3dsの隠れた名作をご紹介していく企画第四弾。

これまでのvol.1~vol.3のリンクは以下となります。合わせてご覧くださいね。

vol.1 (ラジアントヒストリア、ルクスペイン)

vol.2 (怪獣バスターズ、ルミナスアーク3アイズ、名探偵コナンvs金田一少年の事件簿)

vol.3 (ウィッシュルーム、ヘラクレスの栄光)

それとPSPの隠れた名作紹介のリンクも念のため。

vol.1 (ラストランカー、グローランサー)

さて今回は、

国盗り頭脳バトル 信長の野望
ソラトロボ(Solatorobo) それからCODAへ
スローンとマクヘールの謎の物語2

の三作を取り上げます!

 
国盗り頭脳バトル 信長の野望

武将を選んで軍団を作り、それをタッチペンで采配し領土を拡大していく、ボードゲーム風戦略シミュレーションゲームが本作。

信長の野望シリーズのスピンオフ的な立ち位置の作品かと思います。
私は一本あれば四人までの通信対戦ができるということで7年ほど前に購入しました。これが驚くほど役に立ち、150時間は軽く遊んでいます。

充実のシナリオモード
 
四人の武将の視点から戦国乱世の世界観が楽しめるシナリオ。
織田信長、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗。この四人ですね。

一つの章がおよそ30分ほどで、それが全部で50程度収録されているのでボリュームは十分でしょう。本作のメインはやはり対戦でしょうからね。

自由に楽しめる戦乱モード
 
本作の仕組みは明快。まず武将はすべて駒の形で表され、その戦力が数字で表現されます。 
武将には3つの兵科として「鉄砲」「騎馬」「足軽」 があり、それぞれ三すくみとなっています。

マップ上には城や鉱山をはじめとした領地があり、これを奪い合って一定の石高を目指していきます。
本作のシステムで秀逸なのが、「戦力の低い(数値の低い)兵科から先に動く」ということ。 

この仕組みのおかげで戦力差があっても、有利な兵科で攻め込めば逆転が生じます。大きな戦力で相手を一気に踏みつぶすか、それとも小さな戦力を小分けにして細かく攻め込むか。そんな戦略を立てるのが非常に面白いんですね。

戦乱モードでは大規模マップと各地方マップ合わせて12のマップで、好きな設定で本システムを自由に楽しむことができます。

盛り上がる通信対戦! 
 
本作のメインはやはり通信プレイ。ボードゲームの側面が強いので、やはり大人数でプレイするのが盛り上がります。
ダウンロードプレイにも対応していますので、一本あれば四人まで遊べるおがやはりうれしいですね。(ただしこの場合武将選択はできず、マップも一つしか使えません。)

どの武将で誰に攻め込むか?
武将を撤退させ回復させるタイミング。
細かく動かすか大きく動かすか?
広く領地を狙うか、守りに徹するか?
切り札(必殺技のようなスキルです)をいつ使うか?

シンプルながらも奥の深い駆け引きはハラハラドキドキ。数ターンに一度同盟を結んで共闘することもできますので、友人とプレイすると、「同盟断りやがったな!」「裏切りやがったな!」などという怒号(?)が聞こえてきたりして楽しいんです(笑)

というわけで対戦型のボードゲーム好きにはおすすめできる一本となっています!

ソラトロボ

構想10年、制作3年という売り文句でバンナムから発売されたソラトロボ。開発しているのはサイバーコネクトツー。

ロボとヒトを使い分けて進めていくアクションRPGで、主人公や登場キャラクターたちがイヌやネコのようなデザインであることが特徴でしょう。ケモナーの方は見逃せないポイントかもしれませんw

使い分けるギミックアクション


ロボアクションが基本の本作。主人公レッドはダハーカと呼ばれるロボットに乗って、ダンジョンを探索、戦闘も行います。
しかしロボでは行動できない場所が各所にありますので、そういったところではロボットから降りてヒトの姿で探索を行うことになります。

アクション自体は「つかんで投げる」。これが分かりやすく、非常に爽快です。
またこのダハーカをパーツを使ってカスタマイズするのも楽しい。アクションながらもRPGらしい楽しさもきっちり入れているのが非常に好印象でした。
トロッコアクションや空中レースのミニゲームなど、飽きさせないためのおまけ要素も。

濃いキャラクターと壮大な物語

先述の通り、イヌやネコ+ヒトという設定なだけに、キャラデザの時点で濃いのですが、様々なサブイベントや物語の描写の中で各キャラクターがフィーチャーされてより印象に残ります。

もっとも私がプレイしたのはだいぶ昔なので、はっきり言ってキャラは概ね忘れてしまってはいますがw、主人公の妹であるショコラが可愛くて(変な意味ではないですよ!w)お気に入りだったことは覚えています。


ケモノ&ロボという二大キーワードをテーマに、丁寧にこだわって作られたことが伝わってくる本作。水増し要素がない分ボリュームがあっさりしているのは事実ですが、周回で楽しめる作品なのでコスパ的にも問題はありません。アクションRPGに興味があればプレイして損はない作品だと思います。

・スローンとマクヘールの謎の物語2

影絵というか切り絵というか、「もちもちの木」の絵本のような(と言って伝わりますかね?)、ちょっと不気味で不思議な世界観の中で、提示される不思議な物語の結末を聞いて、その真相を解き明かしていく推理パズルシリーズの二作目にあたるのが本作です。

公式サイトでも紹介されているものをいくつか取り上げると、

「100ドル札1000枚を運んでいた現金輸送車を襲った強盗。10万ドルの入ったカバンを奪われてしまったが、強盗はすぐにカバンを札束ごと燃やしてしまった。いったいなぜ?」

「ある男が4万ドルもの価値がある本を持っていた。しかし男はその本を自らの手でズタズタに引き裂いてゴミとして捨ててしまった。いったいなぜ?」

とまあこんな感じです。

真相が気になるお題

上の二つも「え、どういうこと?」と気になった方もいらっしゃるのではないかと思います。テーマ一つ一つがとても興味をそそる作りになっていますので、それがプレイを続ける動機付けになります。

影絵と渋い声のナレーションによる独特の世界観

よくレイトンライクと言われたりもする本作ですが、ゆったりふんわりした世界観のレイトンに比べてとにかく「不思議な世界観」。どちらかというと大人がのんびり腰を据えて楽しむということに焦点を合わせているような気がしますね。

核心をついた時の快感

本作のシステムとして、文章中のキーワードを繋げて質問を作ることができます。それに対して支配人が答えを「はい」か「いいえ」で答えてくれます。それをヒントに謎を推理していくわけですね。

核心を突く質問をすると「素晴らしい質問です!」というように褒めてくれます。これが地味にうれしいんですねw
そして結論が分かるともやもやした頭がすっきりする快感を味わうことができます。

 
さてということで今回は三作をご紹介しました。
どれもはまればじっくりと楽しめる名作たちだと思いますので、興味を持たれた方はぜひ遊んでみてくださいね。


 

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