みなさんこんにちは。今日のテーマはニンテンドーds。
dsは社会現象的なヒットを記録したゲーム機で、展開されたソフトの数もピカイチです。

ですがそんな大ヒットハードであるがゆえに、大量にリリースされたタイトルたちの前に埋もれてしまった名作が大量に存在します。

というわけでこれから何回かに分けて、そんな隠れた名作たちをご紹介していきたいと思います。今回vol.1では、

ラジアントヒストリア
ルクスペイン

の二作をピックアップします!


・ラジアントヒストリア

アトラスの新規RPGとして発売されたラジアントヒストリア。似た名前の作品にPS2のラジアータストーリーズがありますが、直接的な関係はありません。

完成度の高すぎる物語!

本作は西から迫る砂漠化を巡って争いの起きたヴァンクール大陸が舞台。アリステルとグランオルグという二国間の戦いが続く世界です。アリステルの情報部きっての切れ者・ストックが主人公。

そんなストックが与えられたのは時空を行き来できるという不思議な力。それを使って世界を混沌から救い出していくという壮大な物語です。

本作はその設定の通り、正伝と異伝という二つの時空(物語)が存在します。プレイヤーはそれらを交互に行き来し、歴史を作り変えていきます。

本作の凄さはその緻密な世界観。二つの歴史が密接に絡み合った濃密な物語に、誰しも一瞬にして引き込まれることは間違いありません!戦記ものとしての面白さも抜群ですが、それをシステムがさらに補強するという相乗効果が生まれているんですね。

掛け値なしに素晴らしいキャラクター

まず主人公が死ぬほどかっこいい!RPGの中でもこれは随一のカッコよさだといえるでしょう。(何がかっこいいかはプレイすれば分かります。惚れちゃいますよ~w)

それからその仲間たち。いろいろなタイプのキャラがパーティーに入りますが、どのキャラも魅力満載です!ヒロインであるレイニーや、おっとりしたマルコ。可愛らしいアトにいかつい獣人など、多種多様です。

爽快感抜群のバトルシステム!

RPGといえばやはり戦闘は楽しくないとやっていられませんよね。
その点本作はまったく心配ありません。
3×3の9マスに敵が出現するのですが、

・ターンパネルを入れ替えて攻撃順を入れ替えてコンボを決めたり。
・スキルを使って敵の位置を変えて、一か所に集めた敵を一気に攻撃したり。
・特別なスキルである必殺技をぶっ放したり。

単純な戦闘がこれだけ楽しめるコマンド型RPGというのはそうそうお目にかかれないような気がします。


さて、パッケージのキャラデザに癖があること、シリアスで硬派な物語を敬遠されてしまった?こと、完全新規タイトルということで宣伝がうまくいかなかったことなどの要因であまり好調なセールスではなかった本作。

しかしプレイした人の評判は軒並みとんでもないことになっています。RPGファンのみなさん、本作をプレイしないなんて本当にもったいない!こんな名作、そうはお目にかかれませんよ!ご興味のある方、ぜひ一考いただきたいですね。私の中ではdsのナンバーワンタイトルといっても過言ではありません。

・ルクスペイン
ルクス・ペイン(特典無し)
マーベラスエンターテイメント
2008-03-27

続いてはルクスペイン。ジャンルは伝奇ジュブナイルADVです。正直ラジアントヒストリアの10倍は隠れている気がしますね(笑)ですが本作もはまる人には本当にはまる名作ゲームだと思っています。

不気味な世界観で語られる先の見えない物語

本作の舞台は歴史深く、自然に溢れた街、如月市。
そこではほんの些細な事件から殺人事件まで多岐にわたる事件が異常な件数発生していた。

(以下公式サイトをほぼ引用)
深く、濃い、夕闇にまぎれ、この街に何かが侵入しつつあった。
「SILENTサイレント」と呼ばれる、その存在。
「FORTフォート」と呼ばれる組織。
全ては、如月学園高等学校に転校してきた少年とともにはじまる・・・。
(引用終わり)

という感じの世界観になっています。
上にあるサイレントとは精神寄生体。負の想念を喰らい、これに感染すると事件を起こしてしまうという設定です。

主人公である西条アツキはサイレントを撲滅するために任務を遂行していくことになります。
「サイレントに侵され、残虐な殺人を起こしているのはいったい誰なのか?感染源はいったいどこなのか?」
街や学校などを探索しながら、事件の謎に迫っていく、サスペンスフルな物語が楽しめます。この雰囲気は格別です。ちなみにいくらかの推理要素や恋愛要素も用意されています。

ADVだけど読むだけじゃない!

一般的にADV(アドベンチャー)というジャンルはストーリーを読み進めて選択肢を選んだりするだけという作品も多いタイトルです。

ですが本作はサイレントとの対決や、捜査パートなどで、様々なアクションが挿入されます。これがストーリーとストーリーの間のいいアクセントになっていて、ちょっとした気分転換のように楽しむことができます。案外難易度が高いものもあって、ADVにしては歯ごたえがあるような気がしますね。


ジュブナイルということでペルソナシリーズやダンガンロンパシリーズ、バロックシリーズを彷彿とさせるような世界観で、かなり充実した物語となっています。
いかんせん地味なパッケージで、また本作も新規ADVであったこともあるのか、売り上げこそ伸び悩んだタイトルですが、想像以上に力の入ったタイトルだと感じられるのではないかと思います。いわゆるノベルゲーが好きな方、不気味なゲームが好きな方に今だからこそおすすめしたい意欲的かつ斬新な作品です。
 

ということでまたvol.2をお楽しみに!

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