エンタメ最高マンの家庭用ゲームブログ

RPGにADV、アクションにシミュレーションなど、幅広い家庭用ゲーム(携帯ゲーム機ソフト含む)のおすすめ作品とレビュー、そして新作情報やゲーム関連のコラム(&コナンのTVアニメの感想)を書いていくブログです。 いただいたコメントにはその全てに返信いたします。ぜひお気軽にご意見・ご感想をお寄せください!

ご覧いただきありがとうございます! 全力で良質な家庭用ゲーム作品をご紹介していきます!

おすすめ家庭用ゲームソフト

[2017年10月12日のゲーム情報]よいこマイクラシーズン2が配信開始!など

今日もいくつかゲーム関連情報をピックアップ!

1.よゐこのマイクラでサバイバル生活~まだ見ぬ大地を求めて~(シーズン2)の第一話が配信開始!

お笑いコンビ「よゐこ」の二人がSwitch版「マインクラフト」をプレイする動画シリーズ・通称「よいクラ」。そのシーズン2・第1話が本日より配信開始。

今回は濱口さんも言っていましたが、ドラクエのタイトルのようなカッコいい副題が付いています。(が内容は相変わらずの緩さ(笑))


ちなみにシーズン1の動画をまとめた記事もありますので、まだ見ていない方はシーズン1からぜひ見てみてください♪
よゐこの二人による「マインクラフト」プレイ動画が面白い!

2.ゲームセンターDX「スーパーマリオオデッセイ」編が明日公開!

同じくよゐこの濱口さんによるゲームセンターCXならぬ、ゲームセンターDXの「スーパーマリオオデッセイ」編が2017年10月13日に配信決定!

毎回CXに負けず劣らず面白い動画になっていて、中でも私は特にゼルダブレスオブザワイルド編とヨッシーウールワールド編が好き。今回も新作購入の後押しとなるような動画になっていることに期待しています♪
(現在予告動画が限定公開されています。)

3.デモンゲイズ2 グローバル エディションがPS4/PSVITAで発売決定!
デモンゲイズ
角川ゲームス
2013-01-24

デモンゲイズ2 - PS Vita
角川ゲームス
2016-09-29

角川ゲームス/エクスペリエンスによる人気ダンジョンRPG「デモンゲイズ2」の完全版が2017年12月14日に発売決定!

本作は英語のテキスト・ボイスが追加され、PS4版はフルHDにも対応。
私は過去二作ともPSVITA版をプレイ済みですが、比較的サクサク進められるDRPG入門にも最適な非リーズで、ジェムを使って装備品を入手するハクスラ的な要素も魅力。
遊びやすく親切な作品となっていますので、なかなかオススメです。

4.UNDERTALEのパッケージ版が2018年1月11日に発売決定!

私も気になっていてプレイしようと思っている「Undertale」のパッケージ版が2018年の1月11日にでPS4/PSVITAで発売決定!
いい機会なのでぜひともプレイしようと思います♪

5.ケムコのRPG「レブナントサーガ」がニンテンドースイッチで配信決定!

ケムコによる王道RPG「レヴナントサーガ」がPS4/PSVITA/WiiU/PS3に次ぎ、2017年10月19日にスイッチでも配信決定。
スイッチはまだRPGの作品数が多くありませんので、これは朗報。私も購入したいと思っています。


6.PSVITA「忠臣蔵46+1-V-」が面白すぎる!

完全にプレイ日記ですが、忠臣蔵を題材にしたPSVITAのノベルゲーム「ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- V」に見事にハマっております。

私は忠臣蔵などまったく知識がなく、単純に評判がいいという理由だけで衝動買いしましたが、こんなに熱い物語のADVだったとは…!これだからノベルゲームはやめられない。プレイ当初に感じたとある設定の違和感(好み的な問題です)など今やどこ吹く風です。

江戸・元禄時代という300年前にタイムスリップしてしまった主人公が、主君の仇討ちに奔走する赤穂浪士四十七士たちの運命と歴史のうねりに巻き込まれていく、という物語の本作。

ただの萌えゲー?いいえ燃えゲー。

史実を元にした世界観と本作独自のループ世界・呪いといったファンタジー要素が見事にマッチした、個性豊かな多数のキャラが繰り広げる”義”と”忠誠”、”武士道”、そして主人公自身の”成長”を描いたストーリー。
ボリューミー過ぎてまだクリアしていませんが、ここまで感動で3度泣いてしまいました

歴史的な知識が一切なくても十二分に作品にのめり込めるシナリオライターさんの描写力はお見事で、命と命がぶつかる激しい剣劇も手に汗握ること間違いなし!こんな大傑作が歴史の影に埋もれているとは!!
熱い作品が好きな方、本当にオススメです!クリア後におすすめ記事を改めて書こうと思っています。


3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.5

3dsの隠れた名作をご紹介していく企画第5弾。
これまでのvol.1~vol.4のリンクは以下となります。合わせてご覧くださいね。

vol.1 (ラジアントヒストリア、ルクスペイン)

vol.2 (怪獣バスターズ、ルミナスアーク3アイズ、名探偵コナンvs金田一少年の事件簿)

vol.3 (ウィッシュルーム、ヘラクレスの栄光)

vol.4(・国盗り頭脳バトル 信長の野望、ソラトロボ それからCODAへ、スローンとマクヘールの謎の物語2)

今回は、
ワイズマンワールド
だれでもアソビ大全
幻想水滸伝 ティアクライス
の3作を取り上げます!
(ワイズマンワールドは公式サイトが見つかりませんでしたので、電撃オンラインの紹介記事のリンクを載せています。)

ワイズマンワールド

ジャレコによる王道RPGとして知られ・・・あまり知られていない本作、ワイズマンワールド。
崩壊が進んでいく世界を舞台に、若き魔法使いが世界の再生を目指していく、往年のRPG感を強く感じさせる作品です。

ホムンクルス合成の楽しさ

本作ではホムンクルスと戦闘で手に入れたモンスターの魂を合体させて強化させていくことができます。
この仕組みはメガテンシリーズ(その派生であるペルソナシリーズ、デビサバシリーズも)のシステムと近いものがあり、育成の楽しさはなかなかのものがあります。

難易度が高めのバトルが育成のモチベーションに

戦闘は気を抜くとあっさりやられてしまうこともあるほど、意外と高難度。
これは近年の作品としては賛否の分かれるポイントかもしれませんが、属性やチェーンバトル、連撃といった要素によって、しっかり考えながらプレイしなければいけませんし、スキルはモンスターの合成をして整えていかないと厳しくなってきますので、育成の動機付けという点を意識して考えられたバランスなのだろうと思います。

ドット表現のグラフィックがいい感じ

本作の世界観にぴったりなドット絵のグラフィックは作品のシステムとも相まって、昔懐かしさを感じさせます。オーソドックスなコマンドバトルRPGが好きな私としては、この雰囲気はとても気に入りました。

全体的には大きな欠点もなく、コンパクトではありつつもしっかり遊べる佳作RPGという印象の作品。
戦闘アニメがスキップできないことや、作業感の若干の強さなど欠点がないわけではありませんが、昔ながらのRPGが好きならプレイして損はない作品だと思います♪

だれでもアソビ大全

だれでもアソビ大全は40種類以上の定番ゲームが一本のソフトにまとまったとてもお得な作品です。
収録されているのは大富豪やポーカー、ばばぬきといったトランプゲーム、将棋、チェス、すごろくといったボードゲーム、ボーリングにダーツなどのアクションゲーム、そしてソーダやバランスゲームといったパーティーゲームなど多種多様。

一本のソフトがあれば最大8人でのマルチプレイができるのもポイントで、タッチペン一本でわいわい楽しめるのがお手軽でいいところです。

プレイ中に文字チャットができる

他の人のターンなどで暇なときは、ゲーム内のチャット画面でお絵描きをしたり指定した相手にメッセージを送ったりできます。これが面白くて、自分の番になったことに気が付かずひたすら謎のメッセージを送り続けてしまうこともしばしば(笑)大勢で顔を突き合わせて遊ぶときの破壊力は異常ですw

個人的にはバランスゲームが好き

バランスゲームは順番にハコを揺れる台の上に載せていくだけなのですが、次の人が乗せづらいようにあえてバランス悪く置いたりする意地悪プレイが面白い。いわゆるジェンガのような楽しみ方ができます。

どのゲームもシンプルで、ルールなどの予備知識は最低限で大丈夫ですので、気軽にサクッと対戦が楽しめるという意味ではとてもおすすめのソフトです。
また意外と一人でもちまちま遊べてしまいますし、ちょっとした合間の暇つぶしにもちょうどいいのではないかと思います。最初にも書きましたが、一本あるだけでアソビの選択肢が広がる得した気持ちになるソフトですよ♪

幻想水滸伝 ティアクライス
幻想水滸伝ティアクライス コナミ・ザ・ベスト
コナミデジタルエンタテインメント
2010-02-18

「108人の仲間を集める」。
それが一つのテーマとなっている人気RPGシリーズ「幻想水滸伝」の外伝的作品。

百万世界といういくつもある並行世界のうちの一つの物語ということで、ナンバリング作品の紋章世界とは設定などいろいろな点が異なるのですが、その分シリーズをプレイしたことがない方などにも入りやすい単発作品として楽しめるのが特徴です。

先が気になる物語

様々な種族が登場し、戦記物としての色もあり、人と食い違う記憶・隠された世界の歴史など謎が謎を呼ぶ展開もある。
とにかく先が読めずのめり込んでしまう物語はまさしく幻想水滸伝らしい素晴らしいもので、ストーリー重視のRPGプレイヤーの方にはぜひとも遊んでいただきたいです。

DSの作品でありながらシナリオは大ボリューム、イベントや戦闘などではキャラクターがボイス付きでどんどんしゃべります。今遊んでもそこまで古さが気にならない部類の作品ではないかと思いますね。

個性豊かな108人の仲間たち

シリーズおなじみの仲間集め。
108人の仲間のうち大部分は集めなくてもメインストーリーに影響はありません。
しかしこれだけいるキャラクターたちが皆個性的であることと、そのそれぞれにサブシナリオや依頼などが用意されていて十分掘り下げられることから、どんどん集めたくなること間違いなし!

普通108人も仲間がいたら、ほとんどがモブキャラのようになりがちだと思いますが、それぞれしっかり特徴をつけて差別化してあるので、ちゃんと一人一人に愛着が湧くのもGOOD。

拡大していく本拠地を歩き回る楽しさ

前項とも関係しますが、仲間を集めていくたびに本拠地の城の機能が拡張されたり、進化したりします。
これによって本拠地を探索するのが本当にワクワクでした。「ああ、戻ってきたなあ」という安心感は格別だった記憶があります(笑)

さて、本作はこれら以外にもサクサクテンポよく進む戦闘や耳に残る民族学的な音楽など、おすすめポイントがたくさん。
幻想水滸伝の本編シリーズと比較してしまうと評価もいろいろ変わってきてしまうのかもしれませんが、一本の独立した作品として見た場合、ティアクライスはかなりの完成度を誇っていると言えます。新品でもかなり安価になっていますので、コストパフォーマンスも最高だと思いますよ!


というわけで今回は以上となります。
現在DSソフトは発売から時間が経ち、今回の幻想水滸伝をはじめ、かなり値段的にお買い得となっているものも多いので、名作をプレイするのに意外といいタイミングな気がします。興味をお持ちのタイトルがあればぜひ!


PSVITAの隠れた名作をご紹介!vol.2

この記事でも多彩なソフトが発売されているPSVITAのソフトの中で、若干知名度が低めの隠れたおすすめタイトルを紹介していきたいと思います。

ちなみに3ds編は現在vol.1~vol.3まで公開していますが、PSVITA編も不定期に書いていこうと思っています。PS4編やNSw編も順次公開予定です。
PSVITA編vol.1はこちら。

今回は、

電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION

の7作品を取り上げます!


人気のライトノベルレーベルである電撃文庫のキャラたちが登場する格闘ゲームである本作。
ソードアートオンライン・魔法科高校の劣等生・灼眼のシャナ・とある魔術の禁書目録・アクセルワールド・とらドラ!・ロウきゅーぶ・ヘビィオブジェクトなど、多彩な有名作品が集結している豪華な顔ぶれが魅力となっています。セガ発売ということで戦場のヴァルキュリアからセルベリアも登場。

いわゆるクロスオーバー作品ですので、好きな作品があったり好きなキャラが参戦しているという場合はおすすめです。
格闘ゲームとしてはシンプルで操作しやすいため、普段あまり格闘ゲームで遊ばないという方でも簡単にコンボ技を出せるようになると思います。
思いのほかしっかり作られていて、なかなかの良作と言えるのではないでしょうか。格ゲーの入門用としてももってこいかもしれません。

デジモンストーリー サイバースルゥース - PS Vita
バンダイナムコエンターテインメント
2015-03-12


デジモンのゲームシリーズの中でも世界観やシナリオに力が入っていると評判の本作
(PS4/PSVITAで本作と続編が一つになった新作「ハッカーズ・メモリー」の発売が2017年12月に予定されています。)

本作では主人公は電脳探偵として、現実世界と電脳世界を冒険することになりますが、なかなかミステリー要素が濃く、大人向けのデジモンという売り文句に偽りはありません。
また現実世界は新宿や中野など、実在の場所を模しており、こうした景色は予想していた以上に忠実に再現してありました。

戦闘が単調であったり、育成システムや似通ったダンジョン探索など、全体的に作業感が強めという欠点を感じなかったわけではありませんが、特にデジモンファンというわけではない私も純粋なRPG作品として楽しむことができましたので、デジモン好きの方にはたまらないのではないでしょうか。

未プレイの方はぜひ二作セットになりさらに大ボリュームとなった新作に手を出してみるといいかもしれません。

フリーダムウォーズ
ソニー・コンピュータエンタテインメント
2014-06-26

主人公が懲役100万年を課せられた囚人(咎人)である、という世界観からしてぶっ飛んでいる異色のハンティングアクションゲームである本作。
SIEが共闘をテーマにしてキャンペーンを行った際、その一環として発売された完全新規作品となります。

フリーダムウォーズは巨大な敵・アブダクターから市民や仲間を奪還することを目的としたマルチプレイアクションで、荊(イバラ)アクションで高低差のあるフィールドを高速移動したり、アブダクターに張り付いて溶接し、部位の破壊を行ったり、またアクセサリと呼ばれる主人公のお供の音声合成を行えたりと、画期的な仕組みを数々搭載していることが特徴です。

その反動からか、アブダクターの種類が少ないなど、主にボリューム面・難易度面での問題が指摘されていますが、非常にチャレンジングなタイトルであり、進化すれば大きく化けそうなだけに続編が待ち望れている作品でもあります。
世界観は唯一無二だと思いますし、物語も先が気になるつくりになっていますので、興味がある方にはおすすめします。



日本一ソフトウェアによる完全新規のダンジョンRPGである「ルフランの地下迷宮と魔女の旅団」。
その評判の高さ故か、PS4への移植版も2017年9月に発売されます。

前人未踏の地下迷宮を手段を問わず攻略しようとする魔女。プレイヤーはその手下である人形兵を率いてダンジョン探索を進めていきます

最大40人という大量のキャラクターが参加する集団戦、壁壊しといった従来のDRPGにはない様々な革新的要素が詰まった本作は、ダークファンタジーとしての世界観・物語・キャラクターが本当に素晴らしい。ボリュームもメインストーリーだけで十分すぎるほどで、コストパーフォーマンスも抜群です。

若干描写の残酷さなどがありますのでそこは注意が必要ですが、そういったものが極端に苦手な方でなければ大丈夫だと思います。
やりこみ要素も膨大ですし、長く楽しめるゲームを探している方におすすめです。


ミストと呼ばれる魔法のアイテムが存在する世界観で、学園もののファンタジーにちょっとした推理要素を加えたノベルADVである本作。
PCで発売された三作品に、追加シナリオなどを加えて一本のパッケージソフトになっており、かなりのボリュームの物語を体験することができるお得な作品です。

どちらかというとほんわかとした物語で、一作目はキャラ&世界観紹介という感じですが、二作目あたりから学園の様々な謎などを追求し、加速度的に面白くなっていきます。

キャラクターに関しても、鹿ケ谷憂緒というメインヒロインが非常にいい。(好みのタイプ。)
というのはさておき、先が気になる展開と王道の学園ものとしての面白さ、コストパフォーマンスの良さなど、おすすめポイントが多く、ノベルゲームに抵抗がない方にはぜひプレイしていただきたい作品となっています。

テイルズ オブ ハーツ R - PS Vita
バンダイナムコゲームス
2013-03-07

DSで発売されたテイルズオブハーツのPSVITA向けリメイクタイトル
ハーツはテイルズオブシリーズの中でも知名度が低めという印象がありますので、ここで取り上げました。

主人公・シングが誤って破壊してしまったヒロインであるコハクのスピリア(感情)。
心を失ったコハクを助けるため、スピリアの欠片を探す旅に出る、というのが大筋のストーリーとなります。
小さな旅がだんだんと大きな意味を持ってくる物語の流れは秀逸で、引き込まれるものとなっています。

また戦闘システムは原作版とは違い3D戦闘に進化。
バトルフィールドを駆け巡ってド派手な空中コンボ(エアリアルコンボ)を決められるなど、爽快なバトルシステムとなっています。

シリーズの中でも奇をてらったところがなく、特に王道的な作品となっており、安定して楽しむことができるバランスのよいRPGに仕上がっています。

東亰ザナドゥ 通常版
日本ファルコム
2015-09-30

東亰ザナドゥ eX+ - PS4
日本ファルコム
2016-09-08

ファンタジーを得意とする日本ファルコムが、東京を舞台に現代劇を描いた作品
現実世界で学園生活を送る主人公・コウが異界へとつながるゲートを発見し、その中に広がるダンジョンを踏破していく都市神話型のアクションRPGとなっています。

アドベンチャーパートは昼間に学園に通い、立川市をモチーフにした杜宮市の様々な施設を自由に探索アクションパートでは異界でグリードと呼ばれる怪異と戦うことになります。
この辺りはコマンド戦闘である軌跡シリーズとは違い、どちらかというとイースシリーズに近い味付けとなっています。

全体的には軌跡シリーズ(特に閃の軌跡1)を彷彿とさせるような物語演出にペルソナ風のコミュシステムを加え、戦闘はRPG要素込みのアクション、という感じになっています。
これがなかなか上手く融合しており、アクションRPGが好きな方におすすめできます。
(ちなみにPS4ではいくつか要素を加えたエクスプラスが発売されています。)


今回は以上となります。
まだまだVITAには面白い作品がたくさんありますので、また発掘していければと思っています。


3dsの隠れた名作をご紹介!vol.3

3dsソフトの隠れた名作を紹介していく企画第3弾。
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第1,2弾のリンクも下に貼っておきますので、合わせてご覧ください。
3dsの隠れた名作をご紹介!vol.1
3dsの隠れた名作をご紹介!vol.2

今回は、

エクストルーパーズ

ファイアーエムブレムエコーズ

世界樹と不思議のダンジョン

アンチェインブレイズ エクシブ

Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン

の5作品をピックアップします! 


