様々なシリーズが生まれては消え、生まれては消え。

売り上げや評価などいろいろな事情によって、新作が出なくなって久しいタイトルが多いゲーム業界。最近のタイトルはやはり有名な人気シリーズが目立ちますよね。

もちろん”売り上げが見込める人気タイトルの展開”・”新規タイトルの創出”というのは一番大事なことで、マイナーだったり作るのが面倒だったりする作品は後回しにされるのも分かります。

ですがやはり過去の名作を待ちわびるユーザーがいるのも事実。今日は私が新作(orリメイク)を待ちわびているゲームシリーズをまとめていきたいと思います!

幻想水滸伝シリーズ






108人の仲間を集めながら物語を進めていく幻想水滸伝シリーズ。コナミによる名作RPGシリーズとして名を馳せた作品群です。

108人の仲間を集めると一口に言いますが、これはとんでもないことですよ。このシリーズではなんせその一人一人のキャラは、それぞれがしっかりとメインを張れるくらいに立っているんですから。
ただモブが大量にいるというのとはわけが違います。

だからこそ仲間を各地を回って集めていく過程がホントに楽しい。仲間が増えると拠点が強化されていくのもはまるポイントだと言えます。

そんな幻想水滸伝シリーズですが、近年はPSPで外伝作品(残念ながら酷評だった)を出したのを最後に、新作から遠ざかっています。おそらく私を含めてファンが待っているのはナンバリング最新作。

コナミということでなかなか厳しいものがあるのでしょうが、どうか今の技術で本気の幻想水滸伝が見たいですね。

グローランサーシリーズ


グローランサーシリーズはアトラスのRPGシリーズ。ノンストップドラマチックRPGと銘打たれている本シリーズは、その名に負けず本当にノンストップ。

練りに練られた戦記もののストーリーを進めていくわけですが、とにかくこのゲームすべてが一本が物語になっています。どういうことかといえば、例えば戦闘。本シリーズでの戦闘はほとんどがイベント戦闘なんですね。

物語のシチュエーションに合わせたミッション、具体的に言えば、民間人が巻き込まれる展開の時は「民間人を守れ」、逃がしてはいけない敵がいる展開なら「敵をマップの外に出させるな」、時間を稼がなければいけない展開だったら「一定のターン耐えろ」など、戦闘もストーリーの一部分なんです。
ダンジョンを探索していてもやたらとイベントが起きますし、とにかくストーリーを語ることに余念がない、そんな作品です。

もともと戦闘システム自体がシミュレーション型でかなり面白いのですが、そのうえ物語と絡んでいるとなれば感情移入されっぱなし。絶対にこのキャラを救う!とか思いながらプレイすることになるはずです。

パッケージのキャラデザで食わず嫌いをされる方も多いのではないかと感じますが、それはまさしくもったいない!私も少女漫画チックなキャラデザが正直好みではないかなと思っていたのですが、やれば気にならなくなります。というかむしろ愛着沸きます。

ちなみに開発者の方は現在デビサバを作っておられる方ということで、そのマインドはやはり受け継がれている気がしますね。デビサバシリーズもどんどん作ってほしいのですが、ぜひグローランサーも忘れないでほしいと思っています。一作目、四作目はVITAでも遊べますのでぜひ試してほしいです。最高の作品です。

トルネコの大冒険シリーズ


不思議のダンジョンシリーズといえば、1000回遊べるというキャッチコピーで知られるダンジョンRPG、ローグライクと言われるジャンルの作品です。入るたびに地形、アイテム、敵が変わるダンジョンを奥深くまで潜っていくというゲームですね。

そんな不思議のダンジョンシリーズの有名どころといえば、今でもシリーズが続く風来のシレンやポケモンダンジョンシリーズが挙げられるでしょう。

一方で新作が長らく途切れているのがトルネコの大冒険シリーズ。これはドラクエと不思議のダンジョンのコラボタイトルです。

まず何と言っても出現する敵がスライムやキメラ、ドラキーなどをはじめとする魅力的なドラクエのモンスターたち。主人公はドラクエ4で人気を博したトルネコということで、もはや最強の布陣といえるでしょう(笑)

