと思います。

蒼の彼方のフォーリズム



空を飛ぶことができる世界観における架空のスポーツ「フライングサーカス」を題材とした青春恋愛ADV。綿密な設定と細やかな筆致で架空の競技とは思えない熱さがある作品で、ただの恋愛ADVとは一線を画した名作。

私は普段スポーツもののノベルゲームや小説はほとんど手に取る機会がないのですが、この作品のパワーには圧倒されました。続編が楽しみで仕方ありません。(追記・続編は開発会社の解散に伴い中止されました。)

マリオテニス エース



マリオテニスシリーズの最新作。
本作は加速やねらいうち、テクニカルショットといった新アクション・新システムがかなり多く用意されており、過去作と比べてかなりゲーマー向けの内容となっています。
ただし丁寧なストーリーモードが収録されており、これをクリアしていくと自然と操作が覚えられるようになっているのは親切ですね。

アップデートでキャラクターなどが定期的に追加されており、長く楽しめるタイトルになっていると思います。

ダマスカスギヤ 東京始戦

ダマスカスギヤ

近未来SFチックな世界観をもつハクスラ系アクションゲーム。
基本的にはミッションを受けて報酬でギヤを強化してまたミッションを受けて…という繰り返しなのですが、シンプルながらもアクションとしてまずまず楽しめますし、やはりハック&スラッシュのやりこみ要素は中毒性の高さも感じさせます。

仲間がミッション途中でだいたいやられてしまって共闘感がないこと、もう少しゲーム性に変化がほしかったことなど不満がないでもありませんが、世界観やシステムに惹かれるのであれば悪くない作品だと思います。

ザ フレイムインザフラッド

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サバイバル系の川下りローグライクゲーム。

……と一言で済ませると何が何やら?という感じかもしれませんが、本当にそんな感じ(笑)
主人公は一匹の犬とともに生き残りをかけて川を下るわけですが、この緊張感がすさまじいんですよ。

マップはランダム生成となっており、どんなアイテムが手に入ってどんな動物と出会うかは運次第。過酷な世界を生き延びるため、様々な素材をクラフトして戦略的に立ち回ることが求められます。
なお世界観にフィットした美しいグラフィックも個人的に評価したいポイントです。

ひぐらしのなく頃に 奉



雛見沢村の連続怪死事件を描いたサスペンスADV。
PSVITAで発売された「ひぐらしのなく頃に粋」にさらに新規のシナリオが追加されており、すべて読了しようと思ったら100時間ほどはかかりそうなほどのボリューム。

物語は平和な日常と不気味さやホラー感のコントラストがすさまじく、その世界観に引き込まれてしまうこと間違いなし。それだけに真相は若干肩透かし感があるのが惜しいところですが…。
いずれにせよ名作であることには変わりありませんので、興味をお持ちの方はぜひ手に取ってみてください。

大図書館の羊飼い



さすがオーガスト、よくある学園ものADVでこれだけ面白い作品を作るとは…。おそるべし!

本作は何でも屋のような活動をはじめた図書部のメンバーの青春を描いた恋愛ADV。設定やシナリオはそこまで凝ったものではなく、壮大な世界観や大仕掛けの謎が用意されているというわけでもないのですが、キャラクターたちの機微をひたすら丁寧に描写することで、自分が図書部の一員となったような気分で楽しむことができる素晴らしい内容となっています。

恋愛ADVなのに、青春=恋愛ではないと心から感じさせてくれ、素直にこんな学生生活をしてみたいと思える作品でした。ノベルゲーム好きにおすすめ!

オーバークック2

オーバークック2

ギミックだらけの厨房で仲間と協力しながら効率的に料理を作っていくドタバタアクションゲームの第二弾。システムは概ね前作を引き継いでいますが、新アクション「投げる」の追加で動きにさらに幅が生まれ、よりチームワーク力が求められるようになった印象です。

またオンラインプレイにも対応しましたので、いつでも気軽にフレンドと協力プレイができるようになったのが大きいですね。

関連記事リンクSwitch「オーバークック2」簡単レビュー!前作からの進化ポイントも紹介!

みんなで空気読み。

空気読み

全部で100問のちょっとした問題を解いていくことで、どの程度空気が読めているかを診断してくれるソフト。ゆるゆるの雰囲気でちょっとクスリと笑ってしまうような小ネタ感あふれる内容となっています。

2人でプレイするモードやクリア後の隠しモードなども収録されており、500円という価格分は十分に楽しめるのではないでしょうか。

モーフィーズ・ロウ

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攻撃した部位の質量を相手から奪うことができ、どんどん巨大化しながら戦うはちゃめちゃなTPSゲームです。
Splatoonシリーズと同じく4vs4の対戦が楽しめ、ジャイロやジャンプなどの操作性もかなり似通っていますので、スプラ好きにはおすすめできる作品です。
ステージのギミックやルールの独自性も多く、やりこんでいけばかなり熱く盛り上がれるポテンシャルを感じます。価格が1944円とお手軽なのもいいところ。

関連記事リンクSwitch「モーフィーズ・ロウ」バカゲー感溢れる斬新TPS!簡単レビュー&ゲーム紹介!

ワールドエンド・シンドローム

ワールドエンド・シンドローム - Switch
アークシステムワークス
2018-08-30


100年に1度黄泉人がよみがえり事件が起こる。そんな伝承がささやかれる海町・魅果町を舞台としたミステリーADV。
ひと夏の学校生活でヒロインたちとの恋愛を楽しみつつ、隠された真相を明かしていくサスペンスフルな物語となっています。

任意のタイミングでセーブができなかったり、移動場所を選択できる自由度と引き換えにシステム的な煩雑さが目立ったりと気になる部分はありますが、結末はなかなかどうして想像がつかないものでした。なおジャンルはミステリーとなっていますが、どちらかというと伝奇ものとしての色合いが強いのでそこは注意が必要です。

ガンズゴア&カノーリ2

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迫りくるギャングやゾンビを撃退していく2DのアクションRPG。
なかなか難易度が高く歯ごたえのある作品ですが、最大4人での協力マルチプレイに対応しているのがいいところ。
操作が独特なので、慣れるまで少々時間がかかるのが惜しいところでしょうか。

オクトパストラベラー

オクトパストラベラー - Switch
スクウェア・エニックス
2018-07-13


昔ながらのロールプレイが楽しめる完全新規の王道RPG。
8人の主人公それぞれにエピソードが用意されており、フリーシナリオのような形で自由に冒険できるのが特徴の作品となっています。

RPGで重要な戦闘システムですが、本作は非常に戦略性が高いコマンドバトルとなっており、仲間が増えるほどに行動の選択肢が増えて自由度も増していきます。

古き良きRPGでありつつ、新しさを兼ね備えているのも魅力。たとえば各キャラにはフィールドコマンドという特殊能力が設定されており、使い方次第で様々な攻略法が見つかります。

シュタインズ・ゲート エリート



SFもの名作ADVであるシュタインズ・ゲートをフルアニメで再構築したリメイクタイトル。
ゲームでありながら、まるでアニメを見ているような感覚で楽しめる本作は、ノベルゲームの新しい形を提案してくれたように思います。

無論シュタインズ・ゲート自体は泣く子も黙る傑作なので、未プレイの方はぜひ本作を手に取ってみていただきたいですね♪

関連記事リンク「Steins;Gate ELITE」でシュタゲ熱が再燃!シュタゲゼロのアニメ版感想も!

すばらしきこのせかい Final Rimix



渋谷の街を舞台としたスタイリッシュなアクションRPG。
DSで発売された無印版に様々な追加要素を加えた完全版として発売されたタイトルです。

タッチ操作やフリック操作でリズムゲームのように敵と戦う独特の戦闘システムがなかなか秀逸で、使用するバッジによって攻略に幅が生まれるのもいいところ。
音楽も世界観に非常にマッチしており、作品を上手く盛り上げてくれています。

戦場のヴァルキュリア

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王道の戦記ファンタジーと特徴的なゲームシステムが融合したアクティブシミュレーションRPGの移植版。

戦術的に兵を配置し隊を指揮するシミュレーション要素と、実際に兵を操作するアクション要素を融合させた画期的なシステムは国内外で高い評価を受けています。

シリーズの第一作目となる本作は、小国・ガリア公国が巨大な帝国を撃退するまでの英雄譚が描かれており、ドラマチックな展開もお見事です。

戦場のヴァルキュリア4



戦場のヴァルキュリアシリーズの最新作として発売されたのが本作。
さらにブラッシュアップされたゲームシステムにより、戦略性はさらに高まっており、また育成などのやりこみ要素もかなり強化されています。

ストーリーはシンプルながらも先が気になる展開となっており、まさしく王道と呼ぶにふさわしい内容。過去作との大きな関連はありませんので、本作からプレイしても問題ありません。
個人的には3と並んで過去最高傑作だと思っています。

レビュー記事リンクSwitch/PS4「戦場のヴァルキュリア4」レビュー!シリーズ最高傑作ここに誕生!?

Dies irae ~Amantes amentes~

Dies irae

厨二系の伝奇バトルファンタジーADV。
Fateシリーズに近い空気感ですが、あちらよりもさらに重ための印象でした。というのもたいがいの戦いが絶望的なシチュエーションのため、プレイしていてかなり疲れるんです(笑)

キャラクターたちがそれぞれ哲学的な考え方をもっており、それがどこか小難しい言い回しで表現されていることもあり、少し腰を入れてプレイする必要がある作品です。面白いんですけどね。

RPGツクールMV Trinity



プログラミングの知識がなくてもオリジナルRPGが作れることでお馴染み、RPGツクールシリーズの最新作。

私もRPGを作るぞ!と意気込んでいたのですが、前作に当たるツクールフェスとは大きく仕様が変わっていて困惑中。またロードやレスポンスまでの時間がやや長いのもなかなかストレスに…。
時間が取れる時にもう一度再チャレンジをしてみるつもりですが、作品を公開できるかは未定です。

リベリオンズ Secret Game 2nd Stage

リベリオンズ

デスゲームもののサスペンスADV。
参加者与えられたスマホのようなデバイス・PDAにそれぞれ搭載された特殊機能や、各々のクリア条件、運営による罠。様々な要素が絡み合い、不測の事態が連続する非常に引き込まれる物語となっています。

複数のルートが用意されていますが、個人的には一番最初のルートがやはり新鮮で、感心させられましたね~。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL



パーティー性と競技性を高いレベルで兼ね備えた、スマブラシリーズの最新作。
歴代のシリーズで登場した全キャラクターに新規参戦のキャラクターを加え、全部で70以上のファイターが使用できる圧巻のボリューム。

灯火の星や勝ち抜き乱闘など、一人でも楽しめる要素がかなり充実しており、歴代最高傑作という声が各所で上がっています。

ちなみに私はやはりクッパジュニアが使っていて楽しいですね(笑)
インクリングは強いらしいですが、本家と同様インク管理が難しいように思いました(初心者の感想)。

No Heroes Here

NOH

迫ってくる敵を撃退して城を守るタワーディフェンス型のアクションゲーム。

本作のコンセプトはオーバークックシリーズと近しく、最大4人で協力して効率的に敵を撃退することが重要になります。具体的には、大砲や火薬を作成、それを発射台にセット、撃ち終わったら片付けが必要となるため、それらの作業をうまく分担して進めていかなければいけないんです。

オーバークックシリーズよりもややシンプルですが、RPG風の空気感は本作ならではとなっています。

GO VACATION

GO VACATION(ゴーバケーション) -Switch
バンダイナムコエンターテインメント
2018-12-27


カワウィー島を舞台に、50以上のレジャーやミニゲームが楽しめるパーティーゲーム。
実際に島を散策して観光気分を味わいつつ、途中でミニゲームを見つければそちらを楽しむことも可能。お宝さがしに興じるのもよし、スタンプを集めるのもよしで、遊び方に幅があるのがいいところ。

ひとつひとつのミニゲームは意外としっかり作られている印象。個人的にはビーチバレーが楽しかったですね。
一方で視点操作がジャイロに限られているのが気になるところ。ここはスティック操作も入れてほしかったです。

デイグラシアの羅針盤

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プレイ中につき近日追記。

近日当記事に追加予定のソフト(一部)

・テイルズオブヴェスペリア
・ロボティクスノーツダッシュ
・シンフォニック=レイン


Switch/PS4「戦場のヴァルキュリア4」レビュー!シリーズ最高傑作ここに誕生!?

