本日(2018年1月31日)に公開された任天堂の2018年の3月期第3四半期(2017年4月から12月)の決算がすごいことになっています!この記事では今回の決算について気になるところをまとめていきます。
任天堂の売上高は2.7倍,営業利益は6倍に!
連結の売上高は前年同期比175.5%増の8570億1200万円に。営業利益は同494.6%増の1564億6200万円に。経常利益は同296.2%増の1945億6300万円に。そして純利益は同31.3%増の1351億6500万円となっています。またこれに伴い通期の売上高予想は1兆200億円、営業利益も1600億円にそれぞれ上方修正しています。ここ数年5000億円に届かなかった売上高がこうも簡単に回復するとは……。娯楽ビジネスは本当に浮き沈みが激しいことを実感させられますね。
Nintendo Switchは世界累計1486万台に!
第三四半期までのSwitchのハードウェア普及台数は1213万台。現在までの累計で1486万台ということになり、なんと1年を待たずしてWiiUの生涯累計売上台数を超えています!(・□・;)なお、同期間のソフトウェアについては4710万本。こちらは現在までの累計で5257万本となっています。
スーパーマリオ オデッセイが900万本超え、ゼノブレイド2もミリオンを記録!
主要タイトルの世界累計売り上げも判明!スーパーマリオオデッセイ(Switch) 907万本
マリオカート8 デラックス(Switch) 733万本
Splatoon2(Switch) 490万本
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(Switch) 394万本(※累計では670万本※)
ARMS(Switch) 161万本
ゼノブレイド2(Switch) 106万本
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン(3ds) 717万本
マリオカート7(3ds) 154万本(※累計では1676万本※)
New スーパーマリオブラザーズ2(3ds) 116万本(※累計では1243万本※)
スーパーマリオオデッセイはまさに貫禄の売り上げ。3Dマリオの歴代最高記録も十分視野に入る素晴らしいペースだと言えます。
Splatoon2は国内220万本、海外270万本ということでやはり日本での強さが際立つ結果。TPSよりもFPSが好まれる海外では、更なる人気のためにもう一つ何か施策が必要かもしれません。
そして注目はゼノブレイド2の祝・ミリオン突破!!!
国内26万本、海外80万本で見事に100万本の大台を超えてきました!
事実上の前作である「ゼノブレイド」や派生作「ゼノブレイドクロス」ではミリオンは達成できていなかったはずですので、発売からわずか1か月でこの数字は見事というほかありません。これは国内40万本、海外110万本という感じで150万本も夢ではありませんね!
JRPGがさらに世界で存在感を占めるためにも、ゼノブレイド2のヒットが一つのきっかけとなってくれることに期待しています。
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決算で判明した新作ソフト
いずれも3dsの子ども向けタイトルですが、これまで触れていなかったのでここで取り上げておきます。(発売スケジュールに記載がありました。)かわいいペットとくらそう!わんニャン&アイドルアニマル
日本コロムビアによる3ds向け新作。2018年4月5日発売予定。前作にあたるのは「わんニャン&ミニミニアニマル」。わんニャンどうぶつ病院 ペットのお医者さんになろう!
同じくこちらも日本コロムビア。職業体験系タイトルとなっています。2018年3月15日発売予定。漢検小学生 たのしくおもしろく
こちらは詳細が現時点で不明ながら、小学館から発売されるようです。それ以外に気になった情報
①スクウェア・エニックスが発売する「プロジェクト オクトパストラベラー」のほか、「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」と「すばらしきこのせかい Final Rimix」も海外では任天堂から発売となるそうです。②来期のSwitch売上台数は2000万台が目標とのこと。この辺りは昨年インタビューでも話していたと思いますが、この計画に変更はなさそうです。
③ソフト売上全体に占める任天堂ソフトの売上割合は約85%。ハード牽引のために強力なソフトを多数発売しただけに仕方ない側面が大きいとは思いますが、2018年以降はこの比率が下がってソフトメーカーのヒットタイトルが続々登場することにも期待したいです。