今日は3dsソフト、カルドセプトリボルトのレビューとそもそもカルドセプトシリーズとは?というシリーズの紹介をしていこうと思います。

<カルドセプトシリーズとは?>

カルドセプトシリーズは大宮ソフトが開発する、人生ゲームや桃太郎電鉄などのボードゲームに、遊戯王やカードヒーローなどのカードゲームの要素を加えた知る人ぞ知る人気シリーズです。

大まかなルール自体は簡単。
サイコロを振ってマップを進み、空き土地ならカード(クリーチャー)を召喚。そこは自らの領地となります。
自領地を他のプレイヤーが踏むと通行料を支払わなければなりません。しかし敵のクリーチャーを破壊できれば、通行料を払わずに領地を奪い取ることができます。
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敵の妨害をしたり、アイテムで味方のクリーチャーを強化したりできる、いわゆる魔法カードや罠カードを駆使することも大事ですし、土地の属性と連鎖、マップ上にある施設の利用など、システム自体はまだまだいろいろとありますが、それらは数戦プレイしている間に自然と覚えられますし、本シリーズはチュートリアルがちゃんとしていて親切設計なので、気軽な気持ちでデビューされるといいと思います

一応システムの紹介動画は載せておきますね。
 

ここからはカルドセプトリボルトのレビューを通じて、より詳しいゲームの流れを説明していきます。カルドセプトに興味があって、まだプレイしたことがないという方はリボルトからプレイされることをおすすめします。シリーズ間で物語の直接的な関連などはありませんし、システム面は一番完成されていますからね。

<レビュー>

おすすめポイント 

ボード+カードの独特で完成されたシステム

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何といってもまず挙げなければならないのはシステムの面白さ。ルールが分かればあとは延々と遊んでいられます。そしてこのシリーズを一度遊ぶとそこらの単純なボードゲームには戻れなくなること間違いなし。中毒性の高さは随一です。

自分だけのデッキを作って戦略的に戦うのが楽しすぎる!

ストーリーや対戦などを通じて手に入れたポイントでカードパックを購入でき、カードを手に入れることができます。
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↑様々なパックの中から購入したいパックを選びます。何が当たるか分からないガチャのような仕組みでわくわく。もちろんゲーム内の通貨で購入なので課金はありません。

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↑そのカードを組み込んで、ブックと呼ばれるデッキを作ることができます。自分の考えた戦略次第で様々なデッキを組むことができます。侵略に特化したデッキを作るもよし、守りを固めるもよし。マップの周回ボーナスを稼ぐブックや、特定のカードの持つ能力などを最大限に引き出す特殊なデッキを作るのも楽しいです。

壮大なシナリオ

この手のタイトルでストーリーがこれだけしっかりしているのは珍しいですね。リボルトは”伯爵”によってセプター(カード使い)が迫害されている、閉ざされた町からの脱出を図るフリーバッツの戦いを描いています。

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 ↑どのストーリーを見るかを選択。

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↑魅力的なキャラが登場するストーリーを見た後で、カルドセプトの戦いが始まります。

従来作からよりブラッシュアップされたゲーム性

シリーズ経験者の方にとってはこれまでのタイトルと何が違うのかというところが気になるかと思います。
いくつか変更点を箇条書きで挙げておけば、

1.すべての領地コマンドをいつでも使えるようになった。ただしほとんどのクリーチャーは配置直後にダウン状態となり、城を通過するなどしてダウンを解消するまでは領地コマンドを使えない。

2.新施設の追加(司令塔/空き土地に手札のクリーチャーを配置可能、など)と新能力の追加(感応/特定の属性のカードによって能力アップ、など) 、新カードの多数追加。

3.ダイスが二つから三つへ。一ターンに進めるマスの期待値が増えた。 

4.毎ターン微量の魔力を得られるようになり、魔力不足により何もできないターンが減った。 

5.ブリードカードシステムが追加され、自分だけのカードを作れるようになった。いくつか制約はあるが、デッキのコンセプトにあったクリーチャーを育てることが可能。
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 ↑これがブリードドラゴン。育て方によって見た目も変わる凝りよう。


全体的にゲームのテンポを向上させようとする努力が伝わってくる変更が多く、一試合の時間が短縮されてよりスピーディーな戦いを実現しています。ゲームバランスにも関わる変更があったため、バランスの均衡が崩れることを不安視する声もありましたが、何作かシリーズ遊んでいる私から見て、そこまで問題点はないような気がします。(あくまで個人的な意見です)

下に新要素をまとめた動画を載せておきます。
 

耳に残るゲーム音楽

カルドセプトシリーズは音楽に力が入れられていることで知られていますが、それは本作でも健在。伊藤賢治さんによるかっこいい・ほんわか・壮大・哀愁、様々な曲調の音楽はどれもついハミングしてしまうような名曲ぞろい。ゲームでの音楽の大切さを改めて実感しますね。


減点ポイント(ほとんどありませんが、強いて言うなら・・・)

・広すぎて遊びづらいマップがある

分岐が多すぎて一周するのに時間のかかるマップがいくつかありました。 本作はテンポを重視していると思うので、あまり大きすぎたり複雑すぎたりするマップはシステムに合わないような気もしました。 

・カード集めが大変

パックを買うにはGPと呼ばれるポイントが必要になりますが、これを集めるのが大変。パックから何が出てくるかということは完全に運ですから、お目当てのカードをそろえるには時間がかかります。稼ぎクエストが少ないのがちょっと困るところですね。


さて、そんなわけで長々とレビューを書きましたが、とにかく遊んでみれば魅力が伝わりやすいタイトルかと思います。今からでもまったく遅くはないので、ぜひセプターデビューを果たしてみてはいかがでしょうか。


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