今回の記事では「戦場のヴァルキュリア4」のレビューをしていきたいと思います。

作品概要

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戦場のヴァルキュリアシリーズは”BLiTZ”と呼ばれる特徴的な戦闘システムと、手書き感のある緻密なグラフィックで彩られる王道で濃密な戦記ストーリーが魅力の作品。

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コマンドモードではマップで戦況を確認。味方の配置や敵の配置を頭に入れつつ、行動させるキャラクターを選択したり、様々な効果を発揮する特殊な指令「オーダー」を発動したりすることができます。

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アクションモードでは選択したキャラクターを実際に自分で操作することが可能。遮蔽物などで敵から身を隠しながら移動し、兵科ごとに違う形で攻撃することができます。

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↑美しいグラフィック表現”CANVAS”もさらに進化。

そんなアクションと戦略ストラテジーが融合した”アクティブシミレーションRPG”として人気を博すシリーズの久々の復活作が「戦場のヴァルキュリア4」となります。

なおシリーズ間での直接的なつながりはありませんので、本作からプレイしてもまったく問題はありません。

評価ポイント

まず本作において特筆すべきはその”完成度”です。
シリーズ第1作目のシステムをベースとしつつ、それをさらに深化させており、それでいて快適さを失っていないバランス調整はお見事の一言。ブランクを感じさせない素晴らしい出来栄えとなっています。

特に今回はシミュレーションゲームとして行動の選択肢がかなり幅広いのが特徴で、プレイヤーごとに色々な戦術を考えられるのがとにかく楽しい!過去作と比べてもここは大きくパワーアップしているんです。

兵科ごとの使い分けはもちろん、射撃力アップや防御力アップ、HP回復に弾薬補給などができる多種多様な「オーダー」、索敵や戦車復活、艦砲射撃ができる「シップオーダー」の利用。リーダーと共に行動させる「直接指揮」。戦車の活用と装甲車を使った歩兵の輸送。

これらの仕組みを駆使して、実際に戦場の指揮官になったような緊張感が味わえるのは本作ならではだと言えるのではないでしょうか。

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↑新たに追加された新兵科「擲弾兵」は遮蔽物の向こう側に攻撃できる独特な性能をもっており、これが高低差のあるマップでは非常に重宝します。それと擲弾兵を使って敵を撃破するとすごく気持ちいいんですよねw

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↑今作では据え置き機向けの展開ということで、マップも広くなっていますし、地形も凝った作りとなっています。その分過去作と比べて把握しなければならないことは多く、難易度は高めに設定されている印象です。(ただし難易度は選択可能です。)
※ただ後半のステージで若干似た場面が目立ったのは惜しかったかも…?

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↑戦況が行動に影響を与えることで、没入感も増しています。

ストーリー面に関して


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ストーリーは過去作同様、手記を紐解く演出で進んでいきます。

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シナリオは比較的シンプルながらも破綻もなく綺麗にまとまっており、まさしく王道。
「戦争」というテーマをライトに扱うのではなく、きっちりとシリアスに描き切っているのは高く評価したいポイントの一つです。メインキャラクターたちも非常に個性的でお気に入りになりました。

ただその一方で気になったのは、逆にメインキャラクター以外の描写が若干弱かったかなというところ。
断章でサブキャラ隊員たちのエピソードも用意されていますが、メインのストーリーには関わって来ないことが多いので、そこについては「戦場のヴァルキュリア3」に軍配が上がるかなと思います。

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育成要素に関して

今作では兵装の強化や兵科のレベルアップ、戦車や巡洋艦センチュリオンの強化など、豊富な育成要素が用意されています。

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↑兵科のレベルアップは経験値の振り分けで行います。

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↑武器は戦術に応じてどのような進化をさせるかを選択可能。

オーダーの習得や、シップオーダーの強化、各兵科・戦車・装備の性能強化などにより、部隊がどんどんパワーアップしていく感覚がとても楽しく、ますます戦術が増えていくのがいいところ。これによってミッションを飽きずに続けていくことができるんですよね♪

最後に

それでは簡単ですが、今回のレビューはこのくらいにしておこうと思います。

シミュレーションゲームとしての楽しさが際立ちますが、重厚な人間ドラマが繰り広げられるストーリー、練りこまれた世界観、成長要素とそれによるやりこみ性など、どこをとってもその完成度の高さに驚きました。

またそれでいて久しぶりの新作とは思えない大ボリューム。
クリア後の要素も含めれば十分に80時間は楽しめるでしょうし、ストーリーだけでも最低30時間はかかるでしょう。

というわけで、シリーズの文字通りの新たな船出は、”過去最高傑作”と呼ぶに相応しい内容になっていると思います。
個人的には戦場のヴァルキュリア3E2がとにかく好きでしたが、本作はそれに並ぶくらい気に入りましたし、シリーズ経験者の方にも全力でおすすめしたいですね!




Switch「モーフィーズ・ロウ」バカゲー感溢れる斬新TPS!簡単レビュー&ゲーム紹介!

先日からSwitchのダウンロード専売タイトルとして配信が開始されたハチャメチャTPS「モーフィーズ・ロウ」。価格は約2000円と、この手のタイトルとしては非常にお手頃です。


先日Twitterで本作の感想記事を公開するとお知らせしましたが、ようやく公開できました。
というわけで今回の記事では本作の概要のご紹介と、現段階での簡単なレビューをしたいと思います。

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モーフィーズ・ロウ(Morphies Law)のゲーム概要

モーフィーズ・ロウはSplatoonシリーズを彷彿とさせる、4vs4で対戦するサードパーソンシューティング(TPS)ゲームです。

”モーフィー”なるちょっと独特なセンスのロボットを操作し、現時点で3つのルール・4つのステージでの対戦が楽しめます。

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モーフィーの顔はパーツをゲーム内通貨で購入することでサイズ・位置なども含めて自在にカスタマイズができるので、自分好みのオリジナルキャラを作ることができます。まあパーツが個性的過ぎて、ヘンテコな顔しか作れませんが(笑)

さて、本作の最大の特徴は、「武器で攻撃することで相手の質量が奪える」ということです。

どういうことかと言いますと、たとえば相手の頭や腕や足を攻撃すると、自分のキャラの頭や腕や足(すなわち攻撃した部位)がどんどん大きくなり、逆に攻撃を受けると、自分のキャラの該当する部位がどんどん小さくなっていきます。

足が大きくなればジャンプ力が向上し、高いところに上れるようになったりしますし、逆に身体が小さくなれば狭いホースのような通路を通り抜けられるようになったりと、身体の大きさ次第でアクションの挙動やギミックの有利不利が変化するわけですね。

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ちなみに操作性はスプラトゥーンとかなり似通っていて個人的にはすぐに操作に慣れることができました!
攻撃やジャンプ、移動などはすべてスプラトゥーンと同じボタンで可能ですし、ジャイロ操作にも対応していますので、視点の操作もラクチンです♪

本作独自の要素としては、Bボタン長押しでブーストが可能。空中を素早く移動できます。(ゲージ消費がありますので、飛べる時間はわずか。ゲージは自動で回復。)

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武器はメインウェポン(基本)が5種類、サブウェポン(強化)が9種類用意されており、ロケットやペンキなど多彩なものが用意されています。これらを戦略次第でプレイヤーが自在にカスタマイズできますので、現時点で45通りの武器が存在することになりますね。
加えてスペック&プラグインシステムがあり、こちらではスキルを選択することが可能。

顔や身体のカスタマイズだけでなく、武器やスキルもカスタマイズできるのは自由度の高さを感じます。

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さて、ここからは肝心の対戦ルールなどについても簡単にまとめていきます。

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オンラインで自由に楽しめるクイックマッチのほかに、ローカルマルチプレイやフレンドとの合流機能なども搭載。ゲーム部屋を作成して身内だけで楽しむこともできるようになっています。

そして対戦のルールは冒頭にも書いた通り3種類。

<モーフマッチ>
味方チームの全員の質量に合わせて自軍のアバターの大きさが変化。最終的にアバターがより大きい方が勝ちというシンプルなルール。理屈としてはとにかく相手から質量を奪えばいいわけですが、身体が大きければ大きいほど攻撃も食らいやすいので、案外奥深いルールです。

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<ヘッドハント>
マップ中央に設置されたアバターの頭を自軍まで運んだ方が勝ちという、まさに「ガチホコ」と同じようなルール。
頭を運んでいる間は動きが遅くなるので、味方と連携してお互いを守りながら戦う必要があり、非常に共闘感が感じられるルールです。これは楽しい!

<マスハイスト>
アバターの大きさを競うという点ではモーフマッチと似ていますが、相手のアバターを直接攻撃することができたり、質量を回収できるポイントが存在したりするのがこのルールの特徴。非常に立ち回りの難しいルールとなっています。

相手のアバターを攻撃するにはシールドを解除する必要があり、味方がシールド解除スイッチを押している必要があります。
自分のアバターを大きくするべきか、それとも相手のアバターを小さくするべきか。その場に応じた戦略が重要になってくるわけですね。

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画面の感じもなんだかスプラトゥーンを意識しているような…(笑)

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バトルをこなすことでレベルアップ。その際にはピニャータなる人形がもらえ、ランダムでパーツなどがもらえます。ある種のガチャ的なもので、ゲーム内通貨で購入することも可能です。

一通りプレイしてみて

TPSやFPSと聞くとハードルが高く感じられる方もいると思いますが、思っていた以上に手に馴染む、誰でも気軽に楽しめるTPSになっているような気がします!

特に前述の通りSplatoonを非常に意識して作られているような感じがありますので、Splatoon好きは触ってみて損はないのではないでしょうか。

ゲームシステムもユニークですし、それがしっかり戦略性に結び付くゲームデザインは特筆すべきものがあります。
マップも今はまだ4つしかありませんが、1つ1つがなかなか広くギミックも豊富な上に入り組んでいるので、各ステージを探索する面白さもあるんですよね。

一癖も二癖もあるヘンテコなキャラデザは好みが分かれるかもしれませんが、豊富なカスタマイズ要素と溢れ出る”バカゲー感”で視覚的にも楽しめるのがいいところ。

ラグやマッチングの若干のテンポの悪さ、ゲームルールの説明などが大味であることなど、気になる部分もないわけではありませんが、その辺りは今後のアップデートに期待しましょう。
(ゲームシステム的に、運営型のタイトルになりそうなので)

ちょっと気の抜けたパーティーゲーム的TPSでありつつ、本格的にやりこもうと思えば様々な戦略が出てきそうな奥深さを兼ね備えている、そんな魅力的な一本に仕上がっていると思いますよ!


興味がある方は紹介動画もぜひ見てみてください。

鬼武者 - Switch
カプコン
2018-12-20


3ds「大逆転裁判2」レビュー!各事件の感想とひとつ気になること

先日Twitterでつぶやいた通り、ようやく積み続けていた「大逆転裁判」「大逆転裁判2」をクリアしました!

大逆転裁判2

謎だらけ伏線だらけだった大逆転裁判1のラストが気になり、結局間髪入れずに2もプレイ。
そしてそのラスト、美しく風呂敷が畳まれていく展開に釘付けになりましたよ(笑)

プレイ当初はこんなことをつぶやいていたわけですが…。

こんな感じの感想に…。

というわけで今回の記事では大逆転裁判2の簡単なレビューをしていきたいと思います。
ただシステム面などについては地続きのシリーズということで大逆転裁判1から大きく変わっているわけではないので、ストーリー部分だけに注目した感想となります。

※そのためこの記事はネタバレ多めです。未クリアの方、シナリオ以外の感想を知りたい方は以下の大逆転裁判1のレビュー記事をご覧ください。

関連記事リンク:3ds「大逆転裁判1」レビュー!光るセンスと読ませるシナリオの妙!

