この記事では3dsで展開されているデビルサバイバーシリーズをレビューしていきたいと思います!
 
デビルサバイバーシリーズは、

デビルサバイバーOC(オーバークロック)
デビルサバイバー2BR(ブレイクレコード)


の二作品(いずれもリメイクタイトルです)がアトラスより発売されています。

まずはデビルサバイバーシリーズの概要から。
このシリーズは仲魔(仲間の悪魔のこと)を使役する力を手に入れた主人公たちが、 悪魔やそれを使役する敵と戦って極限状態の七日間を生き延びていくシュミレーションRPGです。

例えば一作目の舞台は東京。 山手線の内側区域が自衛隊により完全封鎖。中に閉じ込められた市民たちはその外に出られなくなってしまいます。その結果としてすぐに物資は不足し、またその中で蔓延っていく悪魔たちに殺される者も増えていく。そんな状況では限られたわずかな食物の奪い合いや、ストレスのたまった人間同士の争いも頻発するようになります

主人公たちはその閉鎖空間からの脱出を試みながら、神による救済を訴える怪しげな宗教団体、主人公に近づいてくる正体不明の男、高位の悪魔たちの思惑、第三勢力・天使の存在など次々と提示される謎に触れていきます。そして真実を知った時、プレイヤーはどんな選択をするのか・・・。

二作目は東京や大阪など日本各地を飛び回るということで、ストーリー展開は大きく異なるのですが、ゲームのシステムや作品の雰囲気はほとんど変わっていません。
 
<レビュー>

おすすめポイント

・緊迫感のある世界観での謎多き物語
前述したとおり、世界観はかなり特殊。何が起こるのか予想のできないハラハラした展開を楽しむことができます。 ストーリーは間違いなくかなりの出来。

・戦略性に溢れるバトルシステム
この作品では人間キャラ一人と悪魔二匹がチームを組み、四チームでバトルに挑みます。有名な ファイアーエムブレムシリーズのようにチームを動かして敵を倒していくわけですが、シュミレーションRPGとしては珍しく、攻撃をする際にはバトル画面に移行してコマンドバトルをすることになります。
同社の女神転生シリーズやペルソナシリーズと同様、敵の弱点を突いたり相手が攻撃を防いだりするともう一度行動することができるので弱点で攻撃するのがポイントになります。
それでなんですがこのバトルシステムが本当に面白い! 相手を弱点で一気に攻撃するのか、それとも攻撃を跳ね返したり防ぐのか。難易度の高めの作品であるだけにドキドキのバトルが楽しめます。
またバトルによっては単純に敵を倒すだけではなく、非力な市民を守ったり、敵の逃亡を阻止したり、防御に徹して時間稼ぎをしたり。バトルの内容はストーリー展開とリンクしていてドラマチックなバトルを実現しています。

・時間泥棒の悪魔合体
この作品ではデビルオークションというシステムで悪魔を落札。落札した悪魔同士を掛け合わせてより強力な悪魔を作り出すことができます。ドラゴンクエストモンスターズシリーズの配合システムみたいな感じです。
スキルや能力は引き継ぐことができますし、育てた悪魔で合体をすると能力パラメータにボーナスが付きます。育てれば育てるほど見違えるくらいに強くなりますから、ちょっと育てようと思っていると数時間経っているなんてこともしばしば。
ちなみに本作はフリーバトルでいつでも悪魔のレベル上げができるので詰まる心配もありません。 

・とてつもないボリューム
本シリーズはマルチエンドストーリーです。それも5個、6個に分岐し、それぞれ数時間以上かかるボリュームです。 すべてをコンプリートしようとすれば100時間はくだらないでしょう。
またちょっとしたマルチエンドといってもちょっとした変化の作品が多い中、このシリーズの分岐は本当に根本的に物語が変わります。仲間のキャラも違えば敵になるキャラも違う。あるルートの仲間が他のルートでは敵になるなんてざらです。それぞれのキャラの信念がぶつかり合ってどの道に進むのかを模索していく過程は本当に素晴らしく、説得力があります。


ということで大きな欠点もなく遊びやすいSRPGであるデビルサバイバーシリーズ。どんな道を選び誰とともに戦っていくのか。それを選ぶのはあなた自身なのです。 
この没入感をぜひ味わっていただきたいと思います。いまなら廉価版も出ていてお安いですよ! 



スポンサードリンク