一年前の同時期に公開した、年末商戦のソフト比較記事の第二弾
今年も昨年(2016年)の12月に発売されたソフトラインナップと今年の12月に発売予定のソフトラインナップを比較し、今年の年末商戦の盛り上がり具合を分析していきたいと思います。

(ここで取り上げているのは一定の売り上げを記録したタイトル、もしくは一定の売り上げが見込めるタイトルということになります。記事の趣旨からこのようにしています。またこの記事の趣旨はあくまで売上での比較であって、発売タイトルの量や中身などを比べているわけではありません。)

<2016年12月1週目>
ファイナルファンタジー15
ウォッチドッグス2
デジモンユニバースアプリモンスターズ
スーパーマリオメーカーforニンテンドー3DS

<2017年12月1週目>
ゼノブレイド2
信長の野望 大志
リトルウィッチアカデミア
進撃の巨人2 未来の座標
カービィ バトルデラックス
The Surge

第一週目の新作は売り上げ的には昨年のラインナップに軍配か。というのも昨年はやはりFF15と3ds版スーパーマリオメーカーがありましたからね。FF15もスーパーマリオメーカーも現時点で100万本以上売れる大ヒットとなりました。
とはいえ今年は特にゼノブレイド2に要注目。勢いのあるスイッチでの発売・年末という時期的な後押しもあり、シリーズとして最高の売上を記録する可能性は十分あると踏んでいます。私は30万本規模を予想しています。

<2016年12月2週目>
人喰いの大鷲トリコ
龍が如く6 命の詩。
ぷよぷよクロニクル
Miitopia ミートピア
めがみめぐり

<2017年12月2週目>
龍が如く 極2
妖怪ウォッチバスターズ2 秘宝伝説バンバラヤー ソード/マグナム
地球防衛軍5
すみっコぐらし すみっコパークへようこそ
L.A.ノワール
仮面ライダー クライマックスファイターズ


第二週目は今年のラインアップの方が粒ぞろいという印象。昨年同週にも発売された龍が如くを相殺しても、30~50万本が目指せる妖怪ウォッチバスターズ新作・20万本を見込んでいる地球防衛軍5・10万本が期待できるすみっコぐらしなど、どのタイトルもある程度まとまった売上となるでしょう。こう考えるとタイトルの知名度以上に差が出る週だと言えそうです。

<2016年12月3週目>
妖怪ウォッチ3 スキヤキ
アキバズビート
サガ スカーレット グレイス
実況パワフルプロ野球 ヒーローズ

<2017年12月3週目>
デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー
牧場物語 ふたごの村+
The Elder Scrolls V: Skyrim VR

第三週目の比較。今年はこの週のタイトルは完全版や廉価版的ソフト、そして小規模なソフトが多く、この週の新作をすべて合わせても「妖怪ウォッチ3 スキヤキ(初週33万本)」に及ばなそうです。デジモンは10万本規模、牧場物語は5万本規模を想定しています。

<2016年12月4週目>
桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!
よるのないくに2 新月の花嫁
不思議の幻想郷 TOD RELOADED
おそ松さん 松まつり!

<2017年12月4週目>
リディ&スールのアトリエ
ワンピース海賊無双3 デラックスエディション
アイドルマスター ステラステージ
メダロット クラシックス カブトVer./クワガタVer.


第四週目も昨年と比べると若干迫力に欠けるラインナップ。昨年の桃太郎電鉄は待望の新作だったということで現在までに40万本を超える売り上げを記録していますが、今年は5~10万本規模のタイトルだけとなっています。

<2016年12月5週目>
なし

<2017年12月5週目>
マリオパーティ100 ミニゲームコレクション

第五週目は不戦勝で今年に軍配。とはいえマリオパーティーの本編ではなくミニゲーム集ですので、そのポテンシャルは未知数。年末商戦効果である程度は売れそうですが、5~10万本程度ではないかと予想しています。

まとめ/新作は弱いけど旧作は強い!
こうして挙げてみると思っていた以上に今年の12月は目玉となる新作が不足していることが分かります。昨年と比較して優位なのは第五週目を除き、第二週目のみということになりました。
特に3ds向けの大きな新作があまり見当たらず、少しずつその勢いがスイッチへと流れていることが伺えます。

さて、こうしてみるとなかなか厳しそうに見える今年の年末商戦ですが、実は私は家庭用ゲーム全体の市場規模はむしろ昨年より拡大すると見ています
その理由はやはりニンテンドースイッチとその旧作の強さ。

特にSplatoon2、スーパーマリオオデッセイはいずれもこの年末だけで50万本以上を上積みするだけのポテンシャルが十分にあります。またゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドも新パッケージの投入もあり、大きく浮上してくる可能性が高いでしょう。ARMSや1-2-スイッチにも期待。

他機種についてもPS4はPSVRの在庫が潤沢であれば、クリスマスで一定の伸びが期待できそうですし、豊富な旧作たちも強み。
3dsについては昨年と同様、11月にポケモンの新作が発売されますので、これがどの程度売り上げを伸ばせるかに注目。完全新作ではないのがどの程度影響するかが焦点となりそうです。

昨年の12月5週間のソフト売上本数は合計約650万本。(電撃ランキング参考)
というわけで今年の12月5週間は私の予想では合計700万本としておきます。




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