全部で10の事件を振り返って(以下ネタバレ注意)

ここでは大逆転裁判の2作品の全10の事件について、個別に一言ずつ感想と評価(10点満点)をしていきます!
(同じようなことをダンガンロンパ1~3でもやりましたねw一応リンクはこちら。)

事件名がないのは何かと不便なので、僭越ながら私が勝手に命名してしまいます(笑)
(※章のタイトルは公式です。また2の第1話をここでは通し番号で第6話としています。)

第1話 大いなる旅立ちの冒險「容疑者・成歩堂龍之介」

事件自体はごくごくシンプル。
問題は犯人である謎のイギリス人留学生”ジェゼール・ブレット”の動機。結局これは2の終盤まで明かされないわけですが…(笑)

ビフテキ皿や透明のカバンなど、ちょっとしたものがロジックに関わってくるあたりに、ライターのセンスを印象付けられる事件でした。

個人的評価:7

第2話 友とまだらの紐の冒瞼「密室に現れた蛇」

こちらは船上の密室で起こる事件。
ただ思っていたよりも結末は凝ったものではなく、事件そのものよりもホームズさんの「嘘」が後に重要になってくるという感じ。

個人的評価:5

第3話 疾走する密室の冒險「血塗られた乗合馬車」

この事件は関連作品を含めても非常に毛色が違う特殊なものでした。というのも、裁判の終了時点では真相が明かされないわけですから。

ただこの事件が大逆転裁判の中では非常に大きな意味を持ってくることになるわけで、構成の上手さはお見事というほかないですね。

個人的評価:6

第4話 吾輩と霧の夜の冒險「霧に隠された凶器」

私がシリーズ2作品の中でもっともよくできていると思っているのがこの事件。
なんといっても現場の状況が面白い。本を持って倒れている被害者。目撃されない犯人。一見関係のなさそうな夫婦喧嘩とボヤ騒ぎ。消えた花束。それらが一本の糸で繋がるのがすごいですね。

さらに言えば被害者、容疑者がどちらもその先の事件に関わってくるあたりもプロットが練られているなあと感心してしまいました。

個人的評価:10

第5話 語られない物語の冒險「夜闇に響く二発の銃声」

この辺りから本格的に本筋の物語が事件の核心の部分に見え隠れするわけですが、事件単体としてみても2丁の拳銃と残された血のロジックを解き明かす過程が面白い。

あとティンピラー兄弟は強烈な個性で、エッグ・ベネディクトさんよりも強く印象に残っています(笑)
事件の終わり、寿沙都さんが帰国してしまうラストもびっくり。

個人的評価:8

第6話 弁護少女の覚醒と冒險「写真が語る真犯人」

ここからは大逆転裁判2へ。
事件自体はプロローグ的な位置付けであることもあり、ごくごくシンプル。

個人的評価:4

第7話 吾輩と霧の夜の回想「呪われ下宿の罠」

この事件、私は結構気に入っています。
ここではじめて10年前の「プロフェッサー」の事件のことが顔を出し始めるんですよね。

ただそれはさておき、氷というミステリーにはつきものなアイテムを使って独特なロジックを組み立てているのは一見の価値アリ。まさに明治時代のロンドンという舞台設定を生かしたトリックでした。

個人的評価:9

第8話 未来科学と亡霊の帰還「瞬間移動する棺」

1の中でも言及されていたロンドン万博を舞台とした事件。
大掛かりな舞台装置での瞬間移動トリックですが、オチは若干ズルさを感じました(笑)
ただこれも後の「プロフェッサー事件」と深く関わることになります。

個人的評価:5

第9話 ねじれた男と最後の挨拶「バンジークス卿の災難」

この話はなんといってもその被害者に驚き。
まさかグレグソン刑事が死神の手先だったとは思いませんでしたよ。

事件はついたてのくだりはちょっと無理があるような気もしましたが、重要なのはそこではなく、被害者がどこで殺害されたか、ということ。そしてこのことがすべての真実へと繋がっていきます。

個人的評価:6

第10話 成歩堂龍ノ介の覺悟「早すぎた埋葬~10年前の真実~」

タイトルが遊戯王カードみたいになっていますが…(笑)

……ともかく、すべての伏線が集約される「プロフェッサー」の事件。
アソーギの目的、ジェゼールの動機、死神の正体、寿沙都の帰国、バスカビルの犬の小説、アイリスの父親、国家機密の電信、グレグソンの死、生き返ったプロフェッサー。

こうした数々の謎を解き明かしていく怒涛の展開が待ち受ける最後の裁判は、大逆転裁判がどれだけ風呂敷を広げていたかを雄弁に物語るボリュームとなっていました。

これだけのプロットを用意するのがどれほど大変なのか、ちょっと想像もつかないですね…(^_^;)

個人的評価:10

どうしてもひとつ腑に落ちなかったこと

ただし一つだけ気になったことがあります。

それはプロフェッサー(アソーギの父親・玄真)が掘り起こされ、イーノック・ドレッパーに目撃されたとき、どうして玄真が撃たれたのか、ということ。

真実を葬り去るのが目的だったのであれば、その目撃者であるイーノック・ドレッパーを撃つべきで、実際そうしていれば新聞記事も出なかったことになります。ジゴクさんにしても、友人を撃つよりは抵抗が小さいであろうと思いますし。

ただそうなってくると事件の存在自体が明るみに出なくなるので、そもそも本作のストーリーがはじめから成立しなくなってしまうわけですが、ここは正直どうしても納得ができていない部分です。

もっとも私の理解不足なだけかもしれませんし、「その時はあまりの事態にヴォルテックス卿やジゴクさんも気が動転していた」ということなら、まあそういうものだったと思えなくもないのですが…w

何か他に解釈などがありましたら、教えていただけると幸いです。

最後に

そんなわけでここまで長々と書いてきましたが、ラストに成歩堂龍之介や寿沙都さんがロンドンを離れる場面でなんだか寂しくなってしまうほど、この世界観にのめりこんでいたのだなあと感じました。

ぜひアイリスちゃんとホームズさんには”大日本帝国”に遊びに来てほしいものですね(笑)
そして成歩堂と寿沙都さんには末永く仲良くしてもらいたい。
(もしかして寿沙都さんも成歩堂龍一の先祖だったりして…??)

全体を通して、小気味いいセリフ回しと明快なロジック、華麗な伏線回収で楽しませてくれる推理ADVのひとつの傑作。興味がある方はぜひ大逆転裁判1からプレイされてみてはいかがでしょうか!

感 想 終 了 ッ !



Switch「オーバークック2」簡単レビュー!前作からの進化ポイントも紹介!

Switchで2018年8月7日より2750円で配信されている「オーバークック2」。私も早速ダウンロードしてプレイしてみました!
今回の記事では前作と何が違うか、どんな点が進化しているかを紹介していきます!

オーバークック2

オーバークックとは?

オーバークックはTeam17が手掛ける”ドタバタ料理アクションゲーム”。
本作「オーバークック2」はそのシリーズ2作目となります。

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基本的にはマルチプレイが前提のゲーム設計となっており(一人プレイができないわけではありませんが、マルチプレイの方が圧倒的に楽しい)、2人から4人まで協力・対戦が可能です。

ゲームの目的は「様々なギミックが仕掛けられたステージ(厨房)で、指定された料理をとにかく効率よく作っていく」というもの。
制限時間内により多くの注文をこなし、高得点を目指していくことになります。

つまるところ”作業効率をどれだけ上げられるか”がポイントとなってくるため、それぞれが役割分担をしながら臨機応変に対応しなければなりません。
いわゆるシミュレーションゲームのような頭脳プレイが要求され、「ピクミン」を彷彿とさせるようなシステムとなっています。

プレイ中は「パスタ茹でてください!」「小麦投げてください!」「火事だ!消火器どこだ!?」「玉ねぎください!あ、床に転がってた!」「皿がない、皿は?あ、皿、洗ってない!!」というような感じで、ボイスチャットだけ聞いていると何をやっているのか分からない会話が繰り広げられますw

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今作の進化ポイント

さて、それでは本題。
フレンド3人とオンライン協力マルチプレイをして感じた本作の前作と違うところを箇条書きで挙げていきます。
(現在ワールド2まではいずれのステージも星3つでクリアしたところです。)

関連記事リンク:【ゲーム雑記】サマーポケッツの卓球ゲームが超熱い!スマブラ熱も再燃!他
(ゲームブログ「M☆G☆M+etc…」へのリンクとなります。)

オンラインプレイに対応!

やはりなんといっても一番大きな進化ポイントはここでしょう!
前作では実際に集まってのローカルマルチプレイしかできませんでしたが、今作では離れていてもわいわい盛り上がれます!マルチプレイのハードルが大きく下がったことで、プレイする機会も格段に増えそうです♪

増えたレシピと工程!

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前作には登場しなかった様々なレシピが登場!
ここまでの時点ですでに「かっぱ巻き」や「トルティーヤ」など、非常に手強いレシピが満載。もちろん前作で登場した「ピザ」や「ハンバーガー」もあり、相変わらず厨房はてんやわんやの大騒ぎです(笑)

焼く、茹でる、炊く、蒸す。なんでもござれの万能料理店です。

新アクション「投げる」

なんとオーバークック2では「生の食材を投げる」ことができます!
食べ物を投げるだなんてどういうこっちゃ!とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、まあそこはゲームということで…w

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さておき、この「投げる」アクションによって役割分担の重要性がさらに増しています。
というのも、自分しか届かない場所にある食材を、他のコックにパスしなければならない場面が出てくるからです。

ちなみに上手く投げれば他のコックが直接キャッチすることもできます!
というか直接キャッチしなければ基本的には食材が床にコロコロ……こんな飲食店で絶対に食事したくない!(笑)

増えたギミック!

前作の時点から「なぜか地割れが起きる厨房」や「つるつる滑る氷の上」や「移動式トラックの上」など、どこで料理してるんだというツッコミどころ満載のステージばかりでしたが、もちろん今回もそれは同じ。

「気球の上」や「高床式謎キッチン」など、安定のヘンテコステージの数々に笑ってしまいますw

そのうえ、食材の入った箱をレバーで動かすギミックや、気球が落下して厨房の形がまるごと変わってしまったりする演出も。

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もはや厨房が回転したり、ネズミに食材を持っていかれるくらいでは驚きませんよ。
ちなみにワールドマップにもほんのちょっとしたギミックが追加されています。

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最後に

というわけで、まだワールド2までしか進めていないのに、すでに前作から大きなパワーアップをしているのが分かります。

高い中毒性とパーティー性はそのままに、よりゲームとして洗練された内容となっているのではないでしょうか。

一方でシステムと工程が複雑になった分、難易度は高くなっており、星3つでのクリアのためには何度も挑戦してコツを掴んでいく必要があります。

そのため、前作と比べるとやや人を選ぶ側面が出てくるかもしれませんが、徐々にチームワークが磨かれて動きに無駄が無くなってくると一挙に高得点が取れるようになる辺り、ゲームバランスの調整が上手いなあと感じますし、得られる達成感は前作以上だと思います。

相変わらずまな板の上に消火器を乗せてしまったり、出来上がった料理を持ったまま転落してしまったりして、笑いが絶えないステキな一本。協力マルチプレイが好きな方にぜひともオススメしたい、”星3つ”の作品となっていますよ♪



3ds「大逆転裁判1」レビュー!光るセンスと読ませるシナリオの妙!

先日よりプレイしていた大逆転裁判の1作目をクリアしましたので、この記事でレビューしていきます!基本的にこの記事の中で大きなネタバレは避けているつもりです。

こうして1本のタイトルに絞ってレビュー記事を書くのは久し振りなので、上手く書けなかったらそれはブランクのせいということで許してください。

それはそうと、今後はたまに単独のレビュー記事をこうして書いていこうかなと。ゲームレポート中心の更新形式も、徐々に今年の1月までのような更新形式に戻していこうと思っています。

大逆転裁判とは?