カプコンによる完全新規のシューティング系のハンティングアクションゲームが本作です。(PS3でも発売されています。)

とにかく爽快でスタイリッシュ、ド派手なエフェクトが特徴のシューティングゲームとしての魅力、熱く王道・漫画風の演出で彩られるSFチックな学園ものの物語。様々なミッションを仲間と協力してこなしていくゲームシステム。すべてが高いレベルで合わさった個人的超おすすめタイトルです。

ロックオンによって視点の操作は不要。武器が弾切れしてリロードをする操作もなし。(ただし弾切れすると一定時間攻撃はできなくなる。)攻撃は大きく分けてメイン武器とサブ武器、そしてサーマルエナジーを溜めて撃つことができる強力な必殺技”EX-Tブラスト”の三種類というシンプルさ。しかしそれでいてきっちり奥深いアクションゲームとなっているのが本当にお見事です。

主人公・ブレンが装備するジェットパック(というと今はSplatoon2が頭に浮かんでしまいますがw)によって、回避や高速移動が可能。この手触りが気持ちよく、長い移動も全く苦になりません。

一人プレイも最高に楽しいですがローカル・オンラインに対応した協力・対戦マルチプレイもまた格別。共闘ゲームの一つの形としてなんとか続編を出してもらいたい作品です。

この作品は動画を見ていただくのが分かりやすいと思いますのでPVを張り付けておきます。



ファイアーエムブレム外伝を大幅にリメイクしたのがこのFEエコーズ
バレンシア大陸を舞台に、神官セリカと戦士アルムという二人の主人公がリゲルとソフィアという二つの国を取り巻く戦乱に巻き込まれていく、という物語ですが、かなり重厚で先が気になる、シリーズ屈指の充実した展開となっています。

そもそもファイアーエムブレムシリーズと言えば、ユニットをマス目状のマップで指揮して敵を撃破していくシミュレーションRPGですが、本作は外伝が元になっているだけあって、シリーズでもかなり異色の作品です。

例えば本作にはダンジョンが存在し自由に探索が可能
また村や城などではアイテムを探すことができたり、人と会話をすることもできます。
どちらかというと”オーソドックスタイプのRPGで戦闘パートがシミュレーションシステムになっている作品”という表現がしっくりくる感じでしょうか。

戦闘については難易度選択が可能ですし、シリーズ直近のifや覚醒と比べると簡略化されています(3すくみがない、デュアルなどがない)ので、どちらかというと手軽に戦略的バトルが楽しめます。
とはいえただ簡単になったというわけではなく、魔物を召喚してきたり、ロングレンジで凶悪な攻撃をしてきたりするとんでもない敵もたくさん登場。詰め将棋的な楽しさは健在です。

(もう少し詳しいレビュー記事もあります。よろしければこちらもどうぞ。)


世界樹と不思議のダンジョン2が2017年8月31日に発売されるということで、一作目にあたる本作を取りあげておきたいと思います。

世界樹と不思議のダンジョンシリーズは「世界樹の迷宮」と「不思議のダンジョン」という二大ダンジョンRPGシリーズのコラボレーションタイトルとして生まれた作品となります。

世界樹の迷宮シリーズと言えば自分でマップを描きながら、そしてスキルポイントを割り振ることで新たなスキルを修得しながら、少しずつ巨大なダンジョンの探索を進めていくのが特徴です。

一方の不思議のダンジョンシリーズは入るたびに地形・落ちているアイテム・出現する敵が変わる中、基本的には毎回レベル1の状態から、鍛えた装備品や強力なアイテムを駆使しながら一気にダンジョン最深部を目指していくのが特徴。

こうして書いてみても分かりますが、はっきり言って全く方向性が違うシリーズなんですね。なので、前作のことを初めて聞いたときは、正直「このコラボは無謀なのでは・・・」と思っていました。

しかし実際に遊んでみると・・・。
あれ、全く違和感なく二作品が融合してる・・・?

基本的なデザイン・育成回り(キャラメイクや操作性、職業など)は世界樹寄り、ダンジョンの仕組みは不思議のダンジョン寄りといったように、メリハリをつけて二作を合体させていることで、両作品の良さを、お互いが邪魔することなく両立させていたんですね。これはいい意味で驚きました。

また独自の仕組みである砦の建設によるD.O.E(世界樹で言うF.O.E、ヤバい強敵)から街を守る要素、琥珀床を踏んで溜まるゲージでブラストスキルを発動する要素なども、ばっちり作品にフィットしていました。

ローグライクらしい中毒性・やりこみ性もきっちりあって、どちらかのシリーズのファンの方はもちろん、ダンジョン探索が好きな方に手放しでおすすめできる作品となっています。


次もダンジョンRPG。
フリューによる完全新規オリジナルタイトルとして発売された「アンチェインブレイズ」シリーズの二作目となります。(ちなみに私は一作目・レクスは未プレイです。)

封印された女神クリューネアに自らの願いを叶えてもらうため、仲間とパーティーを組んで巨大迷宮「ティターン」を探索する、という世界観。ダンジョンRPGとしてはかなり物語が凝っているのは魅力です。

加えて戦闘・育成システムも面白い。
モンスターの魂を解放(アンチェイン)することでフォロワー(仲間)として従えることができるようになります。

仲間となったフォロワーはマスターである主人公たちの攻撃に追随してシンクロアタックを行ったり、敵の攻撃をガードしてくれたりします。
高難度のゲームのため、これが本当にありがたく、攻略の一つのポイントとなっています。

また育成の一環としてフォロワーから話しかけられ、選択肢で最適な答えを返し絆を深めるといったメガテンシリーズを彷彿とさせる要素もあります。

登場するキャラクターも魅力的(特にヒロイン・・・毎回こんなこと言っているようなw)で、フォロワー同士の戦い・ジャッジメントバトル、絆クエストとスキルマップによるマスターの育成といった独自要素もなかなか充実している本作。
ハック&スラッシュのような繰り返しプレイの楽しさもあり、隠れまくっていますが高難度DRPG好きにかなりおすすめしたい作品です。


最後は任天堂発売のタイトルとは思えないほど全力で隠れている「コードネームスチーム」をピックアップします。

本作はターン制のシミュレーションにシューティング要素が加わった、まさに「戦場のヴァルキュリア」のアメコミ版と言える作品。(いわゆるターン制TPS)

私はこのちょっぴり(?)”バタ臭い”とも言えるキャラクターデザインは正直なところ全く好みではなかったりしますが、(口が悪くて申し訳ありません、あくまで個人的に、です)ゲーム作品としては非常に面白い作品で評価も高いため取り上げました。

時代は19世紀、アメリカ大統領リンカーンが結成した”S.T.E.A.M”なる部隊を指揮し、蒸気(スチーム)の力でエイリアンを撃退していくというストーリー。

歩いたり攻撃したりするにはスチームが必要となり、これが切れてしまうと次の自分のターンまで行動ができなくなります。
ステージごとに地形を把握し、敵に先制を取られないよう注意深く進み、味方(視点)を切り替えつつ戦略的にエイリアンを狙い撃っていきます。

視野にエイリアンが入れば、敵ターンにも味方が自動的に迎撃してくれるのも戦場のヴァルキュリアと同じところ。時には待ち伏せをして相手を蜂の巣にする戦い方も重要となります。
(もちろん敵もこちらのターンには逆に迎撃してきますので、慎重に行動しなければなりません。)

ちなみにファイアーエムブレムの「マルス」、「アイク」、「ルキナ」、「ルフレ」のamiiboを持っていると本作にゲスト参戦させることも可能です。
アクティブな戦略的バトルを楽しみたい方にもってこいのタイトルとなっています。


以上となります。
ちなみにvol.4は公開予定ですが少し間が空いてしまうかもしれません。
3dsにはまだまだ隠れた傑作が眠っているでしょうから、定期的に発掘していきたいとは思っています。


PSVITAの隠れた名作をご紹介!vol.1

この記事では多彩なソフトが発売されているPSVITAのソフトの中でも、若干知名度が低めの隠れたおすすめタイトルを紹介していきたいと思います。(別記事から一部流用している箇所があります)

ちなみに3ds編は現在vol.1~vol.3まで公開していますが、PSVITA編も不定期に書いていこうと思っています。PS4編やNSw編も順次公開予定です。

今回は、

ケイオスリングス3
風来のシレン5 Plus
ソウルサクリファイスデルタ
朧村正
デモンゲイズ1、2
地球防衛軍3Portable
不思議の幻想郷TOD -リローデッド-
蒼の彼方のフォーリズム
カリギュラ

の10作品を取り上げます!


まずはスクウェア・エニックスの王道RPG「ケイオスリングス3」。
本作はケイオスリングスシリーズの1、Ω、2、3と全部で4作品がセットになったお買い得すぎるパッケージとなっています。(ただし1、Ω、2はダウンロードコードでの提供)

3がメインの本編ということで、こちらを簡単に紹介しますが、ストーリーは小さな惑星の村から飛び出し、エクスプローラーとして惑星「マーブルブルー」を目指す壮大な冒険譚となっています。

またペルソナシリーズを彷彿とさせる、ジーン(味方の英霊)と呼ばれるカードの合成による育成システムは、まさしく悪魔合体が好きな方におすすめできます。
(ジーンの収集、スキルの受け継ぎ、戦略的な戦闘など、中毒性が高い!)

全体的にとにかく遊びやすい新設設計。美しいグラフィックス。重厚な物語。白熱のコロシアムモードなどやりこみ要素の充実。伝統的でいてかつ今風の名作RPGとなっています。
一本で四作品遊べるためコストパフォーマンスも素晴らしい。100時間程度は十分に遊べるポテンシャルがあるでしょう。
王道のJRPGをじっくりプレイしたいという方にぜひとも遊んでいただきたい一品です。


dsで発売された風来のシレン5に追加のダンジョンなどを収録した完全版となる本作。
ローグライクゲームはやはり携帯機ととても相性がいいと思いますが、その意味でも本作はシレンシリーズの決定版ともいえる大ボリューム

純粋な高難度ダンジョンはもちろんのこと、モンスターハウスが大量に登場するダンジョンや、二撃で必ずやられてしまうダンジョンなど、実力派のシレンジャーにも歯ごたえ十分の多数の新ルールを備えたギミックダンジョンも面白いですし、逆に初心者でも「やりなおし草」や「装備品のタグ(死んだときにも武器などが回収できる)」といった救済措置もたくさんありますので、どんな方でも楽しめるバランスとなっているように思います。

不思議のダンジョンシリーズのリプレイ性と中毒性を存分に味わえる、ふとまたプレイしたくなる手放せない作品となるかもしれません。

SOUL SACRIFICE DELTA (ソウル・サクリファイス デルタ) PlayStation Vita the Best
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
2014-12-11

SIEJAがロックマンの生みの親として知られるコンセプト・稲船さんと共同開発したハンティングアクション魔法を前面に押し出したスピーディーなアクションが実現された作品です。デルタは無印版の完全版として展開されたタイトルということになります。

本作の特徴はその不気味な世界観。グリム童話を題材にした物語を、一冊の絵本を読み進めていくという形式で追体験することになります。これが思いのほか練りこまれていて、予想を裏切る展開を繰り出してきます。物語を楽しむためだけに買ってもいいでしょう。

アクション自体は様々な魔法を組み合わせて戦うのが本当に爽快。自分なりの戦術を見つける楽しさがあります。また救済か生贄か中道か、物語とアクションのシステムもきっちりリンクしていて、戦いにのめりこんでプレイできるのも魅力。

現在は廉価版もあり、かなりお安いのでコスパも完璧です。
私が続編を出して欲しいハンティングアクションの筆頭に挙げたい作品です。


美麗なグラフィックで和風の世界を旅する横スクロールベルトアクションゲーム

ドラゴンズクラウンやオーディンスフィアレイブスラシルなどと同系統のヴァニラウェアらしいタイトルとなっており、これらの作品が好きな方はまず間違いなく楽しめるはずです。

本作は武器を強化させていったり使えるアクションが増えていったりして戦い方のパターンを変えることで長く楽しめるようになっています。
元禄時代を舞台にした絵巻風のグラフィックスは本当に美しく、背景に見とれて時間を忘れることもしばしばあるほどでした。


デモンゲイズ2 - PS Vita
角川ゲームス
2016-09-29

デモンゲイズシリーズといえば、角川ゲームスとエクスペリエンスによるダンジョンRPGシリーズ
ダンジョンRPGとしては比較的軽快にサクサク進めることができるゲーム性や、「ジェム」と呼ばれるアイテムを使って強力な武器などを集めるハック&スラッシュ要素面倒な要素が極力排除された間口の広さなど、他の作品と一線を画しているDRPGとなっています。

2作目についてはダンジョン一つ一つが短くなり、よりテンポよく遊べるようになりました。
気軽に楽しみたければ二作目を、骨のある難易度が高めのダンジョンを楽しみたければ一作目をおすすめします。ダンジョンRPGの入門用ソフトとしてもいいかもしれません。


地球防衛軍シリーズといえばD3パブリッシャーの看板シリーズ。巨大なアリやクモ、ロボット兵器や円盤など、人類を脅かす地球外生命体を撃退していくアクションゲームです。とにかくド派手で爽快なアクションが楽しめる本シリーズは武器や兵種を変えるとプレイ感覚がまるっきり変わるので、飽きることがありません。

また敵の大群を相手にする際、地形を生かして各個撃破の戦略を取ったり、出現地点を予測して巨大爆弾を撒いておいたり、超威力の武器で力任せになぎ倒したり、逃げ惑う人をおとりにして敵を一網打尽にしたり。人それぞれ様々な作戦を考えて楽しめるのが素晴らしいところです。

地球防衛軍シリーズはワイワイいいながらの協力マルチプレイが最強に楽しいシリーズですので、PSVITAとの相性も抜群です!