はぐれメタルの剣にいろいろな効果を付けて強化を施し、不思議のダンジョンを潜れる。私はそれだけで興奮しますw

新作がほしいという意味ではトップクラスに期待している作品です。

サルゲッチュシリーズ
サルゲッチュ3
ソニー・コンピュータエンタテインメント
2005-07-14


こちらも新作が長らく発売されていないサルゲッチュシリーズ。
ピポサルというかわいいおサルたちを捕まえていくアクションゲームです。

仕掛けだらけの広大なステージの中を探索してサルを見つけて、アイテムを駆使することで逃げまくるサルを捕まえる。

ゲーム内容はそれだけなんですが、新しいステージを冒険する楽しさは何物にも代えられません。
水の中を潜ったり、遺跡の中を巡ったり、隠し通路を探したり。これ一本がまるでおもちゃ箱のような感覚で楽しんだ思い出があります。
タイムアタックモードではもはやサルの位置を覚えてまでやりこんだ記憶があります。

新作が遠ざかっていますが、SIEにはぜひPS4で復活を検討してもらいたいですね。

パワプロクンポケットシリーズ 
パワプロクンポケット14
コナミデジタルエンタテインメント
2011-12-01

野球ゲームシリーズとして有名なパワプロ。
その中でdsなどで展開されてきたいわゆるパワポケシリーズはここしばらく展開されていません。

つい最近3dsでパワプロヒーローズなる作品が発表され、(12月15日発売)私もそれはかなり楽しみにしています。ただ欲を言えば、やはりポケットシリーズもやりたい。

パワポケシリーズの面白さは裏サクセスと呼ばれるRPGモードがあることや、ブラックジョークをふんだんに取り入れた、かわいらしい見た目らしからぬ物語が用意されていることでした。

パワプロヒーローズがどんな作品になっているかは分かりませんが、これが売れてポケットシリーズ復活の布石となることを期待したいです。

チンクルシリーズ


すごいのをぶっこんできたと感じる方もいるでしょうw
チンクルシリーズは私の大のお気に入りシリーズです。(というか一作目のもぎたてチンクルのバラ色ルッピーランドが至高だと思ってますw)

そもそもチンクルはゼルダシリーズに出てくる1サブキャラです。しかし私からすれば本家より好きなくらいなんです。

チンクルバラ色~はおカネ(ルピー)がすべてを司るというなんともブラックな世界観のRPGです。
例えばチンクルのHPもルピーですし、何をするにもルピーが要求されます。

町の人とのアイテム交換の交渉や用心棒の報酬の交渉。とにかくありとあらゆる場面においておカネが登場し、すべてをおカネで解決します。

それだけ聞くとお下品でおかしなRPGと思われるかもしれませんが、そこはさすが任天堂のタイトル。ゼルダ顔負けの本格的なダンジョンや、大陸と呼ばれるフィールドでの探索と謎解き。大小さまざまなボスとのアクション戦闘。個性的な住人達とのやり取り。

そのどれもがきらりと光るセンスの塊のような作品です。

世の中見た目じゃない!

それを体現してくれる超傑作タイトルだといえるでしょう。
二作目で何を思ったかジャンルをADVに変えてしまい、システムもまったく別物になってしまったことで売り上げが残念なことになり新作が出ていませんが、再び一作目のRPG路線でやってくれればヒットするのは間違いないと確信しているんですけどね。(一作目は実際かなり売れています)

もしちょっとバカゲーをやりたい気分になったときは本作を候補に入れていただければと思います。


ということで今回はこれくらいにしておきますがどうだったでしょうか。

最近はゲーム業界でいくつか復刻が話題になったタイトルがありましたよね。
セガのシェンムー3やヴァルキュリアシリーズ(戦場ではありませんけど・・・)、元ハドソンの桃太郎電鉄。
こうした流れというのは業界全体にも波及する可能性があるのではないかと思います。

大事なのはユーザーがうるさく声を上げ続けること。新作を熱望する声をメーカに届けることがまずは必要だと思っています。もし共感してもらえるタイトルがあったなら、一緒に応援してもらえると嬉しいです

ちなみにこの記事はvol.1。後日またvol.2を公開します!

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