「大逆転裁判 成歩堂龍之介の冒険」は逆転裁判シリーズから派生した、いわばスピンオフ的なタイトルです。
舞台は文明開化の明治時代(初期と思われる)の日本とイギリス/ロンドンとし、主人公はお馴染み・成歩堂龍一の先祖である成歩堂龍之介。ヒロインは法務助手を務める御琴羽寿沙都です。

龍之介成歩堂
御琴羽

スピンオフではありますが、ゲーム内容自体は概ねいつもの逆転裁判シリーズと同様。
事件の捜査パートと裁判パートが存在し、裁判パートでは証拠品と証言の矛盾を指摘、無実の罪で収監された被告人の潔白を証明することになります。

なお本作には「大逆転裁判2」という直接の続編があり、本作は一本では完結しません。私自身は現在その大逆転裁判2のプレイを開始したところで、こちらもクリア次第記事にするつもりです。




異国の地と異なる時代設定で新鮮な世界観

現代・東京を舞台とする従来のシリーズと違い、本作の舞台は明治時代・ロンドン。
その設定を存分に生かして物語が進行していくため、プレイ感覚は非常に新鮮でした。

シャーロックホームズや夏目漱石が作品内に普通に登場してくるカオスな感じは、時代設定が現代ではないからこそできたことだと思いますので、上手いなあと。このシリーズの持ついい意味で「バカゲー感」にフィットしています。

夏目漱石

やめどきが見つからず、ついつい…

昼 夜 逆 転 ッ !

(逆転裁判だけに…ついでに夏目漱石風)

また英国式法廷ということで、陪審員制が取り上げられていて、そこから新たなシステムが生まれています。こちらは一長一短という感じでしたが、詳しくは後述。

先が気になって仕方ない地続きのシナリオ!

本作の最大の魅力はやはり半端ない引力でプレイヤーをぐいぐい引き付けるそのシナリオです。

明かされない動機。謎めいた検事。とある人物の唐突な死。封印された小説。陰謀が見え隠れするラストの展開。
事件の一つ一つがしっかり絡み合い、気になる伏線が次々とばらまかれていくような感覚。これは1作目クリアの段階ではほとんど回収されないので、現時点では細かく評価することができませんが、少なくともここまでの物語が魅力的であることは断言できます。

センスの光る小気味いいテキストと、進化したモーション演出

シナリオを手掛ける巧舟さんのセンスが爆発したようなテキストに加え、キャラクターたちも曲者揃い。

フィッシュアンドチップスを食べ続ける刑事、この上ない小物感を全面に押し出すティンピラー兄弟、メイドの熱い紅茶で火傷させ続けられる退役軍人。ツッコミどころ満載なキャラクターたちの魅力もシリーズ随一ではないでしょうか。

こうしたキャラとの小気味いい掛け合いが、滑らかでよく動くモーション演出と合わさって、立ち絵による平面的な演出が多い昨今のアドベンチャーと一線を画す要素となっている気がしました。

グレグソン

新システムについて

本作でいくつか搭載されている新システムを簡単に紹介。

まずは「陪審員制度」。ランダムに選ばれた(という体の)市民たちが裁判に参加し、判決を下すことになります。

陪審員

この6人の陪審員がまたいい味を出してはいるのですが、彼らがコロコロと有罪や無罪を切り替えるのはちょっと首を傾げる部分でした。ゲームだとはいえ、一回の裁判で2回も3回も判決を変えるのはリアリティが欠如していて、ちょっと冷めてしまうことも。バカゲーではありつつも、本筋はシリアスで大真面目な作品であるだけに、そこはちょっと気になってしまいましたね。

(注・大逆転裁判2ではどうやら改善されているようです。)

もう一つはシャーロックホームズによる「論理と推理の実験劇場」。

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名探偵なんだか迷探偵なんだかよく分からないホームズさんの適当推理を修正して正しくしていく、レイトン教授の「謎解き開始!」的なパートです。

これはこれで息抜きとして面白かったので、よかったと思います。

音楽がかっこいい!


…… 名 曲 揃 い ッ !


大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險- 劇伴音楽大全集
ゲーム ミュージック
SMD itaku (music)
2015-07-15



個別の事件について

本作の特徴として、トリックものというよりも論理性を重視した事件が多いように感じました。ここら辺は「ダンガンロンパシリーズ」とは真逆の印象です。

ともあれ、一つ一つの事件の感想も書いていきたいのですが、長くなってきましたので、そちらは近日別記事にて!

総評

クリアしてすぐに2作目がやりたくなります。
そのくらい先が気になるシナリオですし、矛盾をつきつけて証言を崩していく快感は相変わらず素晴らしい。

自分で頭を使って謎が解ける。これはもうミステリー好きにはたまりませんね。逆転に次ぐ逆転のカタルシス、お見事です。
興味がある方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか♪

というわけで……。

感 想 以 上 ッ !




ソフト発売予定・2018年5月31日週/ブレイブルークロスタッグバトルなど

ゲーマー向けタイトルが多い週となっています。

パッケージタイトル




ブレイブルー、アンダーナイト、P4U、RWBYの4作品から人気キャラが集結する2D対戦格闘ゲームがSwitch/PS4で登場。2VS2でのタッグバトルが大きな特徴となっています。なおエピソードモードも収録。



人気のSFアクションライトノベルをスパロボシリーズの開発で知られるB.B.スタジオがゲーム化。戦場の臨場感をシミュレーションRPGとして再現した作品となっています。

嘘つき姫と盲目王子 - Switch
日本一ソフトウェア
2018-05-31


日本一ソフトウェアが贈る完全新規の2D横スクロールアクションアドベンチャー。化け物と王子の交流を描くという斬新な世界観が特徴の作品となっています。対応プラットフォームはSwitch/PS4/PSVITA。



ネプテューヌシリーズの第1作のリメイクにいくつかの追加要素を加えたPS4版が登場。仲間キャラがフィールドでついてきたり、キャラ限定クエストが追加されたり、イベントの回想機能が追加されたりするようです。



DLタイトルとして人気を博したシャンティがSwitch/PS4のパッケージタイトルとして登場。



sweet pool - PSVita
dramaticcreate
2018-05-31


女性向け恋愛ADVが今週も2作登場。いずれも対応プラットフォームはPSVITA。

ダウンロード専売タイトル

5/29
・Fallen Legion 栄光への系譜 Switch 
・ヨクのアイランドエクスプレス Switch

5/30
・斑鳩 IKARUGA Switch

5/31
・ねこあつめVR PSVR
・机でサッカー Switch
・Lost Sea Switch
・Furi(フリー) Switch
・落雨落葉 Defoliation Switch
・ICEY Switch
・ワープシフト Switch
・ノーヒーローズ ヒア Switch
・アケアカNEOGEO ニンジャコンバット Switch

今週の一言

まずは先々週の予想の答え合わせ。
カリギュラオーバードーズですが、2.4万本予想で結果は2万本とほぼ的中。アニメ効果は一定の効果があったといって良さそうです。まあ欲を言えば3万本くらい売れてくれると景気がよかったですが、出来の良さからのジワ売れに期待しましょう。

今回の予想ですが、ブレイブルークロスタッグバトルはSwitch版が1万本、PS4版が1.7万本と予想。そしてフルメタルパニックは2万本と予想します。

個人的な購入予定ですが、ブレイブルークロスタッグバトルは興味あります。おすそわけプレイに対応しているようなら、対戦用ゲームとしてSwitch版を購入するつもりです。

PS4「FIREWATCH」レビュー!背筋ゾクゾクの傑作ミステリー!

いやあ、これは面白い……プレイ中何度も唸ってしまいました……。これは評価が高いのも納得の内容(@_@)

今回取り上げるのは海外のインディーゲームスタジオ”Campo Santo”が制作した「FIREWATCH(ファイアーウォッチ)」。PS4で2018年2月7日から1980円(PSプラス加入者は1386円)で配信されているミステリーアクションアドベンチャーゲームです。 

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以下のレビューは大きなネタバレがないように配慮して書いていますが、一番最後に私なりの考察を加えています。この項目はネタバレ要素を含みますので、一気にスクロールされないことをおすすめします。

FIREWATCH(ファイアーウォッチ)の概要・序盤のあらすじ

本作はアメリカ・ワイオミング州の自然保護区を舞台とした一人称視点のミステリーアドベンチャーゲーム。主人公「ヘンリー」はとある事情で森林の山火事を防ぐ「火災監視員」をはじめます

そんな主人公にトランシーバーで指示を出すのが別の監視塔で働く女性「デリラ」閉ざされた山奥の中、顔も分からない相手との交信が主人公にとって唯一のコミュニケーションということになります。

無線機での対話中、プレイヤーはデリラへの返事を数々の選択肢から選ぶことになり、その選択によってストーリーが変化。彼女とのやり取りが本作のストーリーそのものとなっているというわけですね。

そんな本作はアドベンチャーといっても、インタラクティブ性がかなり強め。
というのも、主人公が実際に山を探索しながら物語を進める形式となっており、マップとコンパス、ロープといったアイテムを駆使して目的地を目指していくことになります。

不気味さと物寂しさが伝わってくる世界観

本作をプレイしはじめて最初に感じたのはその独特な世界観の素晴らしさ。

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オープニングでは簡素な文章で主人公が遠く離れた山に向かう理由が語られます。ここでキャラクターたちの顔は一切出てきません。しかしそれなのに引き込まれてしまうのが不思議…。

オープニングが終わり、主人公がツー・フォークス監視所にやってきてからが本作の本題。山火事監視員としての仕事が始まります。

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真夜中の監視所はどこか不気味。

また舞台となるツー・フォークス・ウッズはとにかくその景観が美しいんです!
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湖や森林、丘といった多彩なロケーション。さらに章(日にち)ごとに昼間・夕暮れ・夜と時間帯などが変化するため、景色を見飽きるということがなく、自分自身が本当に山で生活しているような気分になります。

さらに本作のグラフィックはただ綺麗というだけでなく、どこか影を感じさせるのが特徴。何が起こるか分からないミステリアスな世界観にぴったりマッチしています。

二転三転するシナリオに引き込まれる

概要でも書いた通り、本作のストーリーはほぼすべて主人公の「ヘンリー」と上司である「デリラ」の無線による会話で語られます。

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一人孤独に広大な山の中を散策することになるため、このデリラとの会話は主人公にとっての生命線であり命綱のようなもの。探索の途中で見つけたものを逐一報告することもできますし、向こうからも途中でいろいろと話しかけられたり指示を出されたりします。(プレイヤーはといえば、次々と表示される選択肢から好きなものを選んで応答していくことになります。)

このデリラは遠く離れた別の監視所にいるためどんな顔なのかさえ分かりません。これがまたプレイヤーの想像力を引き立ててくれ、ある意味「かまいたちの夜シリーズ」を彷彿とさせるものがあります。

かくいう私自身もプレイしているとだんだんデリラに愛着が湧き始め、彼女の声が通じない場所なんかに行くと一人ぼっちになったことを実感し、もう不安で仕方ありませんでしたw
人里離れた山奥という舞台において、たった一人の人物との会話だけでストーリーを語る。緊迫感と寂寥感を強く感じさせる、斬新で見事な手法だと思いますね。

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しかし”たった二人の人物の交信で描くストーリー”ということで、それってちゃんとしたものになるの?という疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

私もはじめはそう思っていました。
ですがご安心ください。

何か思いもよらないことが迫っている不安感、謎が謎を呼ぶ展開、じわじわと鳥肌が立つような精神的な怖さ、醸成されていく信頼or疑心
それらが本当に二人の交信だけで伝わってくるんです。このゾクゾク感は他のゲームでは味わえません「怖いもの見たさ」という言葉がこれほどしっくりくる作品は滅多にないのではないでしょうか。

マップを歩き回ることで生まれる没入感

本作はただシナリオを追うだけのアドベンチャーではなく、実際に管理区域であるツー・フォークス・ウッズエリアを自由に歩き回ることができます

小規模なゲームだろうと思っていただけに、その広さにビックリ!
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地図とコンパスをしっかり見ながら進まないと迷ってしまうほどの広さです。おそらく全体を一周しようとしたら軽く1~2時間以上はかかるのではないかと思います。

またその最中に主人公はヤブをかき分けたり、段差を飛び越えたり、ロープを繋いだりと様々なアクションをとります。いずれもボタン一つの操作ではありますが、これらが山の探索にリアルさを与えており、より没入感を高めてくれていました
(結果として監視所に帰ってきた時の安堵感と、遠い場所まで来てしまった時のヒリヒリ感がすごかったです…。)

親切で快適なゲーム設計

本作の地図はなかなか優秀で、常にコンパスとセットで表示できるために目的地の方角は一目瞭然です。

またインディー作品とは思えないほど丁寧に設計されていて、操作説明も丁寧。選択肢の受付時間が短く慌ただしいこと、若干処理落ちが目立つこと(PS4Proでプレイ)など気になることがないわけではないですが、大きな減点をするほどでもない印象です。

またPS4版は日本語字幕に対応していますが、この和訳も自然でいい感じ。ちなみにゲーム開始当初は字幕OFFになっていますので設定でONにする必要があります。

総評

なんといっても世界観とその雰囲気・アイディアが素晴らしく、思わず唸るストーリーの構成も巧妙。
一言でまとめるなら、作品の端々にプレイヤーを引き付けてゾクゾクさせるセンスを感じられる作品

二人の交信や探索中に見つかる手紙や書類。そうした特殊な語り口で断片的に紐解かれていくミステリーは上質で味わい深いものでした。なにより「山火事監視×ミステリー」という目の付け所がいい!

