こんにちは。
皆さん突然ですが人狼ってご存知ですか?

テレビで取り上げられたりして二年ほど前にはブームになっていたような気がします。
もし人狼が初耳だという方は下のサイトを見てみてください。
 
人狼とは?

私はこの人狼が結構好きなのですが(心理戦とか頭脳戦というものにそそられるんですよね)、それとテーマがよく似た小説が今回ご紹介する「殺戮ゲームの館上・下(土橋真二郎・メディアワークス文庫)」 です。

あらすじ
出口のない密室に閉じ込められてしまった主人公・福永祐樹を含むオカルトサークルのメンバー11人。
「この中に魔物が潜んでいるかもしれない。魔物は斬魔刀があれば倒すことができる」
謎のウサギによる警告。それは生き残りをかけたゲームの始まりだった。
実際に起きる事件。だれが魔物なのかを決める投票。 魔物を殺さねば生きて出ることはできない。
思惑は交錯し、疑心暗鬼になる面々たちをさらなる魔の手が襲う・・・

とまあこんな感じの物語です。この作品の作家さんは「扉の外」や「生贄のジレンマ」など他にも数々の極限サスペンスを書いてらっしゃるのですが、とにかく描写がリアルで、まるで自分が閉じ込められてしまっているかのようなスリリングな体験をすることができます。 

<レビュー>

おすすめポイント

・何が起きるか予想のできない展開
人狼で誰が狼なのかということを考察するのと同じように、だれが魔物なのかを論理的に推理していく過程がとても面白い。その際にゲームのルールに従ったいわゆる確率論的な考え方や、不審な行動を取ったキャラクターの思惑をベースにした考え方など多方面からいろいろな意見がぶつかり まさに裁判。以前に紹介したダンガンロンパとどこか通ずるところもあるといえます。

・ 自分で考える楽しみ
これは好みの問題になりますが、物語を読みながら自分で推理をするということが好きな方にとっては、まるでパズルゲームのような感覚の作品になっていますので、とてもコストパフォーマンスがいいと思います。上下巻合わせても1000円ちょっとですからね。
もちろん自分で推理などしたくないという方は事実だけを追っていくだけでも大丈夫です。

減点ポイント

・内容が少し難しい
ゲームのルールはシンプルではあるのですが、その中での論理の過程は結構難しいです。先ほど出てきた確率の計算とかもありますし、システムの分かりにくいところもありますね。ただ細かいことをそこまで気にせずに読む分には問題はないと思います。あ、あと一つ。読んでいるととても疲れます


 
そこまで知られていない(?)作品かもしれませんが、人狼や推理パズルが好きな方、クローズドサークルもののミステリーが好きな方には特におすすめです

殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫)
土橋 真二郎
アスキーメディアワークス
2010-03

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