交通課・宮本由美と将棋士・羽田秀吉のラブコメ原作回の後編です。
以下ネタバレしていますのでご注意ください。
~OP
前編のあらすじの解説。
ここで「異次元の狙撃手」のサウンドトラック・スナイパーのテーマが流れるのはなかなか新鮮でしたね。
OP~
佐藤刑事は三池苗子のことを三池と呼んでいるんですね。
部署は違えど、後輩的な存在なのでしょうが、佐藤刑事の呼び捨てはちょっと不思議な感じがしました。(レギュラーキャラでは初?)
由美がミニパトを名人戦が行われる山梨の常盤ホテルまで走らせたことが話題に。明らかに職権乱用ですねw
ちなみにこれは「太閤恋する名人戦」のときのエピソードです。秀吉と由美がキスをしたことが反響を呼んだお話ですね。(今回も振り返りで出てきましたがw)
それにしても由美さんは天然系が多いコナン女性陣の中で、恋愛に関して比較的自分から積極的な印象があります。
探偵団たちは暗号解読に飽きて”まわり将棋”で遊んでいます。
というか私は”まわり将棋”って初耳だったんですが、探偵団たちは小1なのによくそんな遊び知っていますねw
(調べたところ、将棋の駒を用いるすごろくのような遊びだそうです。)
そんな中コナンは以下のヒントで暗号の解読方法を発見。
・暗号がコピーであること。→コピーしたら折り目が消える
・夫婦(めおと)という言葉。→鶴を二回折る
・人生”山あり谷あり”という言葉。→折り紙の山折りと谷折り
・暗号の紙がゴミ箱の中から見つかったこと。→掃き溜めに鶴のことわざ(鶴を折れというヒント)
二つのパスワードのうちの一つはルートの5。
ルートの5とは、二乗して5になる数のうち正の方のこと。(コナンは正の方とは言っていませんでしたが、正確には正の方と入れた方がいいですね(笑))
だいたいの近似値は2.2360679(富士山麓オーム鳴く・ふじさんろくおーむなく)です。
もう一つは物を数えるときに濁点がつく3にルートを取ったもの。(いっぴき、にひき、さん「び」き・・・のような感じ)
ルート3の近似値は1.7320508(ひとなみにおごれや)ですね。
(ちなみに作中には出てきませんでしたが、ルート2は1.41421356(ひとよひとよにひとみごろ)もよく使いますね。これは9桁なのでエピソードには使わなかったんでしょう)
ということで、まさかの数学的な暗号w
鶴を二通りで折ったときにあんな文字が出るような暗号を、青山先生はどうやって作ったんでしょうか。かなり凝った暗号だったように思います。
ちなみにスリの設定や、暖房が壊れたとおじいさんが嘘をついた理由もさらりと伏線回収。まさか部屋に入った時には由美さんの上着の中に忍ばせていたとは、おじいさんスペック高すぎます(笑)
しかし封筒の件が解決したころに秀吉から電話。対局で敗れ、七冠ならず。封筒は捨ててほしいと。
由美さんのことで頭いっぱいになっていたせいで負けたとは誰も思わないでしょうねw
それはともかくここで秀吉の口から義理の兄「羽田浩二」なる人物が。これから先の展開に関わってくる人物というか名前です。
由美は秀吉に「負けんじゃねーぞ!ハリネズミ!」的な感じの叱咤激励を送りw、おじいさんに「茶々」でなく「寧々」と認めさせています。
ED~
灰原が羽田浩二をAPTX4869を飲まされた人物リストを見た覚えがあると。
それも工藤新一の名前の二つ下に・・・。
ほのぼの回かと思いきやラストのラストにとんでもない爆弾が!
というかこのリストは初期から何度か出てきているもので、十数年越しの伏線回収ということになります。「羽田」の苗字から気が付いていた人もいたんでしょうか?
これからの展開から改めて目を離せなくなりますね!
さて、次回はデジタルリマスター・天下一夜祭殺人事件。
先日再放送された美術館オーナー殺人事件の次の話に当たります。
個人的評価 :8(満点10)
1年間待っていたので楽しみですね!