加えて自分が本当に山奥に閉じ込められてしまったかのような孤独感。閉鎖された世界(クローズドサークル)が生み出す緊迫感。それは自分自身が一本の映画の世界に入り込んだかのような不思議な体験を作り上げています。これはゲームのインタラクティブ性によって実現されていると言えるでしょう。

というわけで私個人はもう大満足の本作。
人を選ぶ感がないわけではないですが、ミステリー好きな方、心理的スリルにドキドキするのが好きな方はぜひともプレイしてみていただきたいですね!(なおボリュームは5~10時間程度だと思います。)

※なおクリア後はいろいろな解釈ができそうな内容でもありますので、ここから先には考察も書いておきました。

簡単な考察(ネタバレ注意!)

画像の下はネタバレゾーンとなります。未クリアの方はクリアされてからご覧ください!

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そもそも本作のストーリーの流れを整理しておくと、ネッドははじめブライアンのことがばれないよう、ヘンリーとデリラの無線を傍受していました。

しかしヘンリーたちは無線が傍受されていることに気が付き、徐々にブライアンの元に近付いていくことになります。
(少女たちも事件に関わっているのかと思っていましたが、彼女たちは注意された腹いせに主人公のシーツを盗んだだけだったようですね。)

さて、そこで私が疑問だったのは、「ネッドが自らの息子であるブライアンの事故の顛末が露見しないようにヘンリーとデリラのことを見張っていたのであれば、ラストで彼は一体なぜ洞窟の鍵をヘンリーに見つけさせ、ブライアンを発見できるようにお膳立てしたのか?」ということでした。

その解釈として(あくまで私が勝手に)考えたのがこういう筋書き。

・ネッドはヘンリーたちがワピチステーションに忍び込んだ際、脅威を感じて山に火を放ち、ヘンリーたちをその犯人に仕立て上げようとした。
・しかしそれと同時にこのままブライアンを見つかったら自らの良心の呵責からも逃れられるということがネッドの頭をよぎった。ネッドが息子を失って以来ずっと山にいることからも分かる通り、彼は深い罪の意識を抱いていた。
・燃える山を見てネッドの葛藤は大きくなった。このまま山が消失してしまえば自らの息子や真実を焼き払ってしまうことになるからだ。
・結果ネッドは自らの罪を告白し、真実を明らかにすることに決めた。

これでもなお謎である部分は多いわけですが、最大の疑問に感じていた部分は自分なりに納得できました。

「いやいや、あれはこういうことでしょ!」「こういう解釈の方が自然だよ!」といった考察・ご意見ありましたらぜひとも教えていただけると嬉しいです。まだ飲み込めていないところが結構ありますが、意外とネット上の考察が少ないような気がしますので(^_^;)

PSVR「RollerCoaster Legends」レビュー!ギリシャ神話ジェットコースターを体験せよ!

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今回の記事ではPSVR専用のDLソフトである「RollerCoaster Legends」をレビューしていきます!

RollerCoaster Legends(ローラーコースターレジェンド)とは?

本作は2018年2月9日より配信されているPSVR向けのジェットコースター体験ソフト。アイルランドを拠点に活動するWarDucksが手掛けており、価格は600円

コースはギリシャ神話の世界をモチーフにしているのが特徴で、ポセイドンの神殿やステュクス川、ハデスの宮殿などを約8分間で駆け巡ります。

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私はギリシャ神話に詳しくないので、残念ながらどのロケーションが再現されているのかということは分かりませんw

ちなみに「ローラーコースター」と「ジェットコースター」は何が違うのか調べてみたところ、ジェットコースターというのは日本でしか使われていない呼び方みたいです。(海外では通じないらしい。)

本当にジェットコースターに乗っている感覚!

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まず驚いたのはさすがVRというべきか、ジェットコースターに乗っている臨場感を肌で感じられたこと!

実際にレールの上をスピーディーに進んでいく感覚は本物さながらで、急勾配を一気に駆け抜ける迫力もなかなかのもの。かなりこだわって作られているように思います。

また演出も手が込んでいて、レールを壊されて落下してしまったり、ミノタウロスが目の前を通り過ぎたり、回りの巨大な扉が閉まったり。この辺りはゲームであることを生かしたものとなっていて好印象ですね。

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場面が何度か切り替わるので飽きない

本作ならではの特徴は”ギリシャ神話の世界の再現”なわけですが、そのファンタジー感がすごく心地よかった!

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不気味な釜(的な)。

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RPGで魔王城の最奥へと続く扉(的な)。

これらはあくまで一部で、いろんなロケーションが8分間の中に詰まっていました♪実際のジェットコースターでは再現できないポイントだと思います。

総評など

私は酔いやすい上にスリルを求めないタチの人間なので、実際のジェットコースターにはあまり乗りません。
じゃあなんで本作を買ったのかというと、VRでどの程度ジェットコースター感が再現されているのかということが気になったから。というわけで結果はというと……私は再現度80%と評価します。(もうちょっと進化したらVRで遊園地が作れるかも?と思うくらいに楽しめました。)

なお8分間のゲームプレイと聞くと「短い!」と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、本作はゲームというよりあくまでも”疑似体験”。1周8分間のジェットコースターなんて多分現実にはないと思いますw(あったとしたら私の三半規管が大変なことになります。)

その意味で、本作を購入される際は”遊園地でアトラクションに乗るときの感覚”でダウンロードされることをおすすめします。8分のジェットコースター体験に600円と考えると、個人的にはリーズナブルな気がしますね

(普段からジェットコースターにバンバン乗っておられるような”ジェットコースターのプロフェッショナル”が体験された場合どのように感じられるのかは分かりません。その点ご留意ください。)

P.S.
私はVR酔いしやすいタイプですが、本作ではあまり酔いは感じませんでした。

PlayStation Plus 3ヶ月利用権(自動更新あり) [オンラインコード]
ソニー・コンピュータエンタテインメント
2014-12-19


変態で青春の科学ADV!?「俺達の世界わ終っている。」レビュー!

2017年11月にレッドエンタテインメントから発売されたPSVITA向けの完全新作アドベンチャーゲームである「俺達の世界わ終っている。」。今回の記事ではそのクリアレビューをしていきます!

基本的にネタバレに配慮していますので未クリアの方もご覧いただいて問題ないとは思いますが、念のためご注意ください。

oreowa

あらすじ


本作の舞台はスタッフが7人という浅草の弱小ゲーム開発会社「ジャッジメントセブン」。
その代表であり変態プログラマーである「尾張世界」が書き上げた”現実を拡張する悪魔のプログラム”(拡張現実/AR技術)をきっかけに、彼らが生み出したゲームのキャラクターや設定が現実を侵食していき、さらにはジャッジメントセブンのメンバーが大きな陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。

ひょんなことから予想外の事態に発展していく物語の展開、実在の街が舞台であること、変態・変人だらけのキャラクターたち……あれ、なんかデジャビュ感が……?

DU60Uw-U0AAb0sL
この変態紳士、どこかで………??

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………ファッ!?

Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)を彷彿とさせる作品!?

私が初めて本作の公式サイトを見た時、その世界観やキャラ設定がどこか科学ADVシリーズを想起させるように感じていました。それは上に書いたようなデジャブ感というか。

実際にAR技術やハッキング、SF的設定など、いわゆる科学ADVっぽさを感じるところはありますし、キャラクターたちの属性の付け方・実在の街を舞台としているところ・数人のメンバーで活動しているところ(シュタゲでいうラボメン , 本作でいうジャッジメント・セブン)などはやはりシュタゲっぽさがあります。
しかしクリアした感想はというと……全然別物ッ!
そもそも描きたいことがシュタインズ・ゲートと本作では全然違っていたように思います。

変態と青春が融合した”絆”の物語

本作の目指している方向、それはまさしく「ゲーム制作」を焦点とし、7人のメインキャラクターたちの「青春」を描き出すことだったのではないかと思います。

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主人公である”アルバイトディレクター”の午前零時。特徴は”平凡”ということですが、”ハーレム”と呼ぶべきだと思う。

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個人的に一番好きだった”天然”系ヒロインの早瀬ユウノ。シュタゲでいうと「まゆり」枠。

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何から何までとにかく”残念”な早瀬アサノ。ユウノの姉にあたります。

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会社の社長にしてメインプログラマーの尾張世界。ザ・”変態”。

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全力で奇声を上げまくるイルカ二号。超がつく”中二”病であり変態であるという、本作になくてはならない人物。

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今作のツンデレ枠である結城七罪。イルカ二号に勝るとも劣らない”混沌”としたキャラ。

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”幼稚”すぎる天才中学生。明らかに幼稚園児レベルの思考レベルですが、プログラム技術は尾張世界に次ぐ実力。

彼らそれぞれが本当に個性的というか、とにかく普通の人が主人公含めて誰もいないので、キャラのやり取りも一筋縄ではいきません。

例えば…(以下はパッケージ版に付属していた特典から一部抜粋しています。)

(前略)
主人公「会議を進めようという、普通の考え方を持っている人はいませんか? ほんのちょっとでいいんです……」
尾張「おいおい、零時くん。そもそも普通っていう発想はどうかと思うよ…略…」
イルカ「左様。常人の理解を超えた次元に到達したければあらゆる常識は捨てよ…略…」
アサノ「アンタ、余裕なさすぎよ…略…」
ユウノ「そうそう。れーじくんは意外と真面目さんだからねー。それじゃダメだよー」
タチアナ「まったくレージはお子様だなー。もうちょっと大人の余裕…略…」
七罪「みんなの言うとおりね。あなたもプロを目指すなら…略…」
主人公「まるで僕が間違っているみたいな話の展開になってますが…略…早く会議を始めましょう!」
尾張「フム。どうやら俺の伝えたかったことは伝わったようだし、これにて本日のセブン評議会は終了とする。みんなお疲れぇ」
主人公「えええ!?…略…」
ユウノ「れーじくん、むずかしく考えちゃダメだよ」
(後略)

こんな感じで、基本的に変態・変人だらけの登場人物たちによる軽妙な掛け合い、いたるところに挿入されるギャグシーンのおかげで全体的にはかなりライトな雰囲気。重苦しい展開は少なく、気楽な気持ちで読み進めることができる作品でした。

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とはいえ本作がただの変態なギャグ作品かといえばもちろんそういうことではありませんw

現実とAR世界を繋ぐ謎多き展開と主人公たちに迫る陰謀の魔の手
。そういったプレイヤーを引き込む要素が散りばめられており、物語の引力はなかなかのものでしたし、その陰謀に立ち向かう中で明らかとなる真実にちょっとしんみり。

そしてなによりジャッジメントセブンが協力して事態に立ち向かう中、絆を深めていく様子は見ていてとても心地よかったですね。主人公とヒロインたちのラッキーイベントもたくさん用意されています(笑)

そんなわけで本作の物語はやはり「変態なのに真面目な青春活劇」というほかありません。

若干寒い場面も……

見た目からして想像がつく部分もありますが、キャラ同士のやりとりの中には寒い部分が多少はありました。この辺りは耐性がない方はちょっと厳しいところがあるかもしれません。
(いわゆる”ライトノベル”のノリについていける方なら問題はないと思います。)

また全体的にネタの繰り返しが多めなのも少し気になりました。アサノさんの”胸がない”弄りや音痴ネタは最初から最後まで、体感ではありますがたぶん100回くらい出てきたのでは?w

分岐システムS.O.S.

