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遅れましたが五月・六月のカレンダー。
「怪盗キッドVS最強金庫」を題材としたレイアウトですね。鈴木次郎吉の愛犬「ルパン」とコナン、キッドの3ショットです。

さて、今週のコナンは一話完結のアニメオリジナル。脚本は三上幸四郎さんが担当。
テンポのいいトリックミステリーで、密度の濃いお話だったと思います。
以下ネタバレしていますのでご注意ください。

~OP

自由研究にパノラマを作るとかで雲丸山にキャンプにやってきた少年探偵団と阿笠博士。
みんないつも一緒、楽しそうでいいなあ。殺人事件には遭遇しますけどw

そして不穏な関係の登山家四人組たち。この時点で山倉さんが被害者なのは一目瞭然でしたねw

OP~

そんな四人組(山倉さん除く)とカレーを一緒に食べる様子のコナンたち。まだ知り合ったばかりなのに三年前にあったという事故の詳細をいきなり問いただすコナンの神経はなかなかですw
それはそうと、ここの回想シーンの音楽は久し振りに使われたような気がします。というか最近のBGMの使い方は割と初期~中期を意識しているように思います。

観測用の気球の話が出てきましたから、これが今回のトリックの肝になるんですね。一つだと5~6㎏ほどの重さを飛ばせるのだとか。

元太の悪い寝相で起こされたコナン。
そしてちょうど三人が外に黙とうを捧げに行くところを目撃します。

この時点ですでに山倉さんが殺されているのかと思いましたが、電話で生存確認。
おそらくこの時間までは生きていたことを知らせるための電話だったんだろうなと思いながら見ていましたが、ちゃんと的中していて嬉しかったですw

歩美が怖い夢を見たと泣き顔で出てきたシーンは可愛かったですw
久し振りに年相応なところを見たようなw(基本探偵団は元太以外ませていますからねw)

翌朝。
元太がキャンプ場で倒れている山倉さんを発見。
コナンたちが走って現場に駆け付けるまで40分かかっています。
アニメで見ている感じだと10分くらいで着く感じなのかと思ったら随分遠いんですね。

やってきたのは警視庁。
つまり設定では東京ということですが、どこかモデルとなるところがあるんでしょうか?
高木刑事は流行りのドローンを持って登場(笑)

死亡推定時刻から犯行は二時間以内に行われたことが判明。
またキャンプ場から3㎞離れた林で破れた気球や犯行道具が発見。
山小屋にいた芦塚さんや栄子さんにはアリバイが成立するということに。

アリバイトリックのお話はアリバイがある人が犯人なので、ここで林田さんはシロ確定。
穿った見方だと言えるかもしれませんが、どうしてもミステリーはそんな風に見てしまうんですよねw(無邪気だった頃が懐かしい・・・) 

探偵団たちはアリバイ崩しにクライミングやカヌー、気球が関係しているのではないかと推理。
なるほど、最初のシーンはここの推理のための前振りだったんですね。一話完結にしては凝っています。

一方でコナンは飛んでいる鳥を見てトリックを思いついた様子。
関係ありませんが、真相に至ったときの”シャキーンと走る横に一筋の線”の演出(説明下手ですいませんw)ってここ最近ありましたっけ?なんだか久し振りにみたような気がしました。

さて今回は小五郎がいませんので阿笠博士の声で推理。
ここで一つ気になったのは博士がですます調でしゃべっていること。博士はいつも推理のシーンでは「~なんじゃ」「~だからのう」という語尾のはずなんですが、これは脚本家さんのミスでしょうか。

犯人は予想通り栄子さん。
気球で身体を浮かせるのではなく、落下速度を抑えて現場までショートカット。
そこから林田さんを犯人に仕立て上げる偽装工作をいくつか施した。

なかなかアクロバティックな犯人ですねw運動神経がいい人でないと自分が死にそうなトリックです(笑)

動機はやはり三年前の事故。亡くなった元木さんとひそかに付き合っていたため、彼が亡くなるきっかけをつくった山倉さんを殺害し、見て見ぬふりをした林田さんに罪を着せようとしたと。

ED~

集合写真のカメラマンを押し付け合う探偵団w
しかしそこでドローンを持った高木刑事が登場。ご褒美に取ってあげると。

本当に人がいいですねえ。ますます高木さんのことが好きになってしまいました(笑)

というわけで一話でキュッとまとまった話だった気がします。
演出も丁寧で、テンポのいい内容だったように思いますね。

個人的評価:8(満点10)


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