こちらもシレンシリーズと同様、ローグライクゲーム。
入るたびに地形・出現モンスター・落ちているアイテム・フロア構造が変わる、いわゆる不思議のダンジョン形式のDRPGとなっています。

東方プロジェクトのキャラ・武器等アイテムが登場する本作ですが、そうした知識が一切なくても問題なく楽しめると思います。(現に私は東方に関する知識ゼロですが大丈夫でした。)

大ボリュームで描かれるメイン/アナザーシナリオはもちろん、ローグライクゲームとしてもきっちりと作ってありますので、近年完全新作がほとんど発売されていない不思議のダンジョンシリーズファンの方は手を出してみてはいかがでしょうか


スポ根ものノベルゲームである本作。
空を飛べるというファンタジー設定の中で、架空の競技フライングサーカスの大会優勝を目指すという物語が展開される恋愛ADVとなっています。

主人公はヒロインたちの指導を担当するコーチ。甘酸っぱい恋愛要素と爽やかで熱いスポーツの駆け引きを味わえる作品・・・というとありふれた作品に思われるかもしれませんが、本作はとにかく設定・物語描写が細かく丁寧で、いつの間にかフライングサーカスの選手としての彼女たちのファンとなってしまうこと請け合いです。

明るく気楽に楽しめ、どこまでも真っ直ぐなヒロインたちのことを色々な意味でめちゃくちゃ好きになれる、そんな作品です。
ちなみに続編と、本作のニンテンドースイッチ版の発売も決定しています。


現実に様々なトラウマを抱えたキャラクターたちが、メビウスと呼ばれる世界からの”帰宅”を目指し奮闘する学園ものジュブナイルRPG

本作はとにかくスタイリッシュなグラフィックス、ペルソナを彷彿とさせる世界観に目が行きがちですが、特筆すべきはなんといってもその斬新なバトルシステム。

イマジナリーチェインと言って、コマンドバトルでありつつも、空想視によってその行動でスキルがどのように繋がるかシミュレーションすることができ、上手くコンボを組み立てて格上の敵でも爽快に倒すことができるようになっているんですね。

複雑なシステムなので慣れるまでは若干時間を要するかもしれませんが、頭を使ったパズル的戦闘が好きな方にはとても相性がいい作品だと思います。現在はアップデートなどでインターフェースなどもブラッシュアップされているので、気になる方はぜひプレイしてみてください。次回作が出れば人気シリーズに駆け上がるポテンシャルを秘めていると思いますね。



というわけでいかがだったでしょうか。
今回のvol.1は当ブログでこれまでに取り上げたことがある作品が中心となってしまいましたが、vol.2にも期待していただけると嬉しいです。

3dsの隠れた名作をご紹介!vol.2

3dsソフトの隠れた名作を紹介していく企画第二弾。
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第一弾のリンクも下に貼っておきますので、合わせてご覧ください。
3dsの隠れた名作をご紹介!vol.1

今回は、

テイルズオブジアビス

コードオブプリンセス

名探偵コナン マリオネット交響曲(シンフォニー)/ファントム狂詩曲(ラプソディ)

ハマトラ Look at Smoking World

GUILD01(ギルドゼロワン)

の6作品をピックアップします! 

テイルズ オブ ジ アビス
バンダイナムコゲームス
2011-06-30

私はこれまでにテイルズオブシリーズ作品を全部で8作品プレイしていますが、その中でも一番思い出に残っているのがこちら、TOAです。

舞台は惑星オールドラント。ローレライ教団の預言(スコア)に支配され、預言を遵守するのを是とする世界対立するキムラスカ・ランバルディア王国とマルクト帝国という二つの国家。設定自体はいわゆる王道の戦記ものファンタジーとなっています。

そもそもテイルズオブシリーズを”隠れた”とは何事か!と怒られてしまいそうですが、本作は3ds向け移植作品で、ハードの初期に発売されたこともあり、存在感が薄いような気がしますので、あえて取り扱うことにしました。

本作は設定のオーソドックスさとは裏腹に、テイルズオブシリーズの中でも異色なストーリーが展開されることで知られています。

ネタバレになるので細かいことは書けませんが、様々なRPG作品のパーティーの中でも、ここまでギスギスした仲間たちというのは他にあまり類がないのではないでしょうか。
シナリオ全般を通して本当にシリアスというか、鬱な展開が続くのも珍しいと思います。

私は基本的に明るい作品の方が好みです。しかしこの物語はこれでいい。最後までプレイして、そうはっきりと確信したのがこの「アビス」です。
鼻につく主人公の言動や、辛辣な仲間たち。専門用語の飛び交う複雑な世界観。それらがきっちりとラストに向けて収斂し、見事までの驚きと感動を生み出すんですね。とにかくキャラの成長を描くのが上手い!

本作のテーマは「生まれた意味を知るRPG」。カッコつけて付けただけのジャンル名かと思いましたが、プレイして”なるほど”と思いましたね~。とにかく深く考えさせられる作品です。

ちなみに戦闘システムは、限定されつつも3D化されたフィールドを好きなように動き回り(フリーラン)、様々な技を繰り出していくアクションバトル。コンボをうまく繋げたり敵を引き付けたり、回復の指示を出したりと、戦略的に楽しめるものになっています。

暗い展開、序盤~中盤のギスギス感、主人公の幼い言動などを我慢できる方には心からおすすめします。これらがすべて必要なことだったと分かったとき、感動が待っています。

CODE OF PRINCESS
アガツマエンタテイメント
2012-04-19

有名なイラストレーターである西村キヌさんが原案・デザインを務めるベルトスクロールアクションゲームである本作。ガーディアンヒーローズを手掛けたスタッフが関わっています。

ラインを行き来しつつ、ガードをして攻撃を防いだり、派手なアクションで敵を吹き飛ばしたり。
戦略性というよりも爽快感を得られる作品になっています。

広範囲を攻撃できる魔法攻撃キャラやリーチの長いキャラなど、シナリオで選べる四人をはじめとして、多種多様・個性的な様々なキャラクターを使って楽しめるのがいいところ。アクションゲームとして基本は抑えた作りです。

シナリオは基本的にどのキャラを選んでもほとんど同じで、そこに期待すると若干肩透かしを食らいますが、王道ながら非常に緩いノリのストーリーが収録されています。

また本作のローカルプレイでは、メインキャラたちはもちろん、道中で登場する多数のモンスターたちまで操作できます。その数なんと50キャラ近く。

具体的にはドラゴンやゴーレム、ボマーインセクトにスライムをはじめとして、中には爺や婆、町娘といった明らかに非戦闘要員まで登場。さすがにバランスは適当で、強さはかなりバラツキがありますが、ネタキャラ同士で対戦するのが非常に笑えて楽しいんです(笑)

全体的にあと一歩感こそありますが、値崩れした現在の価格なら相応に楽しめる内容になっていると思います。


名探偵コナン ファントム狂詩曲 - 3DS
バンダイナムコゲームス
2014-04-17

打って変わって今度はコナンの推理ADV
名探偵コナンが好きな私が色眼鏡で取り上げているわけではありません。この二作はキャラクターを抜きにして、推理もののアドベンチャーとしてかなりよくできています。

そもそも本作の開発を担当しているのはスパイク・チュンソフト。
そして本作のシステムは名作として名高い「428」や「街」でお馴染みの、ザッピングADVとなっています。

コナンをはじめ平次やキッド、蘭に小五郎、そして犯人など、様々な目線から事件の構造を解き明かしていくことになります。
事件自体も続々と起こりますが、すべてが一つの結末に繋がっていく練りこまれた内容スピード感がありつつ、丁寧で細かな謎解きを楽しむことができます。

また本作はただ読むだけのノベルゲームではなく、時間制限付きの緊迫のアクションイベントシーンが発生したり、事件の結末を推理していく解決パートがあったりと、この手のジャンルとしては能動的なプレイができるようになっています。

コナンに興味がない方でもミステリー好きなら十分おすすめしたい作品。(ちなみにストーリーに直接的な関連はありませんが、いくつかの理由からマリオネット交響曲→ファントム狂詩曲の順のプレイが良いと思います。)


「ハマトラ」とは横浜を舞台に、「ミニマム」と呼ばれる特殊能力保持者の起こす事件を、次々と解決していく青春アクション群像劇です。アニメを軸にしたマルチメディア展開した作品ですが、私はアニメは特に見ていません。(ゲームオリジナルキャラを中心に話が進むので特に問題ありません。)

脚本は有名な今井秋芳さんが担当され、神戸の街を舞台に、謎の多いなかなか見ごたえのあるストーリーが展開されます。

本作はミッションを選んで、街で情報収集。ミニマムを駆使して敵を倒すというのが基本の流れ
街は意外なほどに作りこまれていますし、バトルはシミュレーションモードとコマンドを入力するアクションモードに分かれており、こちらもまた意外なほど本格的なつくり。難易度自体は低いのでサクサクプレイできるのもうれしいところです。

ちょっと空いた時間に手軽に楽しめるRPGとして、一定の出来になっている本作。こちらも記事の執筆時点でかなり安価になっていますので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
 
GUILD01 (ギルドゼロワン)
レベルファイブ
2012-05-31

パッケージの何を意味しているか分からない”デスマスク”がいろいろと損をしている作品。
本作は四人の有名クリエイターによる意欲的な4つの作品が一本のパッケージとなったものです。

4作品は現在いずれも3dsのニンテンドーeショップで個別に購入できます(800円×4)が、記事執筆時点でこのパッケージ版はAmazonで1000円ちょっとという値段になっていますので、間違いなくこちらがお得です。(コスパが半端ないです!)

収録された4つのゲームを簡単に紹介すると、

解放少女
3Dのシューティングアクション。爽快感とシンプルな操作性がウリで世界観もなかなか作りこまれています。一瞬でクリアできてしまうのが難点でしょう。(本作は続編としてPSVITA「解放少女SIN」が発売されています。こちらもおすすめのノベルゲームです。)

レンタル武器屋deオマッセ
勇者のために武器を錬成するリズムアクションゲーム。武器を貸した後、ゲーム内SNS「ドナイナッター」で勇者の様子を確認できるのが面白い。緩いテキストと、どんどん強い武器を作れるようになる達成感が中毒性を生み出しています。

エアロポーター
空港で荷物を次々仕分けしていくパズルゲーム。
操作自体は本当に単純ですが、荷物の種類や燃料の補充、照明の節電をするなど、進めれば進めるほど忙しくなっていきます。こちらは人を選びそうですが、はまるといつまでもやってしまう作品。

クリムゾンシュラウド
松野泰己さんによるダイスロールRPG。フィールド探索のような要素を取っ払った、いわゆるテーブルトークRPGのような雰囲気の作品です。
こちらは非常に堅い文章のシナリオを読み進め、強力な敵とダイス&コマンドが融合した独特のシステムで戦闘を進めます。難易度が高めなので戦略を練る必要があり、これも人を選びそうですが、世界樹の迷宮ファンの私としては結構好きですね。

いずれも完成度は低くなく、また中毒性が高めですので、一本でもはまるものがあれば十分に元が取れるボリュームになっています。私はレンタル武器屋とクリムゾンシュラウドは非常に楽しめましたね。
 

というわけでいかがでしたでしょうか。
少しでも興味を持っていただけた作品があればうれしく思います。 

これからも様々なハードで、あまり広くは知られていない意外な名作を発掘して、記事にしていきたいと思っています♪(今後は3ds編vol.3に加え、PSVITA編、PS4編などを順次公開予定。ただし順次とはいってもいつになるかは未定ですw)
 

PSVITAでも遊べる!PSPの隠れた名作をご紹介!vol.3

現行の機種で遊べる過去作品を発掘することを目的とした、「隠れた名作」記事シリーズ。
今回は以前公開した、

PSVITAでも遊べる!PSPの隠れた名作をご紹介!vol.1
PSVITAでも遊べる!PSPの隠れた名作をご紹介!vol.2

に次いで、vol.3となります。 
(記事タイトルの”PSVITAでも遊べる! ”はPSストアでのダウンロードによります。PSPのゲームソフトはVITAでは使えませんのでご注意ください。)

今回は、

テイルズオブリバース
車輪の国、向日葵の少女

の二作を扱います! 


テイルズオブシリーズのマザーシップ作品の一つを”隠れた”などと言うと怒られてしまうかもしれませんが、シリーズの中では地味な印象を持たれがちであまり目立たないという意味で、今回は取り上げることにしました。

本作は「人種差別」という非常にシリアスで重いテーマをストーリーの根幹に据えた作品で、かなり異色な内容。いろいろと考えさせられる物語が展開されます。

具体的に簡単に作品の世界観を書いてみると、知に優れたヒューマと武に優れたガジュマという二つの種族が共存するカレギア王国が舞台。二つの種族は建国以来友好的かつ平和に暮らしていたが・・・という感じ。

<おすすめポイント>

社会風刺的な重い物語

本作が発売されたのはPSP版でさえもうだいぶ前ですが、昨今の問題に繋がるような設定となっています。

ヒューマとガジュマの間で鮮明になる対立。それはプレイヤーの心に刺さるようなイベントでも数々描かれます。人種の違いに何か意味があるのか。キャラクターたちが葛藤する中でその答えを見出していく過程は感動的です。

やりごたえのある戦闘

バトルシステムは3ラインの2Dアクションとなっている本作。
シリーズの中でも非常に難易度が高く、RPGでは戦闘が大切!という方にぴったりです。

テイルズオブシリーズはほとんどの作品で他のRPGシリーズ同様、”ファーストエイド”のような回復系の魔法があります。
しかしこのリバースではそれがありません。回復はアイテムか、特技を当てることで行います。(一部例外はあります。)

しっかりと準備をして戦闘に挑まないと、簡単にやられてしまうようなバランスになっている、ということですね。

まとめ

キャラクターデザインに癖があることもあり、敬遠されている方も多いと聞くリバース。
作品自体から伝わってくる暗さ・地味さ、キャラの薄さなど、テイルズらしくない作品であることは間違いありません。

しかし前述のとおり、シリアスで難しいテーマに正面からぶつかった意欲作だと思いますので、はまった人は感動できる作品だと言えます。 戦闘重視のRPG好き、鬱展開が許容できるプレイヤーの方におすすめしたいと思います。


続いては車輪の国、向日葵の少女。前から気になっていたこの作品、先日5pb.のセールで安くなっていて購入したんですが、これがまた本当に名作でした!
こちらもまた非常に特殊な世界観を持ったADV作品です。

本作の舞台は「罪を犯すとそれに応じて義務を課せられる社会」。作品内では「車輪の国」とだけ呼ばれています。(日本と対比するように出てくるため、架空の国ですね。)

この国では犯罪を犯しても”刑務所に入る”という概念はなく、その罪の内容にやって様々な義務を課せられます。(義務を破ると強制収容所に送られる)

主人公は罪人の更生指導を行う「特別高等人」の候補生で、その最終試験の一環として田舎町にやってきます。
そこで「一日12時間しか過ごせない義務」、「大人になれない(大人として認められず言いつけを厳格に守らなければいけない)義務」、「恋愛できない義務」などの罪を負った三人の少女に出会います。

そしてそんな彼女たちと過ごしていく中で、 主人公の隠された過去と、ヒロインたちの抱えた悩み・苦しみが明かされていく、という物語です。

<おすすめポイント>

描かれる重厚な人間ドラマ

ヒロインたちの更生指導をしていく中で、彼女たちが義務を負った理由が明らかになっていきます。
しかしその過程を知っていくことで、主人公は新たな困難に直面していくことになります。
ちなみに作品内で登場する主人公の上司”とっつぁん”(法月将臣)の醸し出す緊迫感は半端ありませんw彼の考えていることを先読みしながら進めると二倍楽しめるかも!?

はっとさせられる伏線

主人公がとる何気ない行動や、意味の分からない(必要性を感じない)描写がいくつか出てきますが、それはしっかり伏線として回収されます。
ネタバレになるため詳しくは言えませんが、何も考えずに進めていると作中何度か驚くことになるでしょうね。

軽快な会話

ストーリーラインは決して軽いものではなく、むしろ重苦しさも漂うのですが、キャラ同士の掛け合いは非常に軽妙で、それが作品そのものをとっつきやすくしてくれています。
キャラクター達もみな個性的で、ヒロインたちも親しみの沸くキャラばかりでした。

まとめ

数多く発売されているノベルゲーム作品の中でも私はかなり高評価をしている本作。
恋愛だけをストレートに書いた作品ではなく、「社会」の在り方そのものさえも描こうとした物語は、特殊な設定からこそ生まれるものなのだと思います。

また驚きの真実が明かされる流れも上手く、主人公にも非常に好感が持てました。
共通ルートがほとんどを占めていて、個々のキャラエンドのボリュームはわずかであることは賛否分かれるかもしれませんが、私はこの作品にフィットしていて良かったと思います。

ノベルゲームが好きな方、伏線を読み解くのが好きな方、キャラの掘り下げ・群像劇が好きな方などにおすすめしたいです。本当に名作です!(二回目)
 
 

3dsの隠れた名作をご紹介!vol.1

様々な機種で隠れた名作を紹介していく企画。

ここまでdsソフトやPSPソフトなどで隠れた作品を扱ってきましたが、それに加えて今回の記事から3dsソフトの隠れた作品も定期的に発掘していきたいと思います
1486391716216[1021]
これまでに当ブログの別記事にて紹介したタイトルもいくつか重ねて扱いますので、その点ご了承ください。

ちなみに関連記事をまとめたアーカイブも準備する予定です。
(関連記事が増えてきてリンクを貼るのが面倒になってきたからというのは内緒ですw)

今回は、

雷子(難攻不落三国伝のリメイク)シリーズ

カルドセプトリボルト

ステラグロウ

レイトン教授VS逆転裁判

哭牙 KOKUGA

・(おまけ) 謎惑館

の6作品をピックアップします!