本作の分岐は通常の選択肢に加えて「S.O.S.」システムによって決定されます。

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これはいわゆるQTE(クイック・タイム・イベント)的なもので、画面に流れるように表示される選択肢からどれを選ぶか素早く決断していくという仕組み。油断していると選択肢が消えてしまうので、オートセーブがあるとはいえ若干面倒に感じる場面もありました。まあテキスト型ADVのスパイスとしてはアリなのかもしれませんけどね。

まとめ

思いのほかキャラクターたちの境遇や人間性などを丁寧に描いた作品。
それぞれの個性がより際立ち、変態であるにも関わらず彼らの青春がとても真面目に感じられるところは唯一無二だと感じましたし、本筋のシナリオも十分な牽引力を持っていたように思います。

一方でシュタインズ・ゲートと違って最初から最後までノリが変わらないのは評価が分かれそうなポイント。いろいろな意味で本作はなかなか人を選ぶ作品であるようにも感じました。

私自身は40時間じっくりとジャッジメント7のやりとりを楽しめましたし、想像とはちょっと違っていましたが、十分に満足しています

俺達の世界わ終っている。 - PSVita
レッド・エンタテインメント
2017-11-09


誰でも漫画家に!「マンガ・カ・ケール」レビュー!私も試しに書いてみた結果…

マンガ・カ・ケールとは?

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絵が書けなくても、ストーリーが思いつかなくても、漫画が書ける。
そんなマンガ制作ソフトである「マンガ・カ・ケール」。
2018年1月26日からPSVITA版がグランゼーラより600円で配信されています。(PS4版に関しては近日情報公開とのことです。)



本作では3Dのキャラクターや3000種類を超える素材、場面に応じた背景や効果などを自由に配置したり、ふきだしにテキストを打ち込んだりすることで自分だけのオリジナルマンガを制作でき、作ったマンガを専用サイト(マンガ・ヨメール)に投稿することで世界中の人に読んでもらうことが可能となっています。

なお本作には、コミックアドベンチャーを読み進める中で、キャラクターの顔・服装・行動/配置素材などを選択することで手軽に第一話のシナリオテンプレートが生成できる”第一話ジェネレーターモード”も搭載しているため、0から自分で作るのはハードルが高い!という場合も安心です。
第一話ジェネレーターの詳細は公式サイトの紹介ページをご覧ください。)

私はブログをやっていることからもお分かりの通り創作意欲は高く、趣味でミステリー小説を書いたりRPGツクールでオリジナル作品を作ったりしているのですが、いかんせん絵心は皆無。そんなわけで漫画を描く機会などあるはずもなかったのですが、「絵が描けなくても」というキャッチコピーに惹かれて早速ダウンロードしてみました。

以下で使い勝手の感想を簡単に書いていきますね♪

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改めて自分の絵心のなさにショック……「バカにしてんのか!?」とコナンファンの方に怒られそうですが、私自身も超がつくコナンファンですからね!

思っていた以上になんでもできる!?

正直言ってできることが思っていた以上に多いため、こだわろうとするとかなり大変です(^_^;)
私のようなド素人でも慣れてくれば使いこなせるものなのか……?まったく自信はありません(笑)

とはいえ、それは当然自由度の高さの裏返しでもありますから、才能ある方が使えばすごいマンガが出来上がるだろうということは容易に想像がつきます。

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まずは登場人物の作成。プロフィールなども設定が可能です。

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背景も様々な種類が用意されています。本作では普通の白黒マンガはもちろんのこと、カラーマンガも制作可能。

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配置したキャラのポーズ、向きなどを細かく指定することで、自分好みの構図を作れます。

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しかし構図を自力で作るのはかなり手間がかかります。そんなときはコマのテンプレートを使えばそれっぽい場面を一瞬で再現できます。もちろんこれで大まかに設定して細かいところは自分で修正していくこともできます。

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何も考えずに背景にキャラクターとアイテムを配置。画像では「皮が剥きかけのみかん」「スマホ」「くまさんのぬいぐるみ」を何の脈絡もなく置いています。なお背景はPSVITAのカメラからの取り込みも可能となっています。

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ふきだしの形ももちろん自由。中に書くテキストはフォントやサイズ、横書きか縦書きかなどを設定可能。

これら以外にも擬音語や擬態語など漫画でおなじみの”効果”・”グラデーション”やコマごとの効果音、コマの枠の色と濃さといったところまで自在に設定することができます。

全体的に若干操作がもっさりだったり、セーブにかかる時間が長かったり、コマンドが小さくて見づらかったり…といった不満点もないわけではないですが、予想していたより作れるマンガは幅広そうな印象があります。たとえば学園ものや恋愛もの、サスペンスもの、ホラーものなどは作りやすそうですね。(逆にSFものやファンタジーものは現在の素材では厳しいかと思います。)

というわけで現時点での感想は「できることが多くて、思っていた以上に制作ソフトとしての完成度は高いけど、私の才能は思っていたよりもすごく低かった!」です。マンガを描きたい!と思ったことがある方は、値段もお安いですし購入されても損はしないと思いますね~^^

というわけで私も試しに早速投稿してみた

第一話ジェネレーターを使ったものではなく、あくまでもいろいろな機能をただ使ってみただけの何の意味もない6コマですが……。クソマンガ(というかマンガですらない)なのは百も承知ですが、「こんな感じで作れるのね」ということが少しでも伝えられればという目的なので、どうかご容赦ください。

一応URLを貼っておきますね(^_^;)
マンガ・ヨメール「マンガ書くのは難しいね」(エンタメ最高マン)

できれば次はちゃんと読めるものを一本は書きたいと思っています。(第一話ジェネレーターを使うつもりです。)公開したらお知らせしますので、お楽しみに!
※モチベーションが続かずに中止する場合がありますので、あらかじめご留意くださいw※

PlayStation Vita メモリーカード 8GB (PCH-Z081J)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
2011-12-17


人狼がテーマのADV・レイジングループが最強に面白い!クリアレビュー!

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(追記あり)

「人狼が好きな方」、「サスペンス・ミステリーが好きな方」、「頭脳戦・心理戦が好きな方」、「アドベンチャー(ノベルゲーム)に抵抗がない方」、「民間伝承・神話に興味がある方」

一つでも当てはまった方にはぜひ手に取っていただきたい傑作中の傑作
人狼をモチーフにしたサスペンスホラーADVの最高峰
それがこの記事でレビューする「レイジングループ」です! 

あまりにも面白くてやめどきが見つからず、そんなこんなでいつの間にか朝になっている、それが一番のホラー・・・

と冗談はさておき、とにかく驚くべき完成度を誇る本作はNSw/PS4/PSVITAの三機種で発売されている、ケムコ製のダウンロード専用タイトルです。私はPSVITA版の時に目を付けていたんですが、結局プレイできず、ニンテンドースイッチ版の発売を機に購入しました。(どの機種も内容は全く同じです。)

ケムコのADVはどれも評判がいいことで知られていますが、その中でも特に絶賛の感想が目立つ本作。
価格は3000円とDL専売にしては高めですが、コストパフォーマンスもとんでもなく素晴らしい
引き延ばすような展開ではなく、クリア後シナリオ(暴露モード・追加ED)を含めれば濃い密度の物語を最低でも30時間以上は味わえるんです!

というわけで本作はネタバレ厳禁といえる作品ですので、この記事では基本的には公式サイトで分かる範囲以上のネタバレはしないように気を付けているつもりですが、念のためご注意ください。また一番最後だけ若干ネタバレを書いてしまいましたので、一気にスクロールされないようお気を付けください。

<簡単なあらすじ(公式サイトから引用)>

「おおかみ」信仰の残る地に夕霧立つとき、殺人儀式「黄泉忌みの宴」が開かれる!
「死に戻り」を繰り返し、惨劇を潜り抜け、怪奇事件の謎を解け。
「人狼(汝は人狼なりや?)」を大胆解釈したホラーサスペンスノベルADV。

(以上引用終わり)

とこれだけでは簡潔すぎるので若干補足。
主人公である「房石陽明」はバイク旅行で事故に遭い、「藤良村・休水集落」にたどり着きます。
そこは「申奈山」という強固な山岳信仰・民俗伝承が残る余所者嫌いの異質な場所。

主人公はそこで発生する怪異に巻き込まれて死亡してしまいます。
しかし彼はそれから、自分がバイクで迷っている最初の夜に戻ったことに気付きます。
この「死に戻り(ループ)」を繰り返し、怪異の謎・人狼の正体・そして時間が巻き戻る謎に挑む・・・というのが大きなストーリー展開となります。

<おすすめポイント>

先が読めないシナリオ

ハラハラドキドキはもちろんですが、謎が謎を呼ぶ展開・深まっていく事件の謎と村に秘められた狂気。
人狼ならではの心理戦・頭脳戦と主人公の推理をこれでもかというくらいに丁寧に描写しつつ、時に心に迫る感情の嵐の演出もしてみせる。
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人狼の醍醐味をすべて混ぜ込みつつ、それでいてそれを殺人や神話・童謡や村の歴史を軸として意外な方向へ発展させていくライターさんの筆力に脱帽しました。

魅力的なキャラクター

登場人物はメインだけでも十数名登場しますが、その一人一人が強固にキャラ付けされていて、印象が薄いキャラが存在しません。
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主人公はもちろん、ヒロインに当たる「芹沢千枝実」、「回末李花子」に加え、名代の「山脇多恵」や本名不詳の「狼じじい」、奇矯の振る舞い「醸田近望」など、キャラの把握が全く苦になりませんでしたね。(特にヒロインたちが本当に魅力的!!)
キャラクター同士の会話も生き生きしているように感じられました。

見事な世界観・雰囲気作りの上手さ

一見無駄に思えるほどに緻密な設定。
あり得ない・・・と思わせることなく、すべてを事実として飲み込ませてしまう、不思議なまでの説得力。
不気味であるが故に立ち入りたくなる「怖いもの見たさ」。結果としての恐怖演出。
どれもが計算されつくされているのが分かるからこそ、物語がこれほどに濃密になるんでしょうね。

また童謡として「申奈もうで」なる曲が幾度となく流れます。
加護として「へび・さる・からす・くも」といった役職も覚えられるようになっています。
この歌詞がまた本作の世界観を見事に表していて、クリアする頃にはついつい口ずさんでしまいますw

システム/インターフェースの快適さ
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本作はループ物であることから分かる通り、かなりシナリオチャートが複雑ですし、物語も細かく分岐します。
バッドエンドもかなりの数用意されています。

しかしこのシナリオチャートはいつでも好きな時にシーンジャンプをすることができ、何度も同じ文章を読む手間は一切ありません。
ヒント機能も充実しており、どの選択肢を選ぶべきか、次にどうすればいいか、”変な羊”が事細かく教えてくれますので、迷ってしまう心配もありません。
(バッドエンドを見ることで、新たなキーが手に入ることがあり、それで別の選択肢が解放される。)


さて、そんなわけでここまでレイジングループをこの上なく褒めたたえてきたのですが、いくつか若干気になるポイントも挙げておきます。

多少の残酷表現

文章だけの描写ですし、残酷表現OFFで伏字にできるのでそこまで大きな問題ではありませんが、多少グロ描写はあります
とはいえ「ひぐらしのなく頃に」が平気な方なら全く問題がないレベルだと思います。(個人的にはひぐらしよりもだいぶマイルドな印象)


概ねこんなところでしょうか。
繰り返しになりますが、プレイする価値が間違いなくある凄い作品なので、少しでも興味がある方は購入されて損はないと思いますよ!

