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ニンテンドースイッチで発売された任天堂製RPG(モノリスソフト開発)である「ゼノブレイド2」。
私は現在10時間ほどプレイして、第三話を攻略中。本作の凄まじいボリュームを考えると、まだまだ序盤も序盤ですから、正式なレビューなどが書けるはずもありませんが、購入を悩んでいる方もいらっしゃると思いますので、各項目について簡単に感想を書いていきます。
クリア後に力を入れたレビューも書きますので、それはしばらく(長らく?)お待ちください_(._.)_

(※ネタバレはしないように配慮しているつもりですが、念のためご注意ください。)

物語性

物語は冒頭からドラマチック
プレイ開始から間もない段階で、「これはクライマックスかな???」と思うようなシーンがあったりして、今のところ私は文句なく世界に入り込めています。

世界観も非常に完成されており、昨今珍しい壮大なファンタジー調のRPGとして、貴重な存在であると言えるでしょう。

キャラクター

私はもともとアニメチックなデザイン面については肯定的なので、ここではあえてその点を抜きにしますが、キャラのモデリングはなかなかのものです。

特にWiiUのゼノブレイドクロスはモデリング面で不満を覚えたために購入を見送った、という経緯がありましたが、今回は概ね満足しています。ちなみに敵と味方のデザイン担当が違うことによる違和感について、はじめは少し気になりましたが、意外とすぐ慣れました。

会話イベントではギャグ要素も多く、シリアスな場面とほのぼのした場面が行ったり来たりする印象です。個人的には特に問題なしですが、テンポを気にする方はもしかすると冗長に感じてしまうかも?
(とはいえギャグシーンも長々やっているわけではないですし、ストーリー重視の方は全く気にならないポイントかと思います。)

キャラごとの感想はまだ今の時点では語れませんが、ホムラとニア最高。まじ最高。
そしてレックスは心配していましたが、思っていたほど幼い感じではなく、まずまず気に入りました。じっちゃんもいい味出してるね!(笑)

演出

キャラクターひとりひとりの動きがとても滑らかであることに加え、特筆すべきはその表情の豊かさ!細かな感情の機微をここまで繊細に表現してくるとは、ちょっと脱帽です。おかげでストーリーがより深みを持ち、没入感を高める効果を発揮しています。

グラフィックス

据え置きモードに関しては十分に現行ハードとしての水準に到達していると思います。これだけ広大な世界に大量のオブジェクトを設置しながら、このクオリティを出しているのですから、大作RPGの名に恥じぬ見栄えです。

一方で若干気になったのは携帯モードの画質。実質的には前世代機にあたる3dsと比べれば格段に高画質ですが、スイッチの他のソフトと比べると多少ぼやけてしまっている印象。おそらく性能限界まで作りこんでいるからだと思いますので、ネガティブに言うつもりは全くありませんが、メインストーリーの重要なイベントは据え置きモードでプレイするのがいいかもしれません。逆にサブクエストやちょっとした探索・おつかいなどは気軽に携帯モード、といった感じで使い分けることでハードの真価を発揮するように感じています。

戦闘システム

このシリーズの戦闘はMMORPGのようなシステムだとよく言われていますが、今作も方向性としては同じ。例えるなら「ソードアートオンライン ホロウフラグメント」などのシステムと少し近いといえるでしょうか。

複雑で最初はとっつきづらい、というイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、序盤のチュートリアル戦闘で少しづつ仕組みを教えてくれますし、基本的な部分はそこまで難しくないと思います。

一方で様々なコンボやキャンセル技に慣れてくると、戦略性が一気に出てきて戦闘がとても楽しくなりますし、これでもかというくらいに豊富な育成要素のおかげで繰り返しの戦闘が苦にならないのも個人的な高評価ポイントです。

音楽

相変わらず場面場面にあった素晴らしい音楽が盛りだくさん!ゲームミュージックとしてのレベルもずば抜けています。個人的には今のところアヴァリティア商会の音楽と大平原での音楽が特に気に入っています。

ブレイド同調システム

今作はブレイドをいわゆるガチャ形式で入手できます。ガチャといってもゲーム内アイテムで回すことができ、課金要素などは一切ありませんのでご安心を。

スマホゲームの広まりとともに「ガチャは悪」という見方も広がってしまいましたが、ガチャの仕組み自体は古典的な楽しさを提供してくれるものであり、課金がなく世界観と合ってさえいれば問題はないと考えています。実際ハクスラ的な楽しみ方ができますし、本作の同調システムにも好意的です。でも私にはレアブレイドが出ないのはどうにかしてもらいたい。

クエスト

ちまちまクエストをこなしていると本来の目的を忘れてしまうから困る。やりこみ要素としては十分に役割を果たしていると思います。
ただ複数のクエストを同時にアクティブ状態にできるようにしてくれていたら便利だったのでは?という気はしています。(逆に混乱する?)

フィールドの作りこみ

はじめたてなので、まだまだフィールドを語れるほど冒険していませんが、

迷子になった…まあいいや、ちょっとあっちに行ってみよう→あ、サルベージポイント発見→あ、ランドマーク発見→あの敵のレベル高いな…倒せるかな?→強すぎまじむり\(^o^)/→あ、雲海落ちた→こんなところに道が!→あ、ランドマーク発見→以下ループ→あれ、なにしてたんだっけ?→あ、ランドマーク発見→以下ループ

となるくらいには探索が面白いです。というか広大過ぎる上にマップがお世辞にも見やすいとは言えませんので、迷うことが前提の作りだと思います。ただその点はあちこちにあるランドマークと呼ばれるポイントに一瞬でワープできるシステムによってカバーされているとは思いますけどね。

街の作りこみ

概ねフィールドの感想と同じで、完成度は高いのですが、こちらはおつかいで何度も走り回る場面があるだけに、全体マップをもう少し見やすい形で用意してほしかったとも思ったり。


というわけでだいたいこんな感じでしょうか。
簡単に書くつもりが結構長くなってしまいましたが、今の時点でも十二分に本作の魅力は伝わってきています。RPGの盛り上がりどころである中盤後半~終盤までプレイしたらどんな評価になってしまうのでしょうか!?(笑)

RPGが好きな方、ストーリー重視のゲーマーの方、戦略的なバトル好きの方、というかむしろJRPGが苦手という方以外にはどなたにでもおすすめできる出来なのではないでしょうか!


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