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先日ファイアーエムブレムエコーズ(以下FEエコーズ)を始めてから大体3週間/プレイ時間40時間ほどでようやくクリアしました!プレイ時間以上のボリュームを感じましたね。

本作は人気のSRPGであるFEシリーズの二作目にあたる「外伝」をリメイクした作品で、3ds向けFE作品としては覚醒・if(白夜王国・暗夜王国)に次ぐ三作目となります。

この記事ではこのエコーズのレビュー(感想)と、好きなキャラ・苦戦したステージなどプレイ日記的なものを合わせて簡単に書いていきます♪
ネタバレは極力避けているつもりですが、念のためご注意ください。

(本作を直近二作・覚醒/if と比較した記事も公開しています。よろしければご覧ください。)

おすすめポイントは赤い項目、減点ポイントは青い項目で記しています。

二人の主人公の目線から描いた戦争

ファイアーエムブレムシリーズはもともと中世風の戦記の世界観の作品ですが、近年は”キャラクターを重視した物語”となっているように感じていました。
しかし本作は変な言い方ではありますが「戦争をしている感」、「戦時中の重苦しさ」がどことなく伝わってくるシリアスなストーリー。キャラクターを全面に押し出すというよりも、世界観がシナリオを引っ張っているような印象を受けました。私はこの硬派な路線の方がFEらしいと思っているので、その点は最近のシリーズの中では高く評価しています。(キャラクターの描写が弱いというわけではありません。本作はむしろ魅力的なキャラが多いです。)

部隊が二つあるため最初はキャラを混同

序盤はアルム軍とセリカ軍を章ごとに交互に操作します。
そのためキャラクターをはっきりと覚えていないうちは「あれ、こいつ誰だっけ?」となることがありました。

ダンジョン探索や村の探索がアクセントに

FEシリーズはオーソドックスなシミュレーションRPGですから、基本的には戦闘→シナリオ→戦闘→シナリオという形で進んでいくのがお馴染みです。

しかし本作は戦闘と戦闘の合間にダンジョンを探索したり、村人たちと会話をしたり、アイテムを探したりと、一般的なRPGに非常に近い作りとなっています。まさに”ファイアーエムブレムのRPG”という表現がしっくりきます。
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    ↑ダンジョン探索       ↑村などでのアイテム探し

肝心の戦闘部分はグレードダウン

ファイアーエムブレムといえばシミュレーション戦闘がやはりメインですが、リメイク版ということもあってややグレードダウン。

具体的に書いていくと、本作にはまず”三すくみ”の概念がありません
また前作や前々作で好評を博したデュアルやダブルといったシステムもありません

そうした結果として、戦闘は従来までと比べると簡略化されたシンプルなものとなっています。
もちろんそれでも戦略性がないわけではありませんし、むしろシステムがシンプルであるために位置取りやマップの特性などを駆使してプレイする必要が出てきますので、”詰め将棋”的な一面は強くなっています

ここは好みの分かれるところだと思いますが、私は共闘していることを強く感じられるデュアル・ダブルの仕組みが好きだったので、「グレードダウン」という表現を使わせていただきました。
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戦闘の画面は覚醒などと同じ感じです。

細かなブラッシュアップ

本作は全編フルボイスとなっていたり、戦闘終了後に全キャラに経験値が入るようになったり、巻き戻し機能(ミラの歯車)が搭載されていたりと、これまでのシリーズにはなかった変更点があります。いずれも好意的に捉えています。

キャラクター育成&武器強化&アイテム選択が楽しい

クラスチェンジすることでキャラを強化したり、武器を鍛冶することで強化しスキルを身に付けたり、また様々な効果を持つ装備アイテムを選択したりと、軍の戦力をレベルアップさせていくのはとても楽しかったです。ここはシリーズでも最高峰だったと思いますね。

その他細かな不満点

主人公がやられたら即刻ゲームオーバーはひどい!
→主人公がやられたときにもミラの歯車で巻き戻しを指せてほしかったです。長期戦の場合、一番最初からやり直すのはつらいので。

祈祷師がずるい!
→無限に敵魔物を召喚し続ける祈祷師の存在にイライラ。2ターンに一度実質HP消費なしで大量の魔物を排出してくるので、時間がかかります。

マップ上に沸く敵との遭遇戦が面倒
→世界マップ上に頻繁に敵が沸くので、クラスチェンジのためにホコラに戻ろうとするたびに遭遇戦が発生します。フリーバトルでレベル上げができるのはいいんですが、どうでもいい場所(通過する必要のない場所)などに沸くようにしてほしかったです。

ダンジョンでエンカウントした敵からすぐに逃走できない
→シンボルエンカウントなので上手く避ければいいといえばそれまでですが、視点が変えづらいせいでぶつかってしまうことも多々。逃走は3ターン目からしかできないのはネックでした。


ということでいろいろ書いてきましたが、私は近年のFEの中では一番好きな作品になりました!
評価が分かれやすい作品であるとは思いますが、王道のシナリオとシンプルながら戦略的なバトル、キャラ育成の楽しさにRPG的な要素。それらが上手く噛み合った良作となっています。

<オマケ>
ここからはレビューとは関係ありませんが、いくつか。

好きなキャラクター
アルム・・・芯の通った主人公で好感。
セリカ・・・キャラデザインが好きですw
エフィ・・・アルムに一途なところが〇。
クレア・・・貴族でも人を見下していないところに好感。
セーバー・・・強い。とにかく強い。(セリカ軍ではセリカと並ぶ大活躍をしてくれましたw)

活躍してくれたキャラクター
アルム、セリカ、セーバーはもちろん、クリフ(ボウナイトにしました)、メイ(神官)、エフィ(神官)、ジェニー(聖女)辺りは本当に重宝しました。

全体的に弓や魔法といった遠距離攻撃がかなり強かったので、神官や聖女、ボウナイトばかり育てていましたね。
一つ特筆したいのは聖女の「イリュージョン」。
攻略に困ったらこれ一つで解決するかもしれないくらい強い技です。召喚した幻影兵はステータスこそ低いですが、おとりとしては超優秀。敵もほとんどがこの幻影兵を最優先で攻撃するので、打たれ弱いキャラを前衛に出さざるを得ないときにも役立ちます。

苦労したマップ

私の場合は断然「ヌイババ館」が一番苦労しましたね。
クリアしなくても進められるところではありますがせっかくなので・・・と迂闊に手を出したらこれがまた強い。味方の体力を強制的に1にしてしまう「メデューサ」の呪文に本当に苦戦しました。

その次はラスボス戦ですかね。まさか4の倍数回目でないと攻撃が通らないとは・・・。ここではセリカがメデューサ使いにやられて一度ゲームオーバーになってしまいました。

全体的にはアルム軍の方が難易度が低かったように感じます。セリカ軍の方はだいたい上述した祈祷師が出てきますし・・・(笑)







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