(追記)
2018年1月25日にPS4向けのパッケージ版が発売!
ケムコのパッケージタイトルがまた見られる日が来るとはとても嬉しいです♪この機会に未プレイの方はぜひ手に取ってみてください!



<以下若干(?)のネタバレを含みます!
未プレイの方はお気を付けください!>






全般的に鬱展開

どうしてもループ物の鉄則ですが、大団円を迎えるまでは鬱展開が多めです。
特に主人公が「狼役」となる暗黒シナリオはなかなか辛かったです。まあ、後からいろいろと判明するんですけどね。

最終盤に至るまでの展開がいまいち盛り上がらない

もちろん好みの問題などもあるんでしょうが、「かみさま」の謎を解いていくまでの過程は少し間延びした感を覚えました。ここは人狼らしく”宴で解決”、という流れを見てみたかったところです。
ラストそのものは「かみさまを殺す」シーンなど感情を揺さぶられましたが、その準備となるパートが長かったかな?という印象です。

千枝実VS李花子VS春

私は千枝実派から少しずつ李花子に流されつつ、でもやっぱり千枝実派です!(笑)

PSVRで本格フライトシューティング!STARBLOOD ARENA感想!

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アメリカのWhiteMoon Dreamsが開発し、SIEから発売されているPSVR専用タイトル「スターブラッドアリーナ」。こちらを少しだけプレイしてみましたので、レビューと呼べないくらいにごくごく簡単ではありますが、プレイ感想を書いていきたいと思います。

まず概要ですが、本作は360度に広がる無重力アリーナを飛び回って敵を撃ち倒していく、3Dのアクションシューティング。イメージとしてはドッグファイト形式のフライトアクションゲームという感じでしょうか。
コントローラーで上下左右はもちろん機体の向きまで動かしつつ、VRソフトらしく目線で照準を合わせて敵を攻撃、撃墜していくという作品。

プレイの最初には操作のチュートリアルが入るのですが……
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……このキャラデザインの絶妙なズレ加減…!!
これはもう見た瞬間に日本のクリエイターとのセンスの違いを実感しますw
(いや、なんというか個人的には、これはこれでありですけどねw)

そんな二人(二匹?)は適当すぎるノリで「チュートリアルなんて要らなくね?」的なことを言いつつも、意外と丁寧にチュートリアルしてくれて、攻撃の種類や移動・視点変更の操作方法などもしっかり説明してくれます(笑)
(ただこれがなかなか複雑で、はじめは思うように動かせません。ある程度の慣れが必要だと思います。)

チュートリアルが終わればあとは自由に好きなモードをプレイ。
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収録されているのは、最大8人でキル数を競い合う「コンバット」、2つのチームでキル数を競い合う「チームコンバット」、ボールを奪い合いゴールしてスコアを競う「アイアングリッド」、チームでインベーダーの群れからベースを守る「インベーダー」。そのそれぞれでランク戦・プライベート戦が可能となっています。

もちろんシングルプレイモードもあり、全部で10のステージを楽しめるキャンペーンモード「バーンサーキット」と上記の4ルールでコンピューターと自由に戦える「フリーバトル」が遊べます。

そんなわけで今回私が選んだのはもちろんシングルプレイ。9人の機体差があるキャラから好きなものを選択し、5分間の中で敵をどれだけ撃墜できるかを競います。
(キャラについては、経験値と装備を集めてプレイスタイルにあったカスタマイズをすることも可能です。)
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実際にプレイしてみて
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まず驚いたのはその臨場感!
目の前に現れるコックピットの演出により、まさに操縦士となって無重力空間を飛び回っているような感覚が味わえます!

また試合は敵味方8人が入り乱れて戦うということで目まぐるしく激しい攻防が展開。乱戦の中スムーズに操作出来て敵を撃破したときはテンションが上がりますし、熱くなりますね。
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一方でいくつか気になることもあり、その一つは「酔いやすさ」。
やはり常に飛び回っていないといけませんので、VRソフトの中でも酔いやすい部類だとは思います。
(三半規管が弱い私は五分でちょっとクラクラ…慣れてはきたと思っていましたが、さすがにシューティングはまだ早かったみたいです。VR酔いを感じやすい方は、あまり長時間続けてのプレイはしない方がよさそうですね。)

もう一つは攻撃ヒット時などのエフェクトの見映えがあまりよくないという点。爽快感があるシューティングであるからこそ、ここにはもう少し力をいれてほしかったなぁと感じました。

とはいえ全体的には丁寧に作られており、まさにVRの凄みを再認識できるタイトル。静かなVR作品もそれはそれでじっくりその世界を感じられますが、こういう激しいアクションというのはその世界に入り込んだ感覚をより強く感じられるような気がします♪

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というわけで、上述したように私は酔いやすい体質であるために、あまりじっくりプレイできないのが残念ですが、少しでも経験してみる価値は十分にあると思います。現在(記事公開時点)はフリープレイで無料ダウンロードできますので、興味がある方はぜひプレイしてみてください!
(逆に三半規管が強くてフライトシューティングが好きな方はプレイしないと損ですぞ!)

【PS4】Starblood Arena
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
2017-06-29







さすがの中毒性の過去最高傑作!地球防衛軍5序盤レビュー!

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大量に押し寄せるアリやクモ、怪獣にエイリアンといった”地球外生命体”を一挙殲滅していくアクションゲーム地球防衛軍シリーズ。現在その最新作であるPS4/地球防衛軍5を絶賛プレイ中です。
(ちなみに私はシリーズのファンで、過去作では2や3を最高難易度「インフェルノ」までプレイしてやりこんでいました。)

このシリーズの面白さの核になるのはやはり「爽快感」、そしてアクションゲームであるにも関わらずかなりの「戦略性」を要求されること、さらには武器・兵科によって全くプレイ感覚が異なることによって味わえる「新鮮さ」、協力プレイで味わえる「共闘感」などが挙げられます。
(無双的な作品を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、まったく別物です。)

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本作ではオーソドックスな歩兵である「レンジャー」、空を自由に飛行できる「ウィングダイバー」、空爆の要請ができる「エアレイダー」、そして前作から登場した重装備の「フェンサー」の4つの兵科を選択可能。

私は過去作ではエアレイドが好きだったのですが、一人プレイではなかなか立ち回りが難しいので、強力な武器が集まるまではレンジャーやウイングダイバーでプレイすることにしました。(フェンサーはまだ使ったことがありません。)難易度はHARDでプレイ。

そんなわけで現在のプレイ状況はミッションの進行度的には4分の1ほど、いまだ序盤という感じですが、個人的にはすでに「過去最高傑作間違いなしなのでは!?」と思っています。その理由を簡単な感想を交えながら書いていきたいと思います。

相変わらずの中毒性

シリーズならではの魅力は本作でも健在!
新しく強力な武器を手に入れたらすぐに試してみたくなるので、やめどきが見つかりません。一つ一つの武器が本当に個性的で、ミッションごとの相性や戦い方に応じてとっかえひっかえするのが楽しいんですよね。
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敵の出現場所を頭に入れた上で、どの敵から倒すべきか、どんな位置取りをすべきか、どの武器が適しているか、戦車などの乗り物をいつ使うかといったことをしっかり考えないとすぐにゲームオーバーになってしまう高難易度なので、(もちろん難易度設定と自分の体力(アーマーポイント)にもよりますが)かなり頭を使う戦略的なゲームだと思います。

一方で敵もシリーズ通してかなり賢いのが特徴……なんですが本作のエイリアンは特に賢い!ビルの裏に回って死角を突いてきたり、一度距離を取って態勢を整えたり。いやはや、憎らしいです。難易度的には過去作よりも難しめなのではないでしょうか。(同一難度比)

従来作から様々な改善!

シリーズ過去作から多数の改善点があります。
箇条書きにしてみると、
  1. 武器に個体差の概念が登場。同じ武器を拾うと性能が強化される。これによってハクスラ的な武器集めがさらに熱くなった。
  2. 使っていない兵科のアーマーや武器も出現するようになった。
  3. ミッションに失敗してもアーマーや武器を一定量回収できるようになった。
大きな変更ポイントはこの辺り。
いずれも過去作で不満に思っていたことばかりで、これらを一気に修正してきたところは高く評価したいです。「過去作でできていたのに本作でできない」といった要素が見当たらないのもGOOD!

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お馴染みの巣穴ミッションも健在。強い火炎放射器が早く欲しい…。

ド派手な演出、大迫力のプレイ!

やはりPS4専用となった本作は、ハードの性能を生かしたド派手な演出も素晴らしい。2や3と比べると思っていた以上にパワーアップしている印象を受けました!例えば敵の部位が破壊されて体液などが建物に飛び散るような描写もあり、戦いがよりリアルに。(こうした演出が苦手な方は注意が必要かも。ただしこの記事ではそういった画像は使っていません。)

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手強いカエル型のエイリアン。こんなにいたら絶対無理…!
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……ズドーン!!!!!!!!!!!!

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敵が無限湧きする塔。この数を全部破壊しなければいけないのかと思って一瞬ビビりました(笑)

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円盤がなんだか妙にリアルですごく不気味。

私はスナイパーライフルで遠くから敵を狙撃したり、ロケットランチャーをぶっ放して誤射して自爆したり、細道に敵を誘い込んでレーザーで一挙殲滅したりするのが好きです。あ、前作でお世話になりまくったC70爆弾は今作にもあるのかな?

ストーリー性が強まった

本作では味方の隊員たちがいろいろとしゃべりますし、ニュースや上官からの命令などを通じて世界的な戦況が語られます。過去作でもこうした要素はありましたが、本作ではさらにそれが強化されている印象で、主人公たちの置かれた絶望的な現状が克明に伝わってきます。まさに特撮の世界ですね。

これによって地球を防衛してやるぞ!というプレイヤーとしての戦意が高まるのは、動機付けとしてとてもいいアイディアだと思います。

ちなみに仲間たちは指揮下に入れることで一斉に回復させられることもあり、クリアするまでに全滅していることが多かった過去作と比べて共闘感が高まっています

おまけ
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これ、小さくて分かりにくいかもしれませんが、カエル型のエイリアンがポケモンのロケット団ばりに回転しながら空の彼方へと吹き飛んで行った一枚。

特に私が攻撃したわけでもなく、突然空中に舞い上がったと思ったら砲丸投げの要領でグルングルン廻ながらお空に消えていきました。何が起きたのか分かりませんが、たぶんバグでしょうね(笑)

一部始終を動画で撮りたかったのですが、撮り方が分からず断念……。ともあれ、こいつの行方を知っている方がいましたら情報提供をお願いしますw


というわけで地球防衛軍5のここまでの評価を書いてみましたがいかがでしたでしょうか。レンジャーやウィングダイバーのアクションの操作性も良好ですし、エアレイダーの一斉掃射で自らの手を汚さないプレイも早くやりたい(笑)
「爽快で戦略的なアクション」「ハック&スラッシュ的な武器収集」といった言葉が琴線に触れる方、本作は手放しでおすすめですぞ!


これぞJRPGの最高峰!ゼノブレイド2クリアレビュー!

一昨日Twitterでつぶやいた通り、ゼノブレイド2をクリアーーー!(レビュー、一日遅れてしまって申し訳ありません。)
クリアまでのプレイタイムはおよそ80時間。クエストなどは半分ほどを残し、どちらかというと駆け足でプレイしてこれなので、そのボリュームはやはり半端じゃなかったですね~♪

さて、そんなわけで遅ればせながら、ゼノブレイド2、ちょっといつもより力を入れてレビューしていきます。こちらの記事では物語のネタバレもしてしまいますので、未クリアの方・プレイ予定の方はご注意ください!

※ネタバレなしの序盤レビューも公開しています。こちらは未クリアの方でも安心して読んでいただけるかと思います。
関連記事リンクゼノブレイド2のネタバレなし序盤レビュー!なんだこの面白さは!?