クロンが展開する”シミュレーションRPG+三国志がテーマのADV”である雷子シリーズ。
現在「雷子」と「雷子 紺碧の章」の二作品が発売され、全四部作構成ということが明言されているため、後二作品が発売予定というシリーズです。

この雷子はもともと「難攻不落三国伝」という3dsソフトを完全リメイクして発売されたタイトルで、もとの作品はタワーディフェンス型バトルで蜀を舞台にした物語を描いていました。

リメイク後はバトルがシミュレーションタイプとなり、また物語も魏や呉といった陣営も追加。キャラデザインの変更や細部のストーリーの大幅改変など、まさに別作品として生まれ変わりました。 

もともとの作品はストーリーはまずまずでしたが、システムと物語がかみ合っていない、 キャラの演出面が中途半端など、いくつか問題を抱えていた内容でもありました。

一方でこの「雷子」はストーリーが驚くほどパワーアップし、三国志を知らずとも引き込まれることは間違いないと言えるほどの内容になっています。

シミュレーションパートは若干の安っぽさこそありますが、単体でも十分に遊べる作りになっていますし、シリアスで壮絶な物語の合間にいいアクセントになっています。

魅力的なキャラクターたちによる練りつくされた三国志の世界の物語を体験することができる作品です。(ちなみに私は三国志を全く知らなかったのですが、無問題でした。)PSVITA版もあります。


以前このブログでもレビュー済みのカルドセプトシリーズ最新作・カルドセプトリボルト。

ボードゲームとカードゲームのハイブリッドシステムにより、「戦略性と運要素を融合」させた知る人ぞ知る人気シリーズです。

本作はかなり久々となるシリーズ完全新作(3dsの前作・カルドセプトはリメイクタイトルでした。)だったのですが、売り上げは3dsの前作に及ばず。

ということでぜひこの機会にまたおすすめしようと思い、改めてこの記事に載せてみました。
隠れているかどうかは微妙なところですが、興味のある方はぜひレビューをご覧ください。今作はシステム面はもちろんのこと、ストーリーも面白いので本当におすすめなんですよ。

カードゲームとボードゲームの華麗な融合!カルドセプトシリーズ!(カルドセプトリボルトレビュー)

STELLA GLOW お買い得版
セガゲームス
2017-03-16

今はなきイメージエポックの遺作として知られる本作。
しかし有終の美だと言わんばかりによくできた素晴らしいシミュレーションRPGとなっています。

見た目はよくある今風のゲームに見えるかもしれませんが、その中身は硬派も硬派。
同社の開発したルミナスアークシリーズに近い、きっちりと戦略を要求される作品となっています。

"歌"をテーマにした王道のファンタジーの世界観なのですが、何しろ戦闘が難しく、頭を使います。また”歌”はシナリオだけでなく、戦闘システムにもうまく落とし込まれていて、これを効果的に使えるかもカギになってきます。

バトルのテンポが悪いなどいくつか欠点がないわけでもないのですが、シミュレーションRPGが好きな方や、ファンタジックで王道のシナリオが好きな方、魔女や歌・福音使徒といったキーワードに反応する方などには特におすすめしたい作品です。ボリュームもかなりありますので長く楽しめますよ。

レイトン教授VS逆転裁判
レベルファイブ
2012-11-29

隠れていない!と怒られそうですが、両シリーズの売り上げ実績から考えると、物足りないセールスに終わってしまっているということで、隠れていることにさせてくださいw

本作はタイトルの通り、「レイトン教授シリーズ」と「逆転裁判シリーズ」がコラボレーションした作品です。
どちらも謎を解くことをテーマにしたアドベンチャーということで、親和性がかなり高いジャンル同士となっています。

考古学者であるエルシャール・レイトンと弁護士である成歩堂龍一が、異世界ラビリンスシティで「書かれた物語が必ず実現する謎」、そして「魔女裁判」に挑むという物語。

レイトンパートでは町を探索してパズルを解いたり、情報を収集したりし、逆転裁判パートでは集めた情報をもとに事件の謎を紐解く裁判をプレイすることになります。

本作の何よりの魅力は「レイトン主導のファンタジー世界における裁判」の楽しさ。まさに雰囲気はレイトン、システムは逆転裁判というような感じで、両作品の魅力をギュッと詰めたような内容になっています。

魔法などが実際に存在するファンタジーの世界でも、しっかりと謎解き・推理が楽しめるのが新鮮で、また各キャラも自然な形でバランスよく配置され、どちらかの作品だけが目立つというようなアンバランスさは一切ありません。

発売から日が経ったタイトルではありますが、どちらかの作品が好きならば絶対にプレイしておくべき秀作であると思います。


これは自信をもって隠れていると言える作品でしょう。

コクガは3dsで発売された、グレフによる見下ろし型2Dシューティングゲームです。
本作の特徴は「自機が画面内で撃てる弾は一発だけ」であること。

弾幕を浴びせるという攻略法ではなく、狙いすまし、研ぎ澄ました一撃をお見舞いする楽しさと緊張感が味わえる作品です。
 
また本作のもう一つの面白い仕組みが「ランダムに配札されるカード」。 
強力な攻撃を発動するような攻撃系のカードや、自機の装甲力を回復するような補助系のカードなど、全部で20枚のカードがあり、それらが各ステージでランダムに与えられます。

当然もらえるカードによってプレイスタイルは大きく変化し、同じステージでも新鮮に楽しむことができるようになっているんですね。
 
そしてコクガ最大の魅力は通信協力プレイ。
ソフトが一本あると、ダウンロードプレイによって最大四人のマルチプレイが楽しめます。

様々な難易度のステージやボス戦を、もらえるカードを駆使して進めていくのは非常に盛り上がります!シューティングでありながら戦略的に進むことを問われるのは、本作ならではですね。
今なら安くなっていますし、一本持っておくと便利なソフトだと思います。 

(おまけ)

最後に紹介するのはこちら。
カプコンが発売したちょっと不気味で特徴的なソフト、謎惑館です。
 
なぜ”おまけ”にしているかというと、「名作」というのとは少し違うかな?と思っているからです。しかし全力で隠れているとは思うので、ここで取り上げたいと思います。

本作は「立体音響(オトフォニクス)」をテーマにした作品。 
立体音響とはまるでその音が自分の周囲で鳴っているかのように、音を立体的に聴くことができる技術。

謎惑館では、案内人(CV 茶風林)が自分の耳のそばで話しているように聞こえますし、ガラスの割れる音や足音などが本当にリアルに聞こえてくるんです。

なんというかニンテンドースイッチに搭載されているHD振動と合わせたらすごく面白いことができそうな技術のような気がします。というかホラーゲームとかと非常に相性が良さそうな・・・。(私は怖がりのためホラーゲームはプレイできないのですがw)

それはさておき、本作の概要を説明すると、様々な謎や仕掛けが施された多彩な”部屋”を次々と攻略してストーリーを進めていくゲームです。

そのうちのいくつかをピックアップしてみます。

闇鍋部屋・・・怪しげな鍋料理を食べる住人たちの部屋。具材を食べる音が本当にリアルで驚きます。(というか結構怖いですw)

かごめかごめ部屋・・・かごめかごめを歌う園児たちの部屋。立体音響を使い、後ろの正面にいるこの名前を言い当てます。(これもかなり怖いですw)

ギャル神輿部屋・・・「わっしょい!」という掛け声でお祭りを盛り上げる部屋。私はこれで3dsを振りながら「わっしょい!」と叫んでいるところを人に目撃され、非常に恥ずかしい思いをしました。ぜひともお気をつけくださいね。

雪山部屋・・・雪山で寝始めた登山家を叩き起こす部屋。

迷路部屋・・・殺人鬼に追われる女性に指示を出して、迷路から脱出させる部屋。設定が怖すぎるため、プレイするときの緊張感がハンパじゃなかったですw

このような感じで多種多様な部屋が多数収録されています。一つ一つは簡素な作りでだいたい10分もあれば終わってしまうものばかりですが、ちょっと不気味なもの、青春もの、ギャグのようなもの、ホラーテイストなもの、びっくりするもの・・・etcという感じで、ネタの多さはかなりのものだと思います。それと耳に残る音楽が素晴らしい。

とにかく不思議な世界観なんですが、立体音響は初めてだと驚きます。ヘッドフォンをつけてプレイすると、まさに自分が謎惑館に入っているかのように感じます。(こう考えるとVR技術との相性も良さそうですね。)

プレイ時間に反映されるようなボリューム感はありませんが、不思議な体験を手軽に楽しみたい方にはおすすめできる作品。べストプライス版で安くなっていますので、興味ある方はぜひ。
(おまけが一番長くなってしまいました・・・w)

 

PSVITAでも遊べる!PSPの隠れた名作をご紹介!vol.2

今回は久しぶりのPSP向け隠れた名作紹介記事になります。

(記事タイトルの”PSVITAでも遊べる! ”はPSストアでのダウンロードによります。PSPのゲームソフトはVITAでは使えませんのでご注意ください。)
前回の記事vol.1はこちらです。 

ちなみにdsの隠れた名作を紹介する記事も現在4本公開中です。合わせてご覧くださいね。


今回紹介するのは、

の二作です。

銃声とダイヤモンド
ソニー・コンピュータエンタテインメント
2009-06-18

まずは銃声とダイヤモンドから。
本作はソニーが自社で発売した「交渉アドベンチャーノベル」です。

本作の簡単な概要は、(以下公式サイトより引用)

 警視庁・交渉準備室、通称「ゼロ課」。現場の最前線に立つ交渉人の使命は、一滴の血も流さず事件を解決すること。それがたとえ、犯人の血であっても…。
プレイヤーは、交渉人・鬼塚となり、事件解決に挑む。
ゼロ課発足後、次々とおこる事件には意外な共通点があった!犯人との交渉はリアルタイムで進行!
交渉を一つ一つ成功させる事が、この物語に潜む謎をとくカギとなる。タイトルに込められた意味とは!?

(以上引用終わり)

という感じ。 

現実世界でもよく立てこもり事件などで、犯人と話をする「交渉人」のことが話題になったりしますが、本作はまさにそれを題材にしたクライム・サスペンスADVとなっています。

<おすすめポイント>

レアな題材をフル活用した”ストーリー”と”システム”

事件を捜査するゲームというのは数多くあれど、犯人との交渉を主軸に持ってきたゲームというのはそう多くありません。
シナリオには「かまいたちの夜」や「街」などで知られる麻野一哉さんが参加されています。
一見関係ない様々なエピソードがだんだんとラストに向けて繋がっていく構成は見事ですし、二転三転するのにメリハリもきっちりある、それでいてプレーヤーをガンガン引き込んでくれる牽引力には舌を巻くこと間違いなしです。

一方でシステムについてですが、交渉がしっかりゲームに落とし込まれているのがまたお見事。
リアルタイムの交渉はかなりの緊張感がありますし、犯人から情報を引き出すのか、それとも怒らせないように慎重に対応するかなど、しっかり頭を使って考えていると本当に自分が交渉人になったような気がするから不思議です。

ハードボイルドな世界観

個性的なグラフィックデザインと、雰囲気に非常にマッチした音楽は本作を大きく盛り上げてくれます。全体的にいい意味で渋さがありました。


交渉の難易度がやや高い、交渉パートをスキップできないなど、快適性で若干気になるところがありますが、それを吹き飛ばしてくれる完成度の快作です。刑事ドラマやサスペンスが好きな方、小説を読むのが好きな方、渋い世界観に惹かれる方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

那由多の軌跡(通常版)
日本ファルコム
2012-07-26

「軌跡」とついていますが、中身は全くといっていいほど軌跡シリーズとは関係がない本作。(キャラデザインくらいでしょうかw)むしろ同社の「イース」シリーズに近い作品です。
そんなわけでこれまでなかなか取り上げる機会がありませんでしたので、今回紹介することにしました。

世界観、物語の舞台をまず簡単に。
 (以下公式サイト引用)

残され島
広大な海に無数の島々が連なる多島海《シエンシア海》―。
そのシエンシア海のほぼ中央にある平和な小島は人々から「残され島」と呼ばれている。
この島の近海では、なぜか空から流れ星や遺跡が降ってくるという奇妙な現象が発生しており、「残され島」は長年の現象の結果、遺跡が積み重なってできたものだと考えられている。
尚、流れ星が落ちた後に落下地点付近で『星の欠片』と呼ばれる不思議な鉱石が見つかることがある。
ロストヘブン
「星の欠片」の中に見える、とされる美しくも幻想的な光景の世界。
ダイナミックな自然情景や見たこともない美しい動植物、どこまでも続く緑の大地など、この世のものとは思えない世界が広がっており、人々は憧れをこめてその幻の世界のことを『ロストヘブン』と名付けた。

(以上引用終わり)

本作の流れは天体観測を趣味にしている主人公、ナユタ・ハーシェルを操作して、ダンジョンを探索。最深部のボスを撃破。ストーリーが進行。新たなダンジョンが登場、といった感じ。いわゆるステージクリア型の作品となっていて、この時点で軌跡シリーズとは方向性が違います。非常にサクサク進む、軽めのアクションRPGと考えていただければいいかと思います。

<おすすめポイント>

快適な戦闘アクションと凝ったステージ
 
ジャンプ、剣技、四季魔法(アーツ)。特殊なアクションであるギアクラフト。
これらを駆使して敵を倒したりステージを探索したりするのがなかなか爽快です。ボス戦もいいスパイスになっていて〇。
動きが軽快ですし、操作もシンプルなので、テンポよく進めることができます。

また難易度を三段階から選べたり、ステージの季節によって通れる場所やイベントが変わったりするなど、システム面は丁寧に作られていることが伝わってくる内容でした。
それに加え、宝石などのコレクトアイテムが多数隠されているため、ステージを探索する動機づけもしっかり用意されていて好感が持てます。 

ストーリーARPGというだけある設定の深さ

アクションRPGというと大抵ストーリーは二の次になりがちですが、本作はジャンルをストーリーARPGと表記しています。
実際のところ軌跡シリーズほどの深みはありませんが、無難ながらもきれいにまとまった王道なストーリーが展開されています。


「軌跡」とつけてしまったことで、ファンからの評価が下がってしまった本作。しかしその中身は良作のアクションRPGで、サクサク手軽に楽しむのに向いた内容になっています。
アクションが苦手な方でも普通に遊べるようになっていますので、興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいね。

サガ スカーレット グレイス - PS Vita
スクウェア・エニックス
2016-12-15
 

王道バトルファンタジーADVの傑作・Fateシリーズを紹介!

