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今週のコナンはアニメオリジナル二話完結の後編。
扇澤延男さんが脚本を手掛けています。以下ネタバレしていますのでお気を付けください。 

~OP

登場人物が多すぎて先週からいろいろ人の名前を忘れてしまっていましたw

OP~

千野さんは小説の新人賞の下読み?で徹夜することを喫茶店で話していました。
犯人はそれを聞いて、夜に犯行を決行することにした可能性が高いと。

千野さんにアリバイのないタイミングを犯行時間に選んだということですね。その時に喫茶店にいたのは第一発見者の福田さんと、杯戸大学に通う江崎さん。またウェイトレスの蒲生さんに店主である金満さんということで、モブが犯人になることがないことを踏まえると容疑者はこの四人。

しかし福田さんには夜勤をしていたアリバイがあり、江崎さんはただ不倫でこそこそしていただけだったようです。

一方で警察では千野さんへの事情聴取。
千野さんは番藤さんが先端恐怖症だと知っていたため、自分が犯人ならわざわざ凶器に千枚通しなど使わないと主張。
しかし逆にそう思わせるためにあえて千枚通しを使ったのではないか、と高木と千葉が推理しています。

珍しく二人が自分で推理していますが明らかに無理がありますよね・・・w
しかし二人は、

千葉「なんか今回自分たち凄いんじゃ?」
高木「自分でも怖いよ!どんどん推理が働く!」

とかいう訳の分からないことをおっしゃっています(笑)
 
こうなるとやはり俄然金満さんが怪しくなってくるな、と思っていた矢先。
彼女が喫茶店の本を回収。大事なものだからと。

大体この時点でこの人が犯人なのは確定しましたね。
コナンはそれらの本に載っていた作家「泥末闇世」が事件に絡んでいることに気が付きます。

それにしても凄い名前ですねw
ABC殺人事件をオマージュしているということでDを出したわけですが、なにも泥末なんて名前にしなくてもw

そして出版社に話を聞きに行くとその泥末の作品を読んだのは千野さんであることが判明。コナンは金満さんのところへ。

予想通り泥末の正体は金満さん。自分の書いた小説を目の前で千野さんに酷評され恨みを抱いた。
しかし千野さんのことを殺すのではなく、無関係な二人を殺害しその罪を彼に着せることで、殺すよりつらい目に合わせようと考えた。
その際千野さんが二人を殺す動機として、番藤さんの倉庫の宝の話を利用した。

大筋はこのような感じ。つまり初めに殺された天城さんは恨まれてこそいましたが、実はあまりこの事件とは関係なかったということになります。

うーん、殺すよりつらい目に合わせるために他の人を殺す金満さんの狂気。恐ろしいですね。

しかしそれより気になるのはそんな計画を実行するほど千野さんを恨んでいたはずなのに、ミステリー好きだからという理由で、証拠やヒントを提示する矛盾。そんなことをして犯行を暴かれたら無意味になってしまうのに・・・。

それはそうと今回も演出は凝っている、というよりちょっと特殊でしたね。泥人形のようなものが出てきたり。あと黒タイツマンが”X”のお面を被っていたのは笑ってしまいましたw

ED~

泥末の溶ける凶器は密室もの。
ナメクジに毒を塗って密室に放ち・・・ってひどすぎる・・・。
これを酷評した千野さんは普通の感性ですよw言い方の問題はあったんでしょうが。
(というかそもそも審査の過程は口外してはいけないはずw)

そしてこんな頓珍漢な内容の推理しか書けないはずの金満さんが実際の犯行でこれだけ計画的な事件を起こせるのも謎。今回の犯行をそのままミステリーとして書けばよかったのに、と思えてなりません。


というわけで全体的にミステリーとしては楽しめました。
しかし金満さんの行動や狙いなどいろいろと無茶苦茶なところも多かったように思います。扇澤さんらしい一風変わった脚本と言えばそうなのかもしれませんが、個人的にこの”ずらし方”は少々疑問が残ります。

(関係ありませんが今週は久々に「トリック’07」のBGMが聞けてうれしかったです。旧曲メインの選曲でしたね。)

個人的評価:7(満点10)


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