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<物語>
最初から最後までなんと熱い物語なんですか!
主人公レックスとヒロインのホムラ(&ヒカリ)の王道的なボーイ・ミーツ・ガールのストーリーではありますが、キャラクターひとりひとりの複雑な境遇、そこから生まれる絆と葛藤。人間とブレイドの在り方。国家間(アルス間)の争い。

こうした様々なテーマを孕んで、それを天の聖杯のドライバーとしての主人公を軸にまとめ上げた秀逸なシナリオでした!

また本作の物語がいわゆる勧善懲悪的な話ではなく、敵側のキャラたちの行動原理にも一定の共感・同情を抱かせるところもミソ。これによって主人公たちの戦いがよりリアルなものになっているように感じました。

特にシンが絶望の中、自らの命を絶とうとしなかった理由にはウルウルしてしまいましたね。

全体を通して、これだけ長大なボリュームであるにも関わらず、進めていくにつれてどんどんスケールが大きくなっていき、常に先が気になる展開となっていたことに脱帽です。なんといっても引力がすごかった。

<イベント>
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イベントシーンなどにおけるキャラクターのモデリングは本当に特筆すべきレベル。WiiUのゼノブレイドクロスから数段レベルアップしており、力の入った演出と丁寧なモーションも相まって、まさしくアニメを見ているような感覚を味わえます。

そしてこのイベントムービーが尋常ではないボリュームがあり、いい意味でムービーゲーといっても過言ではない作り。終盤は度重なる回想シーンなど若干冗長に感じる場面がなかったわけではないですが、なにしろストーリーが面白い上に演出が素晴らしいので、私は苦になりませんでした。

ラストシーン、レックスの持つコアクリスタルが光ってホムラとヒカリが帰ってきた時の感動を、私はしばし忘れられそうにありません。

<キャラクター>

まずは主人公のレックス。最初は多少幼さも感じますが、経験を糧として精神的に大人びていく、格好よくなっていく。そんな成長が感じられるのが素晴らしかった。

ラストでホムラ(ヒカリ)と離れ離れになるシーンがありますが、物語序盤のレックスだったなら、もっと駄々をこねていたに違いありません。彼女たちの思いを正面から受け止められるようになったからこそ、あの場面で彼女たちに背を向けることができたのだと思います。

そしてホムラ&ヒカリ。もうね、最高としか言いようがない。
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ゲームの終盤で”3人目の天の聖杯の人格”をホムラとヒカリ、どちらで呼ぶかということを選ばされます。「こんなん鬼畜や……選べんよ……」とは思いつつ、性格がホムラに似ていそうだったためホムラを選択しました。

「じゃあどっちが好きなのか」って?
それはもちろんホムリ……いやええとヒカラ……決められません!

それ以外にも魅力的なパーティーキャラが多数。ニアももちろん超好きですし、メレフやハナも大好き。亀ちゃんやサイカ、トラ、カグツチなどもそこそこ好きですし、逆に嫌味なキャラが見当たりませんでした。ミニじっちゃんも可愛いですしね。ただヴァンダムのおじちゃんが序盤に退場となったのはちょっとびっくりしました(^^;

ちなみに私は基本レックス・ニア・トラの3人でほとんど進めました。トラがタンク役、ニアが回復役をしつつ、レックスでとにかく攻撃。これが一番単純というか安定感があった気がします。
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こんな感じのパーティー。ニアは回復ブレイド3人でマスターヒーラーとして大活躍。彼女をブレイドにして使うこともできますが、やっぱり回復は任せた方が楽でした。でも3人技をしたければそうも言っていられませんけどねw

<戦闘>
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これだけ面白いRPGの戦闘もなかなか珍しい!これぞまさにコマンドとアクションとシミュレーションを融合させたような最高のバトルシステムでしょう!
(コマンドは技選択と技連鎖、アクションはQTE/クイックタイムイベントや技キャンセル、シミュレーションは位置取りとブレイドスイッチなど。)

序盤はあまり親切とは言えない説明で、システムを理解しきれていませんでしたが、ひとたびブレイドコンボ・属性玉のシステムを理解した暁には、私はこの戦闘システムのとりこになっていました。

特にブレイドが増えてきて、様々な属性の必殺技を打てるようになると、属性玉が4つ、5つ簡単につけられるようになります。そして上の画像のようにそれらを反属性攻撃を用いて1ターンに1個、すべて割っていくと、バーストゲージがその都度増加。最後にはフルバーストを発生させることができます。
このフルバースト状態まで行くと、ダメージは桁違いに増加しますから、それこそ数百万ダメージを一気に与えることができます

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これが上手くいくと自分よりレベルが5~10高いような格上の敵も面白いように撃破可能。例えばレベル65程度でもレベル70のラスボスを軽々倒せます。(ホムラを覚醒させた状態でフルバーストまで行けば、画像のラスボスの体力の6割近くを一挙に削れる。)

戦略的に戦闘をこなし、冒険の道中で格上の相手を倒していると、特にレベル上げをすることなく、スムーズにラスボスまで行くことができるバランス調整もお見事というほかありません。

<フィールド>
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広大なアルストのフィールドの密度の濃い作りと美しさに感銘を受けたのは私だけではないでしょう!様々なロケーションが用意されていて、景色に見飽きてしまうことがありませんでした。

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私の撮ったベストショットを紹介w

そしてなんといっても「ちょっとあっちに行ってみよう」という出来心から、いつの間にか冒険の目的を忘れて秘境にたどり着いていたり、見えているのに行き方が分からない宝箱とにらめっこしていたり、二つ名付きのユニークモンスターと戦っていたり、未知のランドマークを見つけたり、クエストが始まっていたり、サルベージにいそしんでいたり、とまあ書ききれないほどの密度の濃さ。

このように「発見する楽しさ」はまさしくこの世界の大冒険の醍醐味となっており、これだけの広さにこれだけのイベントを詰め込むのがどれだけ大変だったのか、素人目からでもよく分かりました。

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取れなかった宝箱は後で街からコンテナに乗って回収しにいけるなんてことも。一筋縄ではいかないからこそ、探索意欲をかき立てられます!

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とんでもない強敵を見つけることも。寝ているようなので起こさないようにそっーと進みます(笑)

また街もフィールドも”高低差”を上手く使った構造がまた素晴らしい。
これが「あそこはどうやって行くんだろう?」というプレイヤーの挑戦心をくすぐるんですよ。仕掛けやギミックではなく、高さを使った構造設計だけで謎解きを作り出している作品は数少ないのではないでしょうか。

<音楽>
褒め疲れてきましたが、音楽もまた褒めない訳にはいきません!
個人的にはスペルビア帝国のフィールド音楽「赤土を駆け抜けて」、そしてクライマックスシーンで必ず流れる「アクション起動」の2曲が特にお気に入り。今作も音楽への力の入り方が半端ない!



ヘビロテなう。

<育成・やりこみ要素>
育成システムが非常に充実していることで、ザコ戦闘を繰り返す楽しみも生まれていました。

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例えば信頼度を上げたり特定の条件を満たしたりすることで解放されていくキズナリング。
(ちなみにヒカリはクリティカルの度にリキャストを回復するスキルが習得でき、コアをクリティカル確率の高いもので錬成すると、常にドライバーアーツが打ち放題という鬼のような強さを誇ります(笑)アンカーショットを打ち続けられるので、これだけで回復に困りませんw)

これ以外にも武器種ごとの強化、ドライバーのスキル習得、アクセサリ装備、アシストコアの装備、人工ブレイド・ハナの自在な強化、ポーチアイテムによる強化など、育成要素がたくさん。

また育成システムだけでなく、やりこみ要素として大量のクエストも存在
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どれも簡単にはいかない手強いものばかりで、これらのコンプリートを目指すだけでゲーム一本分のボリュームがあるようなw

<ブレイド同調>
ブレイドのガチャともいえるブレイド同調システムもGOOD。昨今ガチャはいろいろと問題になったりもしますが、それはあくまでそれが課金ありきである場合。本作のガチャはもちろん完全無料で楽しめますし、ガチャを回すために使うコアクリスタルを探すハクスラ的な楽しみも生まれています。

……レアクリスタルを使ったのにコモンブレイドが出まくると、かなりムカつきますけれど(笑)

また集めたブレイドたちを活用する手段として用意された「傭兵団」システムがまた楽しい。いろいろと有用なアイテムを手に入れられます。
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<不満な箇所>
絶賛しまくっているゼノブレイド2ですが、不満点(というか不便な点)がないわけではありません。最後に箇条書きで挙げてみます。

・フィールドマップ/街マップが見づらい。(アップデートで多少は改善されたとはいえ…)
・ブースターの個数制限は必要あったのか?
・終盤の敵配置がひどい。いつまでも追いかけてこないで!というかこっちに気付かないで!
・サブクエストのおつかい感がやや強め。
・序盤、システムの説明をもう少し視覚的にしてほしかった。
・ブレイド同調、傭兵団のスキル獲得などは演出を一部スキップさせてほしかった。
・面白すぎて睡眠不足になる。

とまあだいたいこんなところでしょうか。
はっきりいってインターフェース面はまだまだ改善の余地がある作品、というかそこだけが唯一の課題であると感じましたね。

<総括>
ユーザーフレンドリーとは言えないインターフェースに若干の不満はありつつも、それを補って余りしかないほどの加点ポイントがある、だから満点をつけたくなる、そんな作品。本作がJRPGの一つの進化の形を見せてくれたと、私はそう思っています。同じ方向性のゼノブレイド3、待望!!


これぞ一発ネタ!Switch版"ママにゲーム隠された"レビュー!

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New3ds版が発売された時から気になってはいたものの、なかなか購入するきっかけがなかったダウンロード専売タイトル「ママにゲーム隠された」。Switch版の発売を機にようやく購入(価格は500円)し、1時間ほどプレイしてクリアしましたので、こちらをレビューしていきます!

(いくつかのステージの攻略方法についてネタバレをしています。ストーリー性があるわけではないので問題ないと思いますが、気にされる方は念のためご注意ください。)

まずタイトルでお気付きかと思いますが、本作は超がつくバカゲーです(笑)
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ママに隠されてしまったゲーム機を、部屋の中に転がるアイテムを使って探し出す謎解きパズルゲーム……ただし謎解きといっても、ほとんどのステージが1分もかからずにクリアできるほどの簡単さなので、ジャンルもバカゲーと言った方が適切かもw
ゲーム機が隠されている場所は座布団の下やタンスの中といったごく普通のところから、「それ、ママどうやって隠したんだよ!?」と突っ込みたくなるような場所まで様々。

シチュエーションに関しても、部屋の中で徒競走が始まったり、自転車に吹っ飛ばされたり、おじいちゃんを昇竜拳で吹き飛ばしたり、井戸からママがせり上がってきたり、まさに何でもあり

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これぞカオス!


いろいろと試しているうちに理不尽なゲームオーバーになりまくりますが、これもまた一興。

それと本作は後ろで流れている絶妙に間の抜けたBGMが意外とクセになります。私はこれを口ずさみながらゲーム機探しをしていました。

気になったこととしては、いくつかのステージで「もはやママ関係なくね?!」というステージが散見されたことが挙げられます。

全体的に「……あ、ママ!くそ、見つかったか…」「ママ、こんなところに隠してやがったか……」という感じでママと子どもの激しい闘争が見られるんですが、ゲームの中盤で、”間違い探しをクリアしたらゲーム機がどこからともなく湧いてくる”というようなステージも登場し、それは若干違和感。まあ野暮な指摘であることは承知していますが、「ママが隠しているというより制作スタッフが隠している」感があったんですよね。バカゲーだからこそ、そこはタイトルに忠実な形でこだわってほしかった。

というわけで改めてまとめると、本作はセンスを感じる一発ギャグをテンポよく見ていくゲーム。500円の価値があるかと聞かれれば私は答えに窮しますが、

「うーん、こんなアイテムで何をするって……ファーッwww」
という経験をするのに500円払えるという方、あるいは「久しぶりにママにゲーム隠されたい」という方には本作をおすすめします。

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3つのカップがシャッフル。一体どれにゲーム機が…?
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……そっちかよっ!


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