ビジュアルノベル/ADVという、ある種ニッチなゲームジャンルにありながら、幅広い層の人気を獲得しているFate(フェイト)シリーズ。
この記事ではそのフェイトシリーズの概要とプレイする順番、タイトル間の関係などをまとめていきたいと思います。
 
(ネタバレは極力控えているつもりですが、念のため未プレイの方は注意してご覧くださいね。 )

<世界観>
 
本シリーズのテーマは願いをなんでも叶える聖杯。そしてそれを魔術師たちが奪い合う聖杯戦争です。
聖杯戦争において魔術師はマスターとして、歴史上の英雄や伝説上の存在であるサーヴァントと契約を行い、基本的には強大な力を持つサーヴァント同士が、マスターの指示のもと戦うことになります。

サーヴァントにはそれぞれにクラス(役職)があります。アーチャーやセイバー、バーサーカー、アサシン、ランサー、ライダー、キャスターといった感じですね。当然クラスによって戦い方が変わります。ちなみに主人公である衛宮士郎のサーヴァントはセイバーです。 

<シリーズの順番>

フェイトシリーズは関連タイトルが数多く発売されているため、どのような順序でプレイしたらいいのか分からない、という方もいらっしゃると思います。
しかしながら実は本編は意外なほどシンプルで、ゲームでいうと二作品。

Fate/stay night[Realta nua] (フェイトステイナイト、PSVITA)・・・本編
              ↓
Fate/hollow ataraxia (フェイトホロウアタラクシア、PSVITA)・・・本編後日談
 
ということなので、フェイトシリーズを遊んだことがない方はステイナイトからプレイされるのがいいと思います。

それ以外の作品については後述します。 

<Fate/stay night[Realta nua]>
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ステイナイトは大きく分けて3つのストーリーで構成されています。1つにつきだいたい20時間ほどのボリュームです。

①セイバールート(DEENによりアニメ化、2006年)
②遠坂凛ルート(Unlimited Blade Works/通称UBW。ufotableによりアニメ化、2014年)
③間桐桜ルート(Heaven's Feel。ufotableにより映画化決定。2017年公開予定

3つのルートは当然のことながらヒロインが違うだけということではなく、まるっきり物語の展開が異なります。
簡単にではありますが、順番に概要を書くと、

①セイバールート

セイバーは主人公である衛宮士郎のサーヴァントです。このルートは戦争での共闘を通じて、単純な主従関係ではなく二人がより深い関係になっていく過程を描いた、いわば世界観解説を兼ねた序章ルートです。

序章といってももちろんストーリーは面白いのですが、主人公はあまり活躍しません。

②遠坂凛ルート

セイバールートクリア後にプレイできるルート。
遠坂凛は士郎と同じく聖杯戦争に参加するマスターの一人であり、二人が協力して強大な敵を倒していくルートです。
フェイトシリーズの中ではもっとも王道のルートである、といえるかもしれません。

③間桐桜ルート

上記二つのルートのクリア後に選択できるルート。
3つのルートの中でもっとも異色なルートです。

ヒロインである桜は、主人公と同じ学校に通う後輩で、主人公に好意を抱いています。
聖杯戦争とは一見無縁な彼女ですが、彼女の祖父が・・・ごにょごにょ(ネタバレ防止のため明記は控えます)というストーリー。

予想に反して一番シリアスで暗い展開。このルートでは聖杯戦争に隠された秘密が明かされ、いわゆる解答編のような位置づけとなっています。

<Fate/hollow ataraxia>
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こちらはステイナイトの直接の続編であり、後日談を描いた作品。
ステイナイトのどのルートの後ということはなく、「すべてのルートで起こりえた可能性を内包する世界」という設定になっています。

基本的には繰り返す冬木市の四日間で、士郎の視点から各メインキャラクターたちとの平和でのどかなイベントを楽しみつつ、同じ日を繰り返す町の異変と再開した聖杯戦争の謎に迫っていくストーリー。

新キャラクターであるバゼット・フラガ・マクレミッツが登場し、彼女と彼女のサーヴァント・アンリマユの秘密を紐解きながら軸となる物語が進展します。

セイバーや桜、凛にライダーとのプールデートなど、ファンへのサービスも充実している他、多彩なミニゲームも長く遊べます。ステイナイトにはまった方はプレイして損はしないはずですよ。

<関連タイトルなど>

・Fate/Zero

小説版、漫画版とアニメ版がある。アニメ版はufotable。ステイナイトの前日談といえる作品。時系列的にはステイナイトの10年前のお話。順番としては上述のゲーム二作の後を推奨。

・Fate/EXTRA、Fate/EXTRA CCC

PSPで発売されたRPGシリーズ。ステイナイトと世界観やキャラの一部を共有するが、舞台はパラレルワールドであり、直接的な関係はない。CCCは続編にあたる。2017年にアニメ化予定。

・Fate/EXTELLA(フェイトエクステラ)

2016年11月に発売されたばかりのアクションゲーム。エクストラの系譜の新作だが、RPGからアクションとなっている。PS4/PSVITAで発売され20万本超の大ヒット。

・Fate/Grand Order(フェイトグランドオーダー)

スマホ向けに配信されているアプリ。パラレルワールド的な扱いだが、他シリーズの英霊なども多数登場し、ステイナイトとの関係性もある。

だいたいのところはこれくらいでしょうか。プリズマ☆イリヤや様々な小説なども他にありますが、基本的にはどれも本編と大きく外れた派生作品なので、ここでは割愛します。

<総括>

さてそんなわけでここまでまとめてきたフェイトシリーズ。いまだに広がりを見せている、というのが本当にすごいですよね。
いわゆる厨二系のファンタジーですが、その空気感に惹かれる、ないしは抵抗がないという方はぜひ手に取ってみてほしいとおすすめするタイトルです。

いきなりゲームは・・・という方はまずアニメを見てみるのもいいかもしれませんね。(その場合はアンリミテッドブレイドワークス(UBW)からでも問題ないと思います。)




日本ファルコム・軌跡シリーズ!順番と評価

(2016年12月26日・以前の記事に追記と修正を加えています。)

今日は軌跡シリーズをご紹介していきたいと思います。

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軌跡シリーズとはpsvita やps4で展開されているRPGです。RPGが好きだ!という方なら、遊んだことはなくても、タイトルの名前くらいは聞き覚えがあるのではないでしょうか。

つい最近も2017年秋に閃の軌跡3がPS4で発売されることが発表されたり、オンラインプロジェクトである暁の軌跡がPSVITAで配信されることが発表されたりと、人気が衰えない長編となっています。

このシリーズはゼムリア大陸という大陸を舞台に国家間の争いや、貴族と政治家の権益争い、謎の結社との戦いなど、世界史さながらのストーリーが展開されるRPGシリーズです。

下でこのシリーズの魅力を余すことなくお伝えしていきますが、とにかくストーリーがずっと続いている連作RPGというのはかなりレアで、そのためにどこから入っていいのか分からないといった理由でプレイされていない方も多いのではないかと思います。

ですがそれはもったいない!

RPGが好き!歴史ものが好き!ゲームで感動したい!ゲームで驚愕を味わいたい!ボリューム重視でやりこみたい!とにかく楽しいストーリーを読みたい!

こういった方々には本シリーズを手放しでおすすめします!あまりゲームに慣れていない方でも、古くからのコマンドバトルなので分かりやすくプレイできますし、中上級者の方も、バトルは戦略性に富んでいますから、戦闘がつまらないということにはならないと思います。

というわけでまずはじめに軌跡シリーズのプレイする順番を挙げておきます。現在は原作のフルボイスリメイク版(エボリューションシリーズ)が出ていますので、ここではそちらを表記します。

空の軌跡FCエボリューション→空の軌跡SCエボリューション→空の軌跡the thirdエボリューション→零の軌跡エボリューション→碧の軌跡エボリューション→閃の軌跡→閃の軌跡2
(いずれもPSVITA)

という順番になります。
(那由多の軌跡というのが出ていますが、これはストーリーの繋がりはないのでプレイする必要はありません。)

全作品やろうと思ったら、最低でも300時間ほどはかかるでしょう。いくらなんでもそれは無理だ・・・という方もいるかもしれません。

ですが個人的にシリーズで一番のおすすめは空の軌跡FC とSC。つまり一作目と二作目です。

そしてこれをやれば絶対にその先もやりたくなります!(多分)

というわけであまり何作品あるとは考えずに、まずははじめの一作に手を出してもらいたいと思います。私は初めて空FCプレイしたときにあまりの結末に驚愕し、続編である空SCを買うためにゲーム屋に疾走しました(誇張ではありませんよ(笑))

<レビュー>

おすすめポイント

緻密なストーリーテリング

壮大な世界観、細かな舞台設定と先の読めないストーリーが魅力。また多彩なキャラクター同士の掛け合いによって、多様な人間関係(友情・恋愛・信頼・裏切りなど)を描いた群像劇が展開されるのですが、各キャラの過去や境遇の掘り下げも丁寧なことから、感情移入して作品にのめりこんでしまいます。

ここでネタバレにならない程度にシリーズごとに大まかな雰囲気を書いていくと、

空・・・牧歌的な世界観。王国でのクーデターと主人公の抱えた謎がテーマとなっている。主人公たちは(準)遊撃士という設定で王道ファンタジー感が強い。

零・碧・・・空とは打って変わって都市型の舞台・クロスベル自治州の物語。帝国、共和国という二大大国に挟まれ、緩衝国という位置づけになっている。戦記という色合いが強めだが、主人公たちが警察官である設定のためちょっとした推理要素もあり現代風の展開も随所にみられる。

閃・・・一作目は完全な学園もの。士官学院が舞台で基本的には学校での生活が中心となる。各地を定期的に回ることにはなるが、全体的にキャラや世界観紹介がメインという感じ。二作目は一作目よりは従来の軌跡らしい雰囲気。帝国が舞台なだけあって、戦争が全面に押し出されたストーリーになっている。機神戦と呼ばれるロボット戦があるなど、SF的なイメージが混ざってきた。

分かりやすいゲームシステムとインターフェイス

チュートリアルも丁寧で、またシステム自体もそこまで複雑ではありません。難易度設定もありますから、プレイヤーの実力や時間の都合などで選ぶことができます。

圧倒的大ボリューム

ストーリーを追うだけでも一作最低30時間はかかると思います。クエストやミニゲームもプレイしていくと50時間も軽く超えてくるでしょう。
またこのシリーズでは何らかのイベントが発生するたびに、町の住人達の台詞がすべて変わります。変わるといってもちょっとでしょ?と思われたあなた。とんでもありません。このシリーズでは町の人一人一人にも物語が用意されているんです。ですからそれも追いかけ始めるとさらにプレイ時間は伸びていくことになります。

戦略性を持たせたコマンドバトル

行動順を示すATバー。そこにATボーナスが付くと、付いたアイコンによって様々な特別な効果が発動します。ボーナスは敵にも付きますので、行動順を上手くコントロールしながら戦うのが鍵になります。
またアーツ(魔法)やクラフト(特技)、Sクラフト(必殺技)などを使いこなして強敵を倒していくのが楽しい。オーブメントに好きなクオーツをはめ込むことで、使えるアーツが変わりますので、戦い方次第でキャラのカスタマイズができるということですね。

減点ポイント

・ストーリーが完結しない

空三部作、零碧二部作、閃シリーズでそれぞれ主人公が違い、一つの物語はきっちりと終わります。ですがシリーズ通して隠された謎や、本筋の大きな物語はいまだ完結していません。これはまだシリーズが続いていくので仕方ないことですね。

・似たような展開が多いことも

軌跡らしさといえば聞こえはいいのですが、どこかで見たことのあるイベントというのが目立つのも事実。特に閃の一作目はそれを顕著に感じました。
例えばこのシリーズは敵の設定上の強さがぶっ飛んでいるところがあるため、「主人公たちがボコボコにされているところを誰かに助けられる」という展開が少なくありません。主人公たちがある程度強くなってからが物語の本番、というのがお約束になっています。

というわけでべた褒めしてきた軌跡シリーズですがいかがでしょうか。ともかく半端ではない大作RPGシリーズですのでぜひプレイしてみていただきたいと思います!まずは空FCから!


ダンガンロンパシリーズ二作品の事件を一つずつ振り返る

発売が迫っているダンガンロンパのシリーズ最新作、「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」
この最新作に向けて、このブログでもダンガンロンパ関連の記事を公開していきます!
(12月20日に配信される体験版の感想記事もプレイし次第公開予定です!またネタバレを控えめにしたシリーズの紹介記事はこちらになります。) 

今回の記事ではダンガンロンパ1(希望の学園と絶望の高校生)スーパーダンガンロンパ2(さよなら絶望学園)で起きたすべての事件を振り返り、それぞれの簡単な一言レビュー(満点10)をしていきたいと思います。私は推理もの好きなので、謎やトリックの完成度を重視して採点しているので、そこはご留意ください。

以下多大なネタバレを孕んでいますので、まだプレイされていない方などはご注意くださいね!

ダンガンロンパ1も2も事件自体は5件ずつ発生しました。
つまり全部で10個の事件があるということになります。

<ダンガンロンパ1>

①「イキキル」

これはダンガンロンパの始まりといってもいい事件。 
トリックというトリックはほとんどなく、事件そのものは非常にシンプルで、どちらかというとチュートリアル的な立ち位置のお話です。

この章で一番衝撃を受けるのはおそらく被害者。まさかメインヒロインにしか見えないキャラが真っ先に惨殺されるとは誰も予想できなかったでしょう。ある意味ダンガンロンパの方向性を象徴していると言えるのかもしれませんね。

個人的評価:4
 
②「週刊少年ゼツボウマガジン」

こちらも事件の構造はシンプル。第三者の手によって連続殺人鬼・ジェノサイダー翔の犯行に見せかけるような偽装工作が行なわれたこと、現場となったトレーニングルームの場所が入れ替わっていたことが肝となっています。

この事件は物語の進行とともに与えられる「殺人の舞台」と「謎の解明方法」について、以下の事件の基本を構築したお話となっているのではないでしょうか。

個人的評価:6

③「超銀河英雄伝説再び!装甲勇者よ大地に立て!」

ダンガンロンパ1の中でも1,2を争う完成度の高い事件だと思っているのがこれ。
アリバイや見立て、死体の消失といった、ミステリーの定番が盛り込まれ、本格的な推理を楽しめるADVゲームとして見るに相応しい内容となっています。

犯人がやや分かりやすいのを除き、凶器のハンマーの大きさと犯行の順序、共犯関係、謎のロボットの着ぐるみの意味など、「なるほど!」と思わせる場面の多い複雑な事件。
私はこの事件が一作目で一番好きですね。

個人的評価:8

④「オール・オール・アポロジーズ」

シリーズで今のところ唯一(?)の自殺であるこの事件。
「密室」というテーマを扱って結果が自殺ということで、多少拍子抜けしてしまった部分はありますが、殺人ではなく自殺であるということを証明していくロジックはなかなか綺麗にまとまっていました。

このお話は被害者がモノクマの内通者だったということもあり、どちらかというと本筋のストーリーを追うことが中心で、謎解きを主題にしているわけではなかったのでしょうね。

個人的評価:5

⑤「疾走する絶望ジャンクフード」

このお話も被害者として16人目の高校生が登場するほか、主人公がお仕置きされかけるなど、事件自体よりも本筋がメインとなっています。

というよりこうしてまとめてみると、一作目は事件そのものよりもメインストーリーに力が入っているのだということが改めて実感できますね。

個人的評価:6

<ダンガンロンパ2>
 
①「絶望トロピカル」

2の一章は「床の下から被害者を刺す」という非常に独特な手口。
事件そのものはまだウォーミングアップということで大掛かりなものではありませんが、一作目に比べて事件一つ一つを練っていることは伝わってくる内容です。

個人的評価:6

②「海と罰 罪とココナッツ」

この章のメインは「動機」。ゲーム内ゲームであり、実際に起きた事件を元にして作られたという「トワイライトシンドローム」のキャラクターと、実際のキャラクターがそれぞれどのように対応しているのかということを解き明かすのが重要になっています。

このトワイライトシンドロームの雰囲気と内容が私は結構好きでして、誰がどのキャラクターなのか推理する過程も非常に興味深く楽しめました。惜しむらくは事件自体のトリックがいまいちだったことかもしれません。

個人的評価:7

③「磯の香りのデッドエンド」

映画の見立てと「絶望病」なる動機、そしてダンガンロンパでは珍しい連続殺人、アリバイ、密室と、いろいろな要素がこれでもかというくらいに詰め込まれた事件。

不可能な事件の起きる様子を見ていてワクワクした度合いでいえばシリーズ随一。トリックも「なるほど!」と思えるものでしたし、犯人もまったく予想外でした。

個人的評価:9

④「超高校級のロボは時計仕掛けの夢を見るか?」

ドッキリハウスというとんでもない構造の閉鎖空間での殺人。
いわゆる「館もの」の事件です。

事件を起こさせるために作られた構造ということで、トリックは館そのものにあるという異色な内容。事件に現実性を求める人からの評価は低めのようで、全体的に評価が二分しているみたいですが、私はこの手のミステリーが大好物!

島田荘司さんの「斜め屋敷の犯罪」、綾辻行人さんの「迷路館の殺人」など特殊な舞台での事件が好きな人にはたまらない内容だと言えるでしょう。

個人的評価:10

⑤「君は絶望という名の希望に微笑む」 

ダンガンロンパ2の大トリとなる5つ目の事件。
間違いなくダンガンロンパシリーズ最高傑作といえる事件でしょう。(私の中では2-4とツートップ)
 
自殺なのか他殺なのか、とにかく論理が目まぐるしく二転三転。
狛枝凪斗の仕掛けたとんでもない罠に、私も当然のように引っかかりました。
一つ前の事件と打って変わり、非常にシンプルな空間で、これほどまでに完成度の高い逆転ロジックを構築するとは、シナリオライターの小高和剛さん、恐るべし・・・。

個人的評価:10

<まとめ>
というわけで全10個の事件を振り返ってきました。
どれも今でもよく覚えているくらい印象に残ったものばかりで、サスペンスとして、ミステリーとして、非常に完成度の高い作品であることが改めて実感できました。 

新作V3は舞台が希望ヶ峰学園から才囚学園に移り、世界観なども根本の部分以外は一新されているようなので、メインのストーリー自体もどう展開されるのか楽しみです。そしてもちろん事件の完成度・裁判パートには本当に期待しています。

今作も歴代最高傑作だった!といえる内容になっていると嬉しいですね



ダンガンロンパ1・2 Reload
スパイク・チュンソフト
2013-10-10

 

3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.4

3dsの隠れた名作をご紹介していく企画第四弾。

これまでのvol.1~vol.3のリンクは以下となります。合わせてご覧くださいね。

vol.1 (ラジアントヒストリア、ルクスペイン)

vol.2 (怪獣バスターズ、ルミナスアーク3アイズ、名探偵コナンvs金田一少年の事件簿)

vol.3 (ウィッシュルーム、ヘラクレスの栄光)

それとPSPの隠れた名作紹介のリンクも念のため。

vol.1 (ラストランカー、グローランサー)

さて今回は、

国盗り頭脳バトル 信長の野望
ソラトロボ(Solatorobo) それからCODAへ
スローンとマクヘールの謎の物語2

の三作を取り上げます!

