いわゆるミステリーツアー編と似た感じ、旅情ミステリー風の雰囲気で始まった今回のお話。
ただ一話完結であることもあり、物語自体は非常に簡素なつくりだった気がしますが・・・。
この脚本家さんは最近コナンをはじめ、メインの登場人物を危機的な状況に置く話ばかり書いている印象(笑)もう少し謎解きに力を入れた作品も書いてほしいところです。
岐阜県を観光した気分になれる美しい背景は見事でした。
今年はノブナガの岐阜入城450年記念ということで作られた企画ということですが、こうした地域とのタイアップはこれからも続けていってほしいですね。
鵜飼いの様子もなかなかリアルでした。
松代刑事の登場にはちょっと驚きましたね。
彼は「愛と幽霊と地球遺産」にて登場した刑事(原作には未登場)で、顔が山村警部に似ていることで親戚なのではないかと言われていますw
内容面にも触れておくことに。
まず気になったのは光彦のキャラクターです。
ご当地ヒーロー「ノブナガイザー」という好きな物を目の前にして興奮する気持ちは分かるんですが、あそこまでテンションMAXなのはちょっと違和感が・・・。
コナンや博士が光彦を一人でテントに向かわせたのも原作ならあり得ないような展開。真っ暗な夜に観光地で小学一年生を一人きりにするなんて、ちょっと考えづらいですよね。(いくら危険地帯・米花町ではないとはいえw)
またノブナガイザーが防犯カメラに決めポーズをしているシーンでは吹いてしまいましたよw
あれで工作のつもりとは・・・。
ラストはコナンあるあるの「左利き」「右利き」によって真相が明らかに。
原作・アニオリ問わず、本当に良く出てきますね(笑)
というわけで岐阜の雰囲気は良かった、ただし内容とキャラがちょっと・・・というのが個人的な感想です。
<OP新映像について>
使いまわし映像から新規の映像に切り替わった今回。
ですがうーん。
始めから終わりまでずっと枠の中にキャラを入れ替わり立ち替わり、というのは若干手抜き感を覚えてしまいます。
わがままな視聴者で恐縮ですが、背景を考える手間を省いたように感じられてしまいました。
とはいえ、にぎやかに様々なキャラを入れていたこと、過去の名シーンを題材にした描写があること、テンポよくキャラの変遷をまとめていることなどはよかったと思います。
繰り返し見ていると、少しずつ「これはこれでありかも」と思えてくるような演出に感じました。
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