ファミ通から2016年の年間ソフト販売本数が発表されました。
この記事では2015年のデータと比較をしながら、簡単な考察と2017年の展望をまとめていきたいと思います。 

(参考記事:いずれもファミ通。
2015年の国内家庭用ゲーム市場規模速報を発表!ソフト販売本数トップは『モンスターハンタークロス』に/2016年の年間ソフト販売本数が発表『ポケットモンスター サン・ムーン』がトリプルミリオンでソフト首位に

まず2016年の家庭用ゲーム市場規模は2994.8億円。
(内訳/ハード:1170.5億円、ソフト:1824.3億円)

ちなみに2015年は3209.7億円。
(内訳/ハード:1300.5億円、ソフト:1909.1億円)

前年対比は以下の通りです。
ハード:90.0%
ソフト:95.6%
合計:93.3%

ハードの減少はWiiUの終了という要因が非常に大きいと考えられます。また台数的にはトップとなった3dsシリーズに関しても2dsの投入で、一台当たりの金額が下がっていることも予想されます。 そのため前年比90%というのはある意味踏みとどまっていると捉えることもできるのかもしれません。

2017年はニンテンドースイッチが新たに投入されますので、3dsが想定以上に落ち込むようなことがなければ2016年の数字を上回るチャンスの年である、と言えるでしょうね。

一方でソフトの前年比95.6%。ダウンロードタイトルの増加やパッケージタイトルのダウンロード版の比率が上昇し続けていることを踏まえると、ほぼ前年並みの数字と考えられると思います。とはいえこの数字は逆に満足できるものではないと思います。

というのも2016年はファイナルファンタジー15、ペルソナ5、ポケモンサン・ムーンなどを筆頭に、近年では珍しい大作ラッシュの年だったからです。ラインナップ的にはかなり充実の一年だったのではないでしょうか。
そして実際これらの大型タイトルは全体的にまずまず~好調な売り上げを記録しました。
とはいえ、ポテンシャルを考えればもっと売れてもおかしくないというタイトルが散見される年でもありましたね。

<上位10傑を比較する>(数字は千の位を四捨五入しています)
2016年
1位:3DS/ポケットモンスター サン・ムーン 325万本
2位:3DS/妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ 140万本
3位:PS4/ファイナルファンタジーXV 86万本
4位:3DS/スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS 74万本
5位:3DS/ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 62万本
6位:3DS/妖怪三国志 56万本
7位:3DS/妖怪ウォッチ3 スキヤキ 51万本
8位:3DS/星のカービィ ロボボプラネット 48万本
9位:WiiU/Splatoon 40万本
10位:PSVITA/Minecraft: PlayStation Vita Edition 40万本
 
2015年
1位:3DS/モンスターハンタークロス 244万本
2位:3DS/妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊 197万本
3位:3DS/どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー 128万本
4位:Wii U/Splatoon 106万本
5位:3DS/ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 86万本
6位:Wii U/スーパーマリオメーカー 67万本
7位:3DS/モンスターストライク 64万本
8位:3DS/妖怪ウォッチ2 真打 63万本
9位:3DS/リズム天国 ザ・ベスト+ 61万本
10位:3DS/ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国 54万本

こうしてみると大型タイトルの売り上げでも差がついているように見えます。概算で150万本ほどでしょうか。
つまり上位10作を除いた小規模~中堅タイトルでは概ね前年から規模を維持、ないしはやや上回った可能性もありそうです。ただしいくつかの大型タイトルがマルチ化されていることにより、売り上げが分散していることを考慮に入れると、純粋に小中規模タイトルの売れ行きが改善したとは言えないと考えられます。

<ソフト面の2017年>
2017年は現時点で確実なものとしては、モンスターハンターダブルクロスドラゴンクエスト11といった大型タイトルが控えています。
ゲーム市場は一つのキラータイトルが大きくハードを活性化させることも少なくありませんので、前者はできればロンチでニンテンドースイッチ版を展開し新機種を後押ししてほしいところですし、ドラクエ11は前評判通り、スイッチとPS4の普及を加速させてほしいです。

毎回この手の記事を書くときには必ず言っているような気がしますが・・・。今年こそは市場規模が拡大基調に転じることに期待したいと思います。

 

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