 
国盗り頭脳バトル 信長の野望

武将を選んで軍団を作り、それをタッチペンで采配し領土を拡大していく、ボードゲーム風戦略シミュレーションゲームが本作。

信長の野望シリーズのスピンオフ的な立ち位置の作品かと思います。
私は一本あれば四人までの通信対戦ができるということで7年ほど前に購入しました。これが驚くほど役に立ち、150時間は軽く遊んでいます。

充実のシナリオモード
 
四人の武将の視点から戦国乱世の世界観が楽しめるシナリオ。
織田信長、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗。この四人ですね。

一つの章がおよそ30分ほどで、それが全部で50程度収録されているのでボリュームは十分でしょう。本作のメインはやはり対戦でしょうからね。

自由に楽しめる戦乱モード
 
本作の仕組みは明快。まず武将はすべて駒の形で表され、その戦力が数字で表現されます。 
武将には3つの兵科として「鉄砲」「騎馬」「足軽」 があり、それぞれ三すくみとなっています。

マップ上には城や鉱山をはじめとした領地があり、これを奪い合って一定の石高を目指していきます。
本作のシステムで秀逸なのが、「戦力の低い(数値の低い)兵科から先に動く」ということ。 

この仕組みのおかげで戦力差があっても、有利な兵科で攻め込めば逆転が生じます。大きな戦力で相手を一気に踏みつぶすか、それとも小さな戦力を小分けにして細かく攻め込むか。そんな戦略を立てるのが非常に面白いんですね。

戦乱モードでは大規模マップと各地方マップ合わせて12のマップで、好きな設定で本システムを自由に楽しむことができます。

盛り上がる通信対戦! 
 
本作のメインはやはり通信プレイ。ボードゲームの側面が強いので、やはり大人数でプレイするのが盛り上がります。
ダウンロードプレイにも対応していますので、一本あれば四人まで遊べるおがやはりうれしいですね。(ただしこの場合武将選択はできず、マップも一つしか使えません。)

どの武将で誰に攻め込むか?
武将を撤退させ回復させるタイミング。
細かく動かすか大きく動かすか?
広く領地を狙うか、守りに徹するか?
切り札(必殺技のようなスキルです)をいつ使うか?

シンプルながらも奥の深い駆け引きはハラハラドキドキ。数ターンに一度同盟を結んで共闘することもできますので、友人とプレイすると、「同盟断りやがったな!」「裏切りやがったな!」などという怒号(?)が聞こえてきたりして楽しいんです(笑)

というわけで対戦型のボードゲーム好きにはおすすめできる一本となっています!

ソラトロボ

構想10年、制作3年という売り文句でバンナムから発売されたソラトロボ。開発しているのはサイバーコネクトツー。

ロボとヒトを使い分けて進めていくアクションRPGで、主人公や登場キャラクターたちがイヌやネコのようなデザインであることが特徴でしょう。ケモナーの方は見逃せないポイントかもしれませんw

使い分けるギミックアクション


ロボアクションが基本の本作。主人公レッドはダハーカと呼ばれるロボットに乗って、ダンジョンを探索、戦闘も行います。
しかしロボでは行動できない場所が各所にありますので、そういったところではロボットから降りてヒトの姿で探索を行うことになります。

アクション自体は「つかんで投げる」。これが分かりやすく、非常に爽快です。
またこのダハーカをパーツを使ってカスタマイズするのも楽しい。アクションながらもRPGらしい楽しさもきっちり入れているのが非常に好印象でした。
トロッコアクションや空中レースのミニゲームなど、飽きさせないためのおまけ要素も。

濃いキャラクターと壮大な物語

先述の通り、イヌやネコ+ヒトという設定なだけに、キャラデザの時点で濃いのですが、様々なサブイベントや物語の描写の中で各キャラクターがフィーチャーされてより印象に残ります。

もっとも私がプレイしたのはだいぶ昔なので、はっきり言ってキャラは概ね忘れてしまってはいますがw、主人公の妹であるショコラが可愛くて(変な意味ではないですよ!w)お気に入りだったことは覚えています。


ケモノ&ロボという二大キーワードをテーマに、丁寧にこだわって作られたことが伝わってくる本作。水増し要素がない分ボリュームがあっさりしているのは事実ですが、周回で楽しめる作品なのでコスパ的にも問題はありません。アクションRPGに興味があればプレイして損はない作品だと思います。

・スローンとマクヘールの謎の物語2

影絵というか切り絵というか、「もちもちの木」の絵本のような(と言って伝わりますかね?)、ちょっと不気味で不思議な世界観の中で、提示される不思議な物語の結末を聞いて、その真相を解き明かしていく推理パズルシリーズの二作目にあたるのが本作です。

公式サイトでも紹介されているものをいくつか取り上げると、

「100ドル札1000枚を運んでいた現金輸送車を襲った強盗。10万ドルの入ったカバンを奪われてしまったが、強盗はすぐにカバンを札束ごと燃やしてしまった。いったいなぜ?」

「ある男が4万ドルもの価値がある本を持っていた。しかし男はその本を自らの手でズタズタに引き裂いてゴミとして捨ててしまった。いったいなぜ?」

とまあこんな感じです。

真相が気になるお題

上の二つも「え、どういうこと?」と気になった方もいらっしゃるのではないかと思います。テーマ一つ一つがとても興味をそそる作りになっていますので、それがプレイを続ける動機付けになります。

影絵と渋い声のナレーションによる独特の世界観

よくレイトンライクと言われたりもする本作ですが、ゆったりふんわりした世界観のレイトンに比べてとにかく「不思議な世界観」。どちらかというと大人がのんびり腰を据えて楽しむということに焦点を合わせているような気がしますね。

核心をついた時の快感

本作のシステムとして、文章中のキーワードを繋げて質問を作ることができます。それに対して支配人が答えを「はい」か「いいえ」で答えてくれます。それをヒントに謎を推理していくわけですね。

核心を突く質問をすると「素晴らしい質問です!」というように褒めてくれます。これが地味にうれしいんですねw
そして結論が分かるともやもやした頭がすっきりする快感を味わうことができます。

 
さてということで今回は三作をご紹介しました。
どれもはまればじっくりと楽しめる名作たちだと思いますので、興味を持たれた方はぜひ遊んでみてくださいね。


 

PSVITAでも遊べる!PSPの隠れた名作をご紹介!vol.1

PSPはPSVITAの前世代機のハードです。
国内では2千万台ほどの普及を記録し、任天堂の牙城であった携帯機市場の中でかなり善戦しました。

その結果としてかなりのタイトルが発売され、人知れず眠っているタイトルも多いと思います。
この記事企画では何回かにわたり、PSPの隠れた名作を取り上げていきたいと思います!

(記事タイトルの”PSVITAでも遊べる! ”はPSストアでのダウンロードによります。PSPのゲームソフトはVITAでは使えませんのでご注意ください。)

ちなみにdsの隠れた名作を紹介する記事も現在3本公開中です。合わせてご覧くださいね。

3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.1 
3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.2 
3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.3 

今回紹介するのは、

ラストランカー
グローランサー
の二作です。


ラストランカーはカプコンが完全新規のRPGとして発売した作品。
最強を決める戦士ランキングに参加し、自らのランクを上げていく戦いを描いた物語が展開されます。

<おすすめポイント>

従来のRPGとは一線を画すシステム 

一般的なRPGはパーティーを組んで魔物と戦って・・・というのが多いですよね。
しかし本作はとにかく自分のランクを上げていくことが目的。画面の左上には常に主人公の順位が表示され、その数字を減らしていくことがゲームの趣旨ということになります。

となれば当然バトルは1対1。いわゆるタイマン形式の格闘ゲーム風・リアルタイムバトルで、戦闘自体が非常に面白い作りとなっています。戦術が色濃く反映されますし、それに応じたスキル選択の組み立てに頭を悩ませることも。

またストーリー上とは関係ないキャラとの戦闘などで、格上の相手に勝ったときはかなり爽快です。奥義を発動させた際のド派手は演出もいい感じでしたね。

先の気になる物語

目的がはっきりしている分、ストーリーが薄味なのでは?とプレイした当時は思っていたりもしましたが、それは杞憂でした。むしろいい意味で裏切られました。

「強さの意味」「自らの故郷」「災厄と機構」など予想外に壮大な物語になっていくので、ボリューム感とのバランスもあって濃密なプレイ感覚を体験できます。


著名なクリエイターが参加して作られた一風変わった名作という位置づけの本作。カプコンにはブレスオブファイアなどと合わせて、いずれ続編を出してもらいたいところですね。







続いてご紹介するのはグローランサーシリーズの第一作のPSPでのリメイクタイトル。
以前に復活してほしいシリーズとしても取り上げましたが、ここでももう一度取り上げたいと思います。

<あらすじ>
(以下Wikipediaから引用しています。)
ローランディア王国の宮廷魔術師サンドラに拾われ育てられた主人公。幼少の頃「世界を滅ぼす闇にも世界を救う光にもなる」との予言を受けたため、サンドラにより王都ローザリアの中だけで育てられた。成長したカーマインは、サンドラに「これからは外の世界を経験するよう」言われ、ローザリアの外へ旅立つところから物語は始まっていく。
(引用ここまで)

上の内容ではどんなストーリーなのか掴みづらいかと思いますが、簡単に言ってしまえば戦記もののストーリー。”魔法学院”、”魔法エネルギー”など、ファンタジーの世界観が色濃く物語に反映されています。

<おすすめポイント>

怒涛のドラマチックストーリー 

本作のジャンルは”ノンストップドラマチックRPG"。
その名の通り、作品のすべてがシナリオになっている(イベントが途切れることがない)まさにとんでもない作品です。

その一環として、戦闘ではストーリー上の展開に即したシチュエーションでミッションが指示されます。
例えば敵の逃亡を許してはならない場面ではその敵の足止めを、市民が巻き込まれた戦闘では市民の防衛を、といったように、戦闘もシナリオに組み込まれているんです。
さらに戦闘の進捗に合わせて物語がさらに進行するなど、リアルタイムでシナリオが描かれ続けるというわけですね。 

まさに自分が物語を追体験しているかのように、のめりこんでプレイしてしまうこと間違いなしです!予想だにしない驚愕の展開も多数!

戦略的なシミュレーションバトル

上述した通り、様々な状況に応じた戦闘ですが、それらはすべてシミュレーションRPGスタイルで進んでいきます。
キャラクターをマップ上で動かし、行動を選択。魔法などの発動までにはインターバル(硬直)があり、タイミングをよく考えて慎重に戦う必要があります。

ただ倒せばいいというわけではないので、様々な攻略法があり、うまくキャラを配置できて封殺できたりするとニヤニヤしてしまいますw

マルチエンディングの大ボリューム
 
本シリーズの特徴の一つが休暇。
休暇では好きなキャラとのイベントを見て、好感度をあげることができます。

好感度が上がれば特別なイベントが発生したり、キャラ別のエンディングが発生しますのでやりこみ要素の一つだと言えます。

それに加えて本リメイクではストーリーが大きく分岐します。一つ見るだけでも数十時間かかりますので、RPG二本分の物語が入っているといえるでしょう。ボリューム感は抜群です! 


使い魔の登場やダンジョン、スキルについてなど、まだいろいろな要素について書ききれていないような気がしますが、とりあえずはこの辺りにしておきます。

キャラデザが特徴的なので、そこで二の足を踏む方もいらっしゃるのではないかと思いますが、(私もそうでした)一度始めてしまえば全く気にならなくなります!あまりにも完成度の高い物語に没入してしまうこと請け合いですよ
私の中ではPSPでナンバーワンのRPGの一つですv


さて、いかがでしたでしょうか?RPG好きの方には二作ともおすすめしますよ 

PSVITAの個人的おすすめタイトルを総まとめ!<RPG編>

(以下、適宜追記を加えていく予定です)

3dsのおすすめソフトをまとめる企画を先日からスタートさせていますが(3dsおすすめRPG/3dsおすすめアクション)、この企画はVITAでも進めていきたいと思います。今回はVITAのおすすめRPGピックアップしていきます!
(何度か言及していますが、ここでの紹介順はおすすめ順というわけではありません。ランキング形式ではないのでご注意ください)

1.ファイナルファンタジー10 
ファイナルファンタジー X HD Remaster
スクウェア・エニックス
2013-12-26

名作として名高いFF10。感動の物語を美麗なグラフィックで楽しめる大作です。最新作FF15が間もなくPS4で発売されますし、未プレイの方は予習がてらプレイされてはいかがでしょうか。

2.閃の軌跡

空の軌跡から続く大長編RPGシリーズ。あまりにも多く出ているために、興味はあってもなかなか手が出せない・・・という方もいるでしょう。本作はエレボニア帝国を舞台にした一作目。本作から始めるのも悪くはないと思いますが、やはり順番を守るのがセオリー。別記事にてプレイの順番とどんなタイトルなのかということを説明していますので、興味がある方はご覧ください。ちなみに私はRPGシリーズの中では軌跡シリーズが一番好きです。(特に空の軌跡FC/SC)

3.閃の軌跡2

同じく帝国編二作目。帝国編は学園ものとしての性質が色濃く反映されており、従来の軌跡シリーズとは展開の違いを感じさせています。ちなみに現在閃の軌跡3が開発中とのこと。

4.軌跡EVOLUTIONシリーズ

すみません、軌跡シリーズが続きます。空FC、SC、Third、零、碧のエボリューションはいずれもリメイクタイトル。シリーズすべてがVITA一台で遊べるのがうれしいですよね。

5.ペルソナ4G(ゴールデン)

ペルソナシリーズといえばRPG好きなら知らない人はいないくらいかもしれません。RPG部分の要素がキャラクターとの交流と強く結びついたシステムが特に高い評価を受けているといえるでしょう。先日ペルソナ5がPS4でリリースされましたが、こちらもおすすめです。別記事でペルソナシリーズとはどんな作品なのかということをまとめていますのでどうぞ。

6.エスカ&ロジーのアトリエ






アトリエシリーズで私が一番好きなのがこれ。強いアイテムを錬金してバトルを進めたり、ミッションを効率よくクリアしたり、エスカとロジーの恋愛イベントを見たり。ほほえましいやり取りにニヤリとしてしまうこと間違いなしです。様々な素材を集めてより高性能なアイテムを錬金するのにはまるとまさに時間泥棒なシリーズですね。

7.ケイオスリングス3

スマホ向けに展開されてきた買い切り型のRPGタイトル三本分がまとめられたお得パッケージ。スクエニの古き良きRPGが好きな人におすすめするオーソドックスなRPGです。コマンド式のバトルですが、これがなかなか良くできています。ストーリーに関しては三作目が個人的には好きですね。全体的に一筋縄ではいかないシリアス調の雰囲気となっています。

8.デモンゲイズ

角川ゲームスとエクスペリアンスの贈るダンジョンRPG。本作の面白さはジェムシステム。使うジェムによって出現する敵の強さや落とすアイテムが変わり、本格的なハック&スラッシュが楽しめます。RPG部分の難易度の高さも相まって、やりこみ甲斐のある作品です。インターフェイスが親切なのも◎。ちなみに新作、デモンゲイズ2が間もなく発売予定です。

9.ソードアートオンラインホロウフラグメント


ライトノベルとして異例の人気を誇るSAOシリーズを題材としたRPG。一人プレイがメインの作品ですが、世界観に合わせて、オンラインRPG風のシステムになっています。ボリュームがとんでもなく、キャラクターイベントも大量に存在するということで長く楽しむにはもってこいの作品です。PS4版もあるほか、フライトアクションとなった二作目・ロストソング。RPGの最新作・ホロウリアリゼーションも発売予定です。

10.東京ザナドゥ
東亰ザナドゥ 通常版
日本ファルコム
2015-09-30

日本ファルコムが展開する完全新規アクションRPGである本作。イベントや街並みなどなかなか力を入れて作りこまれていることが伝わってきます。とはいえ閃のシリーズのモデルを流用したことはすぐに分かってしまうのですが、閃の世界観、演出が好きな人には問題ないかと思います。最近PS4で完全版がリリースされたばかりなので、PS4をお持ちの方はそちらの方がいいかもしれません。

