ファミ通が2017年の国内家庭用ゲームの市場規模データを公開!
なんと2017年は実に11年ぶりに家庭用ゲーム業界のハード・ソフト市場規模が共に拡大したことが分かりました!!

これは新ハードであるNintendo Switchの躍進はもちろんのこと、PS4や3dsの現行ハードの活躍に支えられての結果。家庭用ゲームの復権への第一歩を象徴したものではないでしょうか!

まずはデータを2017年と比較してみます。(すべてファミ通調べ)
ソース記事リンク2017年国内家庭用ゲーム市場速報を発表 市場規模は3917.5億円で、Nintendo Switchがハード市場を大きく牽引

<市場規模>
2016年:約2995億円2017年:約3918億円

ハードは2016年:1171億円から2017年:2024億円(70%以上増加)、ソフトは2016年:1824億円から2017年:1894億円(4%程度増加)、合計では30%ほどの増加となっています。

<ソフト売上10傑>
1位 ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン(3ds):約200万本
2位 Splatoon2(Switch):約175万本
3位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(3ds):約174万本
4位 モンスターハンターダブルクロス(3ds):約168万本
5位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(PS4):約134万本
6位 スーパーマリオオデッセイ(Switch):約132万本
7位 マリオカート8デラックス(Switch):約110万本
8位 ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(Switch):約69万本
9位 ポケットモンスター サン・ムーン(3ds):約58万本
10位 スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS(3ds):約42万本

機種別にみると以上の通り。タイトル合算ではドラクエ11が300万本を超える強さを見せたのが非常に印象的でした。それにしてもこうしてみると昨年は3dsがまだまだ存在感を残していたことが見て取れます。

<ハード売上>
Nintendo Switch:約341万台(累計341万台)
PS4:約194万台(累計586万台)
3ds:約183万台(累計2374万台)
PSVITA:約40万台(累計564万台)
XboxOne:約1.5万台(累計9万台)

Switchは1年足らずでWiiUの国内での生涯普及台数を超えました。これはさすがに任天堂も予想していなかったのではないかと思います。
一方でPS4は3ds以上の売り上げを記録。2018年はモンハンワールドもありますし、今年以上の普及となるのではないかと見ています。ちなみにPS4はいつの間にかVITAの普及台数を超えていたことにちょっと驚き。

<総括>
というわけで、ゲームファンとしては非常に明るいニュースが多かった2017年。データの上でもそれはきっちり表れています。

そこで次に重要になってくるのは2018年もこの勢いを持続させることができるか、ということ。
特にソフト面においては昨年は飛躍的に伸びたということではなく、あくまでも微増したにすぎませんから、ここは今年はもっとガツンと伸びてほしいところ。売れるタイトルと売れないタイトルの格差が広がり続けている中、中堅以下のタイトルが一定の存在感を示せるようになることこそが鍵になると考えています。

今年は間違いなくSwitchとPS4が市場を牽引することになりますが、両機種で大型タイトルのみならず、様々なジャンル・会社・規模の作品が売り上げを伸ばすことに期待します。

(※市場規模をテーマにした分析系の記事を公開しています。よろしければ合わせてご覧ください。)
関連記事リンクゲームソフトの発売本数と市場規模から家庭用ゲーム市場の今後を考察する

(上記のような市場分析・考察系の最新記事も今後公開するつもりなので、興味がある方はご期待ください。)


スポンサードリンク