この記事では多彩なソフトが発売されているPSVITAのソフトの中で、若干知名度が低めの隠れたおすすめタイトルを紹介していきたいと思います。

PSVITA編vol.1はこちら
PSVITA編vol.2はこちら

今回は、
ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド
零の軌跡Evolution
クロガネ回姫譚-閃夜一夜-
蒼の革命のヴァルキュリア
墨鬼 SUMIONI
エスカ&ロジーのアトリエ Plus
穢翼のユースティア Angel's Blessing
の7タイトルをピックアップします!


レーシングアクションゲームと言えばやはり据え置き機で!という方が多いとは思いますが、携帯機であるVITAでもお手軽に本格レースが楽しめるのが本作です。

警察との手に汗握るカーチェイスやライバルとの激闘を通じて、モスト・ウォンテッド(最重要指名手配者)になるのが目的です。走りながらあちらこちらを破壊する爽快感や、上手く道を選んで警察の目をかいくぐる緊張感はVITA版でも十分に表現されており、またオンライン対戦も非常に盛り上がります。

操作性もよく、また難易度もそこそこなので、シリーズ作と比べてもサクサク進められるのも良いところだと思いますね。


軌跡シリーズの4作目にあたる「零の軌跡」に様々な追加要素を加えた本作。
1作目から3作目にあたる空の軌跡三部作から主人公と物語の舞台を一新し、別の角度からシリーズ共通の世界「ゼムリア大陸」の戦乱を描いています。

前三部作とストーリーはもちろん深く関わってはいますが、今作からプレイしても概ね設定やキャラクターなどは把握できるかと思いますので、あまり時間がないけどシリーズに興味がある、という方はここから始めるのも一つの手ではあると思います。

近代的で都市型の舞台となり、また主人公がクロスベル警察に所属しているという設定上、様々な事件を解決していく物語で、ちょっとした推理要素なども融合。戦闘システムもブラッシュアップされ、一本のRPGとしての完成度はさすがとしか言いようがありません。続編である碧の軌跡と地続きの物語となっていますので、ハマると長く遊べるのも◎!


意外と数少ない熱血バトルもののノベルADV。主題歌はシュタインズ・ゲートなどでお馴染みの志倉千代丸さんが手掛けています。

物語の舞台は戦勝国とはなったものの、テロが多発する日本(作中では某国と表現されています)。このテロ対策として設置された特殊警察部隊を養成する学校の中で、実際に警察庁の仕事を行うエリートチーム「黒金班」の実働部隊リーダーを務めるのが主人公です。

学園での生活を送りながら、バイトとして危険な任務をこなしていく黒金班の大きな戦いを描いた本作は、とにかく先が気になるシナリオが魅力。定番のライバル登場的な展開あり、熱く燃えるバトル描写あり、そして明らかになる巨大な陰謀に立ち向かう壮大さもあり。主人公のカッコよさも際立つ作品です。おすすめ!


戦場のヴァルキュリアのスピンオフタイトルとして生まれた本作。いろいろなところで評判を見てみると、かなりの低評価となっていますが、私はこれをあえて取り上げることにしました。

まず本作は後に大罪人と呼ばれることになる主人公たちの復讐の物語。私怨のために戦争を利用しようとする彼らの生き様を描く群像劇となっています。
システムは戦場のヴァルキュリアシリーズの”シューティングアクション+シミュレーション”とは似て非なる”アクション+コマンドRPG”。

さて本作の評判が良くない理由の一つに、これを”ヴァルキュリアシリーズの最新作”として期待していた方が多かったことが挙げられます(私もそうでした)。
しかしシステム面をはじめ、全く別物の作品となっていたために、この期待を裏切られたと感じる人が多かったのだと思います。

また本作はとにかくムービーが多く、プレイ時間の半分はムービーというくらいの印象。ストーリーをドラマチックに描くという意味でこれは一概にダメだとは私は思いませんが、挿入のタイミングやバランスが大事だったのではないかと思います。

ではなぜここで取り上げたかと言えば、”完全新規のオリジナル作品”としてみれば、見所もある作品だと感じるからです。音楽とグラフィック、世界観はとてもいいですし、ストーリーも前知識を一切仕入れずにプレイすれば、起伏こそないものの、ある程度楽しめると思います。少なくともここまでの酷評を受けるほどの作品ではないように思いますので、”ムービーゲー”に耐性がある方は値崩れしている今、手に取ってみてはいかがでしょうか。

墨鬼 SUMIONI
アクワイア
2012-02-09

アクワイアによるタッチ操作で墨汁を操る新感覚の横スクロールアクションゲームである本作。
筆で道を作ったり、術式を発動して攻撃したり、墨神を召喚したり、水筆で攻撃を消したりと、独特のゲーム性でステージを自由に攻略していくことができます。

雰囲気や和風のグラフィックもとてもよく、欠点らしい欠点はボリュームがかなり少ないことくらいでしょう。とはいえ現在はかなり安価になっていますので、今はリーズナブルかと思います。(早ければ3~5時間ほどでコンプリート出来てしまう。)

試みそのものが斬新で、練りこめばさらに面白くなりそうな作品だけに、マイナー作品として埋もれてしまっているのは少し勿体なく感じますね。


私がアトリエシリーズの中で唯一プレイしたのがこちら。男主人公がシリーズで初めて登場しているため購入したのですが、これが本当に素晴らしい出来でした。初心者の私でも問題なくストーリー・システムについていけたので、シリーズ未プレイの方でも大丈夫だと思います。(シリーズの中でも難易度は比較的易しめのようです。)

エスカとロジーのもどかしくも微笑ましい関係性をはじめ、魅力的なキャラクターたちとの様々なイベント。そしてシリーズ最大の魅力である調合システム。これが本当に楽しく、強力なアイテムを調合すること自体がゲームの大きなモチベーションになります。

また本作ではエスカ編・ロジー編とそれぞれの主人公を選択してプレイできるので、シリーズ比ではどうなのか分かりませんが、一般的なRPGと比べてもボリューミーな内容だと思います。全体的にとても丁寧なつくりで、調合したアイテムを駆使して強敵と戦うのが本当に楽しかったですね。またいつか、男主人公も選択できるアトリエがプレイしたいです。


上層と下層、さらにスラム街とその階級によって生活が大きく変わる世界。そこでかつては殺し屋として生計を立て、今では何でも屋となったカイムを主人公としたダークファンタジーADVです。

背中に羽が生える羽化病やスラムでの事件。ジャック・ザ・リッパーのことを彷彿とさせる世界観の中でカイムの運命は大きく左右されていきます。
パッケージからは想像がつかないほど、シリアスで閉塞感のある世界観。まさしく大人のために作られた異色のファンタジーという様相の作品で、主人公のカイムが奔走する姿に心を打たれます。おすすめ!


というわけで今回は以上です。
もし興味を持っていただける作品があれば嬉しいですね♪

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