11.ドラゴンクエストヒーローズ2

ドラクエ無双と言ってしまってそう差し支えない本作。わらわら沸いてくるモンスターたちを爽快に吹き飛ばし、大型のボスモンスターではうまく立ち回って戦う。二つの戦い方が要求されます。ドラクエの歴代キャラや音楽などがふんだんに使われ、歴代のドラクエ好きにはうれしい作品になっています。単調さがたまに瑕ですが、それは無双シリーズが慢性的に抱えている問題なので仕方ないでしょう。その中では工夫されている方だと思います。

12.イースセルセタの樹海

イースシリーズはファルコムの看板シリーズの一つ。樹海のマップを完成させていく過程がとても楽しいですね。冒険をしているという感覚を強く味わうことができます。軌跡シリーズに比べてストーリー性は薄いですが、アクションゲームとしては割としっかりした物語だと思います。最新作イース8もおすすめ!(こちらは後日単独レビューを書くと思います)

13.風来のシレン5プラス

ローグライクRPGとして有名な不思議のダンジョンシリーズ。シレン5のリメイク版が本作です。潜るたびに構造や落ちているアイテム、現れる敵が変わるダンジョンを、強化した武器や貴重なアイテムを駆使しながら冒険していくのは最高に楽しい!ストーリークリア後の高難度ダンジョンを遊んでいるといつの間にか5時間くらい経っていたりするのはざらですね(笑)

14.デモンゲイズ2
デモンゲイズ2
角川ゲームス
2016-09-29

前作からさらに遊びやすさを追求したデモンゲイズの新作。難易度がさらに低めに設定され(変えることはできます)、ダンジョン一つ一つも短くなりました。キャラメイクもなくなるなど、煩雑な要素をとにかく取り除いた、DRPGとしては珍しい作りになりました。これを良いととるか否かはプレイヤー次第。私は悪くないと思っていますが、高難度のがっつりDRPGをやりたいという方は合わないかもしれません。ですがこの方向性の作品がないと間口が広くならないとも感じますね。

15.ソードアートオンライン ホロウリアリゼーション

ホロウフラグメントの直接の続編。バトルシステムがさらにアクションチックになり、より爽快な戦闘を楽しめるようになりました。ストーリーもなかなか先の気になる展開ですし、ハクスラ要素や恋愛要素なども前作から引き継がれています。細かなポイントなどについては別記事で簡単にまとめていますので、そちらもご覧くださいね。

さてここからは特におすすめというほどではありませんが、私がプレイした上記以外のRPGも簡単に。

・カリギュラ

フリューの完全新規RPG。雰囲気やキャラはとても好みなのですが、戦闘システムの練りこみ不足が目立ちます。発想自体は面白いんですけどね。次回作で改善してくれると名作になりうるポテンシャルがあると思います。

・エクステトラ
エクステトラ
フリュー
2013-11-07

3dsとのマルチプラットフォームで展開された作品。こちらは突出したところこそないものの、オーソドックスに楽しめる作品です。シナリオの展開には賛否が分かれるところがあるかもしれません。

・ファンタシースターノヴァ

セガの人気シリーズの家庭用買い切りタイトル。オンラインが好きな方にとっては、なかなか本作独自の魅力が感じづらいかもしれません。拠点をカスタマイズしていける要素は割と好きでしたけどね。

・ルミナスアークインフィニティ

ルミナスアークシリーズの最新作。シミュレーションRPGとしてはある程度の完成度となっています。ストーリーは良くも悪くも”静か”という印象ですね。


ということでいろいろと紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。VITAはこれ以外にも様々なRPG(特にDRPG)が展開されています。いろいろなタイトルを発掘するのも楽しいでしょう。もし「これは遊ばないと損だよ!」というタイトルがあればぜひぜひ教えてくださいね。

(追記あり・2016年11月10日) 

3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.3

dsの隠れた名作を紹介していく企画第三弾。
dsソフトでもまだまだ知られていない面白いタイトルはたくさんあります

今回は、

ウィッシュルーム 天使の記憶
ヘラクレスの栄光 魂の証明

の二作を取り上げます。

vol.1はこちら(ラジアントヒストリアなど)

vol.2はこちら(怪獣バスターズ、ルミナスアーク3アイズなど) 

をご覧くださいね。 


ウィッシュルーム 天使の記憶


独特な世界観のハードボイルド物語

願いが叶う部屋があるというホテル・ダスクに訪れた元ニューヨーク市警の警部・カイルハイドが奇妙な一夜を過ごすというアドベンチャーノベルゲームが本作。舞台は1980年頃のロサンゼルス。

主人公は三年前に失踪した同僚・ブラッドリーの手がかりをホテルで見つけます。

そんなホテルに宿泊する客たちはそれぞれが一癖も二癖もあって、また何かの秘密をそれぞれ抱えている様子。カイルは客たちとの会話の中でその秘密を暴き出し、ブラッドリー失踪の謎に迫っていくという物語になっています。

本作の特徴はとにかくその世界観。
鉛筆で書かれたようなモノクロなキャラや世界。

昔ながらの海外の探偵映画を見ているような感覚。表題にある通り、「ハードボイルド」としか言いようがありません。カイルが渋すぎてかっこいい。

また本作では一夜を一本のソフトとして表現しているため、時間の流れというのはコンパクトなんですが、非常に奥行きを感じられる出来栄えとなっています。ここまで先の気になる展開を一つのホテルの中だけで組み立てるのは驚きですね。

ホテルの探索やキャラとの会話のリアル感

dsソフトでグラフィックなどが気になる方も多いでしょうが、本作は先に述べたように鉛筆で描いたようなモノクロとセピア色がかった背景(水彩画みたいな感じですかね)によって構成されていますので、安っぽさをまるで感じさせません。

ホテルを歩き回り、気になるところを探索。どことなく怪しい宿泊客たちに質問を重ねて会話を誘導。
その仕組みが本作の雰囲気と相まって、かなりの臨場感を生み出しています。

最初から最後まで変わらないテンションで静かな展開は、本作のそれっぽさを一層際立たせているような気がしますね。


謎が多少残るラストなど、完璧な伏線回収には至っていない本作ですが、安価にこれだけの独特な渋すぎるADVが楽しめるのはなかなかお得だと思います。続編・ラストウィンドウも展開されていますし、カイルがかっこいいと思える方はぜひ。

 ↑こちらが続編ですね。


ヘラクレスの栄光 魂の証明

ヘラクレスの栄光シリーズで現在こちらが最新作ということになります。(長らく新作が発売されていない)

本作は古代ギリシャを舞台に、不死で記憶喪失である主人公が自分は何者なのか、なぜ不死なのか(ちなみに設定上、主人公だけでなく仲間たちも不死ですが)ということを知るために世界を旅し、神々の住むオリンポスを目指していくというコマンドバトル型のRPGです。

壮大な世界観

FF7などで知られる有名なライターである野島一成さんによるシナリオということで、物語が高く評価されているシリーズです。

ストーリー中で提示される主人公たちの正体、不死の理由といった謎は見事な伏線とともに回収され、後半はなかなか引き込まれる展開となっています。

ちなみにRPGとしては非常にオーソドックスな作りで、フィールドやダンジョン・街などを探索してストーリーを進めていく形式。ドラクエなどのいわゆるオールドタイプのRPGが好きな方にはおすすめできます。

優れたBGMと良好な操作性

音楽に関してもシャドウハーツなどで知られている作曲家による非常に耳に残りやすい曲がそろっています。
また操作性も感覚的でわかりやすい仕様なので、普段あまりRPGをプレイされない方でも安心です。


という感じで評価は全体的に高め・・・なのですが一つ致命的な欠点が。

何かというと、それは戦闘の「テンポ」です。
魔法の演出(一応カットはできますがそれでも長い)と戦闘ログがつらつらと表示されるのがその大きな要因となっています。

タッチペンを上手く操作することで魔法をパワーアップできたり、魔法を使う際のエーテルの仕組みが戦略的だったりと、システムそのものはなかなか新鮮で悪くありません。

ただもったいないことにテンポの悪さがその面白さをどうしても削いでしまっていることは否めません。
ですからそこに目を瞑れるという方におすすめしたいと思います。

 

さて今回は二作品を紹介しました。 
どちらも なかなかに隠れた作品だと思いますので、少しでも興味を持っていただければ嬉しいですね。

PSVITAの個人的おすすめタイトルを総まとめ!<アクション編>

今日はPSVITAのおすすめタイトル<アクション編>ということで、15タイトルを簡単にまとめていきます。

関連記事のアーカイブをいくつか下に貼っておきますね。合わせてご覧くださいね。

PSVITAのおすすめタイトル<RPG編>

3dsのおすすめタイトル<RPG編>

3dsのおすすめタイトル<アクション編>

1.地球防衛軍2 V2

地球防衛軍シリーズといえばD3パブリッシャーの看板シリーズ。巨大なアリやクモ、ロボット兵器や円盤など、人類を脅かす地球外生命体を撃退していくアクションゲームです。とにかくド派手で爽快なアクションが楽しめる本シリーズは武器や兵種を変えるとプレイ感覚がまるっきり変わるので、飽きることがありません。

また敵の大群を相手にする際、地形を生かして各個撃破の戦略を取ったり、出現地点を予測して爆弾を撒いておいたり、超威力の武器で力任せになぎ倒したり。人それぞれ様々な作戦を考えて楽しめるのが素晴らしいところです!本作はリメイク版になりますが、エアレイドという全く新しい兵種が追加され、これがまた癖になります。

ともかく地球防衛軍シリーズについてはここでは語り切れません。別の機会にシリーズの紹介&べた褒めレビューを公開したいと思います。

2.地球防衛軍3P

VITAで遊べる防衛軍の最高傑作。逃げ惑う民の動きをも戦略に取り入れてしまうのが本作ならでは。通信プレイも最高に楽しいです。武器集めにはハック&スラッシュの要素もあり、延々とプレイし続けてしまうこと間違いなしです。シリーズ未プレイの方には全力でおすすめしたいですね!

3.イースセルセタの樹海

軌跡シリーズと並んで、日本ファルコムの看板シリーズであるアクションRPG。こちらはアクションRPGということで、すでにRPG編でも取り上げています。樹海の地図を埋めていくのは冒険心をくすぐられます。シンプルながらも奥の深いアクションも〇。

4.イース8
イースVIII -Lacrimosa of DANA-
日本ファルコム
2016-07-21

こちらもイースシリーズで、最新作ということになります。来年にはPS4版も予定されています。従来作よりも軌跡シリーズっぽさを出した作品なので、軌跡ファンの方が手を出すのもありだと思います。防衛戦など新たなシステムもいい感じで、誰にでもおすすめできる良作ARPGとなっています。

5.討鬼伝極
討鬼伝 極(通常版)
コーエーテクモゲームス
2014-08-28

討鬼伝シリーズは和の世界観で鬼を狩るハンティングアクションゲームです。従来の狩りゲ―と違い、ストーリーにも力が入れられているのが特徴。またなんといってもグラフィックが美しい!はっきり言ってVITAでここまで表現できるのか!と驚いてしまいました。本作「極」は一作目の完全版で、全体で70時間ほどのストーリーが楽しめる驚異のボリュームです。

討鬼伝とはどんなシリーズなのか、詳しい内容はすでに別記事にて書いてあります。ぜひ合わせてご覧ください。また現在は討鬼伝2も発売されています。私もプレイ中ですが、相変わらずアクションが気持ちいい。モンハンとはまた違うサクサク感が売りだといえるでしょう。

6.ソウルサクリファイスデルタ
SOUL SACRIFICE DELTA (ソウル・サクリファイス デルタ) PlayStation Vita the Best
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
2014-12-11





SCEJA(現SIEJA)がロックマンの生みの親として知られるコンセプト・稲船さんと共同開発したハンティングアクション。魔法を前面に押し出したスピーディーで爽快なアクションゲームです。デルタは無印版の完全版として展開されたタイトルということになります。

本作の特徴はその不気味な世界観。グリム童話を題材にした物語を、一冊の本を読み進めていくという形式で追体験することになります。マップは様々な童話をコンセプトに作られた暗く不穏な雰囲気。物語の描き方もかなりの異彩を放っています。はっきり言って結構怖いですwでもやめられない。そんなジレンマを抱えてしまう作品だと思います。

アクション自体は様々な魔法を組み合わせて戦うのが楽しい。敵もものすごく不気味なデザインですけど(笑)、やっぱりこれがくせになります。物語を楽しむためだけに買ってもいいでしょう。かなりお安いので、コスパも完璧です。

7.ブレイブルークロノファンタズマ(エクステンド)
BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA EXTEND
アークシステムワークス
2015-04-23

こちらはすでにいろいろなところで紹介しているブレイブルーシリーズ。どんだけ好きなんだwと言われそうですが、アクションでもありADVでもあり、また最近最新作が発売されたこともあり、取り上げる機会が多くなっています。ちなみにクロノファンタズマエクステンドのVITA版はダウンロード専売のため、上に載せているのはPS4版のパッケージになります。念のため。

8.フリーダムウォーズ
フリーダムウォーズ PlayStation (R) Vita the Best
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
2015-06-25

こちらもソウルサクリファイスシリーズと同様、ソニーが共闘ゲームを推していた頃に発売された新規のハンティングアクション。茨を使った立体的なアクションが売りの作品です。正直に言えば、私はボリュームの少なさからあまりプレイしていませんが、新作を望む声が非常に大きいですね。確かにさらなる作りこみで化けそうなタイトルだと思います。主人公が半端でない罪を背負って生きているという設定はかなり珍しく、その意味でも世界観は良かったですしね。

9.ドラゴンクエストヒーローズ2

本作、ドラゴンクエストヒーローズ2はドラクエと無双のコラボと言い切ってしまっていいでしょう。お手軽操作でおなじみのモンスターたちを爽快にぶった切り、大型のボスに挑む。フィールドが前作から追加されたことで冒険している感も増しています。こちらはすでにRPG編でも紹介していますが、ドラクエファンにはおすすめです。シリーズのキャラが登場しますし、歴代の戦闘音楽で戦えるクロスオーバーというだけでテンションが上がります。

10.朧村正(おぼろむらまさ)

美麗なグラフィックで和風の世界を旅する2Dアクションゲーム。ドラゴンズクラウンやオーディンスフィアレイブスラシルなどと同系統のヴァニラウェアらしいタイトルです。武器を強化させていったりアクションが増えていったりするのが楽しい作品です。背景の美しさに見とれて時間を忘れることもしばしば。

11.ソードアートオンラインホロウフラグメント

人気のライトノベル・ソードアートオンラインを題材にしたアクションRPGタイトル。本作はアインクラッドの攻略を進めていくオンラインゲームチックな一人用のRPGとなっています。

迷宮区などのダンジョンを探索したり、ボス戦に挑んだり、フィールドを進んだり、町でヒロインたちとのイベントが様々発生したりと、キャラゲーではなく本格的なつくりとなっています。原作通りの世界観を忠実に再現しているため、原作ファンにはもちろんおすすめなのですが、原作を知らなくても純粋に一ゲーム作品として楽しめるタイトルとなっています。

12.ソードアートオンラインロストソング
ソードアート・オンライン ―ロスト・ソング―
バンダイナムコエンターテインメント
2015-03-26

同じくソードアートオンラインのゲーム化第二弾として発売されたのが本作。こちらはアルブヘイムオンラインなるVRMMOを題材にしていて、一作目とは変わってフライトアクションゲームになっています。操作に慣れるまでは少し大変ですが、空を飛ぶ感覚はなかなかのもの。PS4版も展開されています。ちなみに一作目・ホロウフラグメントの系列のSAOのRPGゲーム化最新作は11月にPSVITA/PS4で発売されます。

13.東京ザナドゥ
東亰ザナドゥ 通常版
日本ファルコム
2015-09-30

日本ファルコムの新規ARPG。都市神話アクションと銘打つだけあって、現代の東京を舞台に都市伝説チックなストーリーを描いています。アクション自体はまあまあの出来、物語も中の上といったところですが、総合的には丁寧に作られていると思います。街並みも作りこまれていますしね。

14.ペルソナ4ダンシングオールナイト






ペルソナ4を題材にしたリズムアクションゲームが本作。ペルソナ4の音楽はReach Out to the Truthなどを筆頭に名曲揃いですから、その音楽でアクションが楽しめるというのはファンにはたまりません。またしっかりストーリーモードも用意されていて、4の後日談が楽しめるのもいいですね。個人的にはクマがノリノリで踊るのがツボでしたw

15.パワプロシリーズ 
[PS Vita]実況パワフルプロ野球2016(特典なし)
コナミデジタルエンタテインメント
2016-04-28

パワプロシリーズは言わずと知れた有名野球アクションシリーズですから多くを語る必要はないでしょう。2016年版は売り上げも好調で、評価もよかったですね。最近では3dsでパワプロヒーローズも発表されていますし、まだまだ人気は衰えそうにありません。2017年版も楽しみです。
 

ということで興味をもっていただけたタイトルはあったでしょうか。
これからもおすすめを見つけ次第追記していきますね。

3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.2

こんにちは!
dsの隠れた名作を紹介する企画第二弾です

前回、ラジアントヒストリアとルクスペインを紹介したvol.1のリンクを下に貼っておきますので、合わせてご覧くださいね。
vol.1はこちら。


今回は、
怪獣バスターズパワード
名探偵コナンvs金田一少年の事件簿 
ルミナスアーク3
を取り上げます。

怪獣バスターズパワード
怪獣バスターズ パワード
バンダイナムコゲームス
2011-01-20

怪獣バスターズパワードは怪獣バスターズのリメイク版。怪獣バスターズシリーズはウルトラマンに登場する様々な怪獣を討伐していくハンティングアクションです。

dsでここまでできるんだ!というアクション性

本作は間違いなくモンハンのフォロワータイトルです。当時はPSPでモンハンサードが大ヒットしていました。
本作も様々な武器(ハンドガンやバズーカ、ボード、ブレード、キャリア、ハンマーなど)でオーソドックスなハンティングアクションが楽しめます。
しかし本作には本作独自の魅力がたくさんあります。

その一つがバギー。通信プレイでは一人がバギーを運転し、残り二人がバギーの上から攻撃ができるんですね。これが本当に楽しい!うまく呼吸を合わせて操作しなければバギーを壊されてしまいます。

またモンハンとは違いお手軽さが光ります。回復アイテムは全種類店売りでいくらでも購入できますし、素材の回収や武器の開発も簡略化されています。怪獣に倒されても時間内に仲間に生き返らせてもらえばOK。ここらへんは討鬼伝シリーズのマインドに近いといえるでしょう。

怪獣の種類の半端じゃない豊富さ

ds向けということで侮ることなかれ。なんと総勢75体の巨大な怪獣たちが登場します。ゼットンやエレキング、ザムシャ―にバルタン星人、キングジョー、タイラント、バードンにガンQ、カイザーベリアル・・・。

そしてこれらの怪獣たちが本当に多彩な攻撃を繰り出してきます。モンハンも顔負けの滑らかな動きを実現していて、正直初めて遊んだときは驚きましたね。

ボリュームがすごい!

怪獣の種類の多さで伝わると思いますが、ストーリーミッション・マルチプレイミッション、いずれもかなりのボリュームが用意されており、遊び応えも十分です。


ということでべた褒めしてしまった怪獣バスターズパワード。私としてはぜひ3dsなどで続編がやりたいところですね。さすがに今ds版を遊ぶと本格派アクションであるからこそ、グラフィック(解像度)など厳しい部分があるのは否定できませんからね。ですがあまりそういうのは気にしない、面白ければOK!という方にはおすすめしますよ!

名探偵コナンvs金田一少年の事件簿 めぐりあう二人の名探偵

名探偵コナンと金田一少年の事件簿という二大推理コミックが、出版社の垣根を超えてコラボレーションを果たした推理アドベンチャーゲームです。

謎が謎を呼ぶ展開

コラボだからと侮ることなかれ。本作のシナリオはのちにダンガンロンパシリーズで高い評価を受ける小高和剛さん。ダンガンロンパシリーズは先の読めない、ドキドキさせる、伏線を見事に回収するという見事な展開が醍醐味ですが、本作にもそのDNAの片鱗が見え隠れしています。
物語のあらすじは、
(以下Wikipedia引用、一部改変しています)

コナン一行は、リゾート地「夕闇島」に向かうフェリーに乗っていた。阿笠博士が友人からチケットを譲り受けたので、皆で観光に行こうと言う事になったためだ。当初は乗り気でなかったコナンも、島で神隠しが起こると言う噂を聞き、その謎を解き明かすため、「夕闇島」へ向かう事にした。

一方、金田一一の元には中学時代の同級生であった鳥羽美佐からの手紙が届いていた。手紙には、「夕闇島で恐ろしいことが起こる」と記されており、フェリーのチケットが同封されていた。これに疑問を感じるも文面や当時の彼女の性格から悪戯ではないということを確信した金田一は、警視庁の剣持警部と幼馴染みの七瀬美雪を連れ、「夕闇島」を目指す。

奇しくも同じフェリーに乗り合わせ、一瞬の邂逅を果たすことになった江戸川コナンと金田一一。
「神隠し」「25年前の惨劇」「連続爆弾事件」そして「もうひとつの夕闇島」。
それぞれの場所、それぞれの立場で独自に調査をするコナンと金田一。時には情報を交換し、時には共に事件に挑み、謎が謎を呼ぶ「夕闇島」の真実を、二人の名探偵は解き明かすことができるのであろうか。

(引用終わり)

次々に巻き起こる事件をコナン、金田一を交互に捜査して解決していきます。その中で少しずつ島に隠された秘密が明らかになっていくというストーリー。
なんといっても各々の事件よりも、この物語を通して一本につながった謎の見せ方がうまい!25年前の惨劇と現在起こる事件。それがお互いに結びついていく過程はワクワクしないはずがありません。

コナンと金田一のキャラが違和感なく融合

他作品同士のキャラということで世界観にマッチするのかというコラボ特有の不安があったのですが、まったくの杞憂でした。使いどころ、動かし方がうまいので、どちらの作品のキャラも常に同時に見せるという工夫がありました。例えば剣持と金田一と探偵団。また別の時にはコナンと蘭と美雪といった感じです。両作品のうち、いずれかのファンにもおすすめですよ。


全体的に驚くほどきれいにまとまっている本作。推理パートはごく一般的な推理ADVと同じで現場の捜査→証言集め→事件の解明という流れで、自分で推理をする楽しみも健在です。

ルミナスアーク3 アイズ
ルミナスアーク3 アイズ(特典無し)
マーベラスエンターテイメント
2009-12-10


多数のキャラが入り乱れるストーリーが展開されるシミュレーションRPGシリーズ、ルクスペインシリーズの三作目にあたるのがルミナスアーク3アイズです。

王道の物語が楽しめる

(以下公式サイトから引用)

聖バルディア王国により、世界は統治され人々が平和に暮らしていた。
人々はかつて世界を救ったという魔女を讃え、そして、魔法の力を使える素質をもつ者はマギの騎士と呼ばれ、賞賛と羨望の的であった。しかし、世界に妖精という災厄が舞い降りた。
戦いが、人を、世界を全てを変えようとしていた—

 主人公レフィはマギの騎士に憧れ鍛錬に励む少年。
妖精フェリシアに襲われた人々が生活するレスト聖会に住んでいた。
ある日、流星とともに妖精が舞い降りてきた。
戦火のさなか、幼馴染の少女リリがフェリシアに襲われ瞳狩りに会い、レフィはマギの騎士として覚醒する。
 
フェリシア襲来からから数ヵ月後、レフィは、ウルガルド魔法学院に編入してくることとなる。
マギの騎士となり、妖精を討つために。
そこには、沢山のマギ候補生と、既にマギの騎士に覚醒した者たちがいた。
学院の中で仲間と共に日々鍛錬に励むレフィ。
しかし、妖精フェリシアの再襲来によって
学院生活を送りながら、戦う運命を背負われれることになった。

(引用終わり)

という感じの物語。簡単に言えば、主人公たちとフェリシアという妖精との戦いを描いたストーリーです。全体的に明るく、軽い感じの雰囲気で、気楽に楽しめる作品です。とはいえもちろんシリアスな展開もないわけではありません。 

キャラクターイベントが豊富 
 
ヒロインたちが中心ではありますが、章の合間に複数のイベントが発生します。見なくても物語に支障はありませんが、好感度を上げることができ、特別なイベントを発生させたり、サブストーリーを見たりするには不可欠になります。

サクサクテンポよく進められるシミュレーションバトル 
 
ターンが続々と入れ替わるため、非常にテンポの良いバトルシステムになっています。アクションオーダーと呼ばれる攻撃順管理。それに加えて攻撃する向きによってダメージが変化したり、ポイントをためて必殺技を打てたりといった独自のシステムがあるほかは、非常にオーソドックスなSRPGとなっています。 そのためこの手のジャンルの入門用としてもいいかもしれません。


クエストや温泉ダンジョン、武器の錬成など豊富なやりこみ要素があるのも〇。dsソフトでグラフィックなどはチープですが、丁寧に作られていることが伝わってくる作品です。

(ちなみに本シリーズはPSVITAでスピンオフ扱いの新作・ルミナスアークインフィニティが展開されています。

ですがわたしのおすすめはそちらではなく、ルミナスアークシリーズの精神的続編であるといえる3dsソフト、ステラグロウです。今は亡きイメージエポックの遺作として知られています。(ルミナスアークシリーズの開発もこのイメエポです)

はっきり言って隠れまくっている3ds向けSRPGの傑作。歌をテーマに魔女との闘いを描いた王道のストーリーが展開されます。 
ちなみに本作のちょっと詳しい紹介は3dsおすすめソフトまとめ記事に書いてありますのでよろしければぜひ。)


ということで今度はvol.3にて!

デモンゲイズ2を買ってきました!

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こんばんは。
タイトルにあるように、量販店でデモンゲイズ2を購入してきました!
デモンゲイズ&デモンゲイズ2のサントラ付き。


デモンゲイズについて一応簡単に。

デモンゲイズシリーズは角川ゲームスと、ダンジョンRPG製作に定評があるエクスペリエンスが手掛けるDRPGタイトルです。

前作は快適で癖になるゲーム性がうけ、スマッシュヒットを記録しました。
DRPGでは珍しく、固定キャラが主軸に据えられ(DRPGでは世界樹の迷宮シリーズなどをはじめとして、主人公含めほぼ全キャラのキャラクターメイキングが一般的)、物語をしっかりと描いていたことも評価されました。

私自身も前作にかなりはまり、続編である2の発売を心待ちにしていました。

デモンゲイズシリーズの魅力とは?
 
私の考えるデモンゲイズシリーズ人気の秘密をいくつか挙げてみたいと思います。

とにかく親切で遊びやすい!

ダンジョンRPGを初めて遊ぶ人の入門タイトルとしてもおすすめできる、敷居の低さがあります。それは単に難易度が低い、システムが単純だということではありません。 作りが本当に丁寧だということですね。

魅力的なキャラと物語 

キャラクターメイキングというのは好きな人には大切な要素なのだとは思うのですが、どうしてもキャラメイクがある作品はストーリーが薄くなりがちです。もちろん例外もありますが、傾向としてはやはり事実です。
本作はキャラメイキングでパーティーを構成しますが、物語は主人公と固定キャラを介して進んでいきます。

ジェムシステムはハクスラ好きにはたまらない 

ダンジョン内にはトレジャーハンティングサークルと呼ばれるスポットが点在しています。ここで様々な種類のジェムを使うことで、特別な戦闘が発生します。そしてそれに勝利すると、使ったジェムによって異なる財宝を手に入れることができるんです。
戦いを繰り返してより強い装備品やアイテムを手に入れるといういわゆる”ハック&スラッシュ”(ハクスラ)を楽しむことができます。


ダンジョンRPGならではの歯ごたえももちろん感じられる本シリーズ。
2についてはクリア後に詳細なレビューを公開する予定です。

ちなみに前作は廉価版やグローバルエディション(日本語以外の言語も収録)などがリリースされていて手に取りやすくなっていますので、未プレイの方はぜひ。

デモンゲイズ2
角川ゲームス
2016-09-29

3dsでも遊べる!dsの隠れた名作をご紹介!vol.1

みなさんこんにちは。今日のテーマはニンテンドーds。
dsは社会現象的なヒットを記録したゲーム機で、展開されたソフトの数もピカイチです。

ですがそんな大ヒットハードであるがゆえに、大量にリリースされたタイトルたちの前に埋もれてしまった名作が大量に存在します。

というわけでこれから何回かに分けて、そんな隠れた名作たちをご紹介していきたいと思います。今回vol.1では、

ラジアントヒストリア
ルクスペイン

の二作をピックアップします!


・ラジアントヒストリア

アトラスの新規RPGとして発売されたラジアントヒストリア。似た名前の作品にPS2のラジアータストーリーズがありますが、直接的な関係はありません。

完成度の高すぎる物語!

本作は西から迫る砂漠化を巡って争いの起きたヴァンクール大陸が舞台。アリステルとグランオルグという二国間の戦いが続く世界です。アリステルの情報部きっての切れ者・ストックが主人公。

そんなストックが与えられたのは時空を行き来できるという不思議な力。それを使って世界を混沌から救い出していくという壮大な物語です。

本作はその設定の通り、正伝と異伝という二つの時空(物語)が存在します。プレイヤーはそれらを交互に行き来し、歴史を作り変えていきます。

本作の凄さはその緻密な世界観。二つの歴史が密接に絡み合った濃密な物語に、誰しも一瞬にして引き込まれることは間違いありません!戦記ものとしての面白さも抜群ですが、それをシステムがさらに補強するという相乗効果が生まれているんですね。

掛け値なしに素晴らしいキャラクター

まず主人公が死ぬほどかっこいい!RPGの中でもこれは随一のカッコよさだといえるでしょう。(何がかっこいいかはプレイすれば分かります。惚れちゃいますよ~w)

それからその仲間たち。いろいろなタイプのキャラがパーティーに入りますが、どのキャラも魅力満載です!ヒロインであるレイニーや、おっとりしたマルコ。可愛らしいアトにいかつい獣人など、多種多様です。

爽快感抜群のバトルシステム!

RPGといえばやはり戦闘は楽しくないとやっていられませんよね。
その点本作はまったく心配ありません。
3×3の9マスに敵が出現するのですが、

・ターンパネルを入れ替えて攻撃順を入れ替えてコンボを決めたり。
・スキルを使って敵の位置を変えて、一か所に集めた敵を一気に攻撃したり。
・特別なスキルである必殺技をぶっ放したり。

単純な戦闘がこれだけ楽しめるコマンド型RPGというのはそうそうお目にかかれないような気がします。


さて、パッケージのキャラデザに癖があること、シリアスで硬派な物語を敬遠されてしまった?こと、完全新規タイトルということで宣伝がうまくいかなかったことなどの要因であまり好調なセールスではなかった本作。

しかしプレイした人の評判は軒並みとんでもないことになっています。RPGファンのみなさん、本作をプレイしないなんて本当にもったいない!こんな名作、そうはお目にかかれませんよ!ご興味のある方、ぜひ一考いただきたいですね。私の中ではdsのナンバーワンタイトルといっても過言ではありません。

・ルクスペイン
ルクス・ペイン(特典無し)
マーベラスエンターテイメント
2008-03-27

続いてはルクスペイン。ジャンルは伝奇ジュブナイルADVです。正直ラジアントヒストリアの10倍は隠れている気がしますね(笑)ですが本作もはまる人には本当にはまる名作ゲームだと思っています。

不気味な世界観で語られる先の見えない物語

本作の舞台は歴史深く、自然に溢れた街、如月市。
そこではほんの些細な事件から殺人事件まで多岐にわたる事件が異常な件数発生していた。

(以下公式サイトをほぼ引用)
深く、濃い、夕闇にまぎれ、この街に何かが侵入しつつあった。
「SILENTサイレント」と呼ばれる、その存在。
「FORTフォート」と呼ばれる組織。
全ては、如月学園高等学校に転校してきた少年とともにはじまる・・・。
(引用終わり)

という感じの世界観になっています。
上にあるサイレントとは精神寄生体。負の想念を喰らい、これに感染すると事件を起こしてしまうという設定です。

主人公である西条アツキはサイレントを撲滅するために任務を遂行していくことになります。
「サイレントに侵され、残虐な殺人を起こしているのはいったい誰なのか?感染源はいったいどこなのか?」
街や学校などを探索しながら、事件の謎に迫っていく、サスペンスフルな物語が楽しめます。この雰囲気は格別です。ちなみにいくらかの推理要素や恋愛要素も用意されています。

ADVだけど読むだけじゃない!

一般的にADV(アドベンチャー)というジャンルはストーリーを読み進めて選択肢を選んだりするだけという作品も多いタイトルです。

ですが本作はサイレントとの対決や、捜査パートなどで、様々なアクションが挿入されます。これがストーリーとストーリーの間のいいアクセントになっていて、ちょっとした気分転換のように楽しむことができます。案外難易度が高いものもあって、ADVにしては歯ごたえがあるような気がしますね。


ジュブナイルということでペルソナシリーズやダンガンロンパシリーズ、バロックシリーズを彷彿とさせるような世界観で、かなり充実した物語となっています。
いかんせん地味なパッケージで、また本作も新規ADVであったこともあるのか、売り上げこそ伸び悩んだタイトルですが、想像以上に力の入ったタイトルだと感じられるのではないかと思います。いわゆるノベルゲーが好きな方、不気味なゲームが好きな方に今だからこそおすすめしたい意欲的かつ斬新な作品です。
 

ということでまたvol.2をお楽しみに!
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