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今回のコナンはアニメオリジナル。
諏訪チーフプロデューサー曰く、初期の名作「霧天狗伝説殺人事件」のイメージをベースに新しく制作したお話とのこと。

確かに高いところで首を吊っていたり、「声」を証拠にしていたりと近いところが多かったですね。 脚本家はまさきひろさん。最近は潮入り公園逆転事件を担当されています。以下ネタバレしていますのでご注意くださいね。

~OP

ハイキングで迷ったコナン、蘭、小五郎。
郷土史家だという老人・下村さんに民宿のことを聞いていると、くぐもったうめき声が。
「天狗の声だよ」

なんだかいきなりこの老人が犯人顔に見えてしまったのは私だけ・・・?汗
コナンのアニオリに出てくる犯人ってみんな何かちょっとそれっぽい雰囲気を醸し出しているような気がしますw

OP~

町長の真山と工務店経営者の今津が言い争い。
蘭やコナンにガン見されて気まずそう(笑)

露天風呂から出てきた三人。
コナンはどっちに入ったんでしょうね?さすがに男湯かw
でももし蘭に誘われたら断れなさそうですけどねw

宿の名前は天狗の宿。近くには天狗の洞窟がある、ということで黒修町では山の神として扱われているみたいです。どこかモデルとなる町があるんですかね?目暮警部が来ますから東京という設定みたいですが。

そんな洞窟の入り口のわきの茂みに隠れていた今津。
いくらなんでも怪しすぎますwこの時点で犯人からは除外ですねw

洞窟の中にはモニター。奥の道が狭いため通れない人のためだとか。でも目暮警部が通れるなら大抵の人は大丈夫なんじゃ?博士はきついか?(笑)

そのモニターを眺めていると誰かが首を吊っているところを目撃。慌てて駆けつけると町長の真山さんが落下して亡くなっていた。

天狗の仮面をつけて自殺などするはずはないと思いましたが、そこに関しては特に言及はなかったですね。警察とかも気にしないのでしょうか。
それとほこらへの足場が解体されていたのは町長の指示とのことでしたが、これも特に理由はないんでしょうか?まあ一話完結なので尺の都合かもしれません。

がけをよじ登ってみようとする小五郎。
高所恐怖症なのによくやりますね。でも危なっかしくて見ていられませんw蘭がいたら止めていたでしょう。
一方でコナンは楽々上っていきます。さすがの運動神経。小さくなっても変わりませんw

今津さんが隠れていたのは町長に脅しの電話がかかってくるのを聞いたから。ゆすってきた相手が誰なのか知りたかったからということでいいんでしょうかね。それとも話を盗み聞いて町長の座を取り戻そうとしていたのでしょうか。しかし真山さん以外誰も来なかったと。 

その証言から自殺と断定する小五郎ですが、死斑や服の切れ目などを見て殺人事件と考えるコナン。
さらにモニターに映った遺体の揺れと”天狗の声”。それらから犯人を絞り込みます。

そして眠らされた小五郎。洞窟に来ても眠らされるってすごいですねw

犯人はあらかじめ洞窟にやってきていた。
モニターに映っていたのは真山さんの格好をした犯人。縄はほどけるように結んでいた。 

ということは真山さんは落下していない?でもそれだと警察が調べたらわかってしまいそうですが・・・洞窟のてっぺんの穴から落としておいたとかでしょうか?ただそのためには犯人と真山さんも崖を上る必要がありますけど。今津さんが入り口にいたわけですから。

また犯人は小五郎たちの到着をどのように知ったのか。それは洞窟の入り口ドアを開け閉めするときの風の音を聞いたのだと。
天狗の声の正体は風の音だったんですね。なるほど。

犯人は下村さん。この人だけは入ってくるときに天狗の声が鳴っていないから。
”声”で犯人が決まるのは霧天狗と同じですね。もっとも霧天狗は”悲鳴”でしたが。

動機は金のために文化財を破壊することを許せなかったから。
今津さんが町長になっていたらどうだったんでしょうね。裏金が事実ならうまくやめさせることもできたでしょうに。

ということで30分にしてはずいぶん濃いお話でした。
できたら前後編としてじっくり見たかったですね。駆け足になって説明不足のところがあるだけにもったいない。本筋はミステリーとして面白かっただけに。

ともあれこのような形で過去の名作にフィーチャーした新作アニオリというのもいいですね。
こうした試みはこれからもどんどんやってほしいと思います。

さて来週もアニオリ「最後の贈り物」。
これは”最期”にならないことを祈るばかりですねw

個人的評価 : 